ホーム > 恋愛・復縁・結婚 > 彼女のご両親とも疎遠になる。
彼女のご両親とも疎遠になる。

横浜医療センターに僕は担ぎこまれた。昏睡していて僕自身まったく記憶がない。

三日間僕は眠った。

三日目に目を覚ますと、傍らに母が心配そうに僕の目覚めを持っていた。僕の身体の周りは管だらけである。点滴やIVH、中心静脈栄養のカテーテル。鼻には酸素を送り込む管。そして心拍を図る心電計。ICUとは、こんなに騒々しく医療器械に囲まれている場所だということが初めて体感した。

一般病棟に移った私は、気力を持ち直すことなくふさぎこんでいた。直りたくない、このまま体をもっと悪くしたい・・意識が戻れば、僕はまた悪魔と戦わなければいけない。もう僕には無理だ。

次の日、僕が意識を取り戻したという事を聞いた彼女のご両親がお見舞いに訪れた。僕はご両親にこんな惨めな姿を見せることが辛く、ずっと顔を背けていた。

将棋で交友を深めていた彼女のお父さんが、最初に口を開いた。
『○○君、すまない。こんな娘に育てた覚えはないのに、私たちの育て方が悪かった』とむせび泣くようにお父さんとお母さんは僕に謝罪した。どうやら彼女は実家ににも連絡をしてないらしい。

そのときである。
うちの母が、そのご両親に激怒して、彼女のしでかした悪意を責めた。
『息子をこんな状態にしたお宅の娘が許せない。一生恨んでやる』普段の母は優しい母なのだが、このときは僕の事を心配して、また愛してパニクッていた。

僕はどうすることもできなかった。
母を止めようとしたが、言葉も出ない、体も動かない。

それを境に、彼女とのご両親とは疎遠になってしまった。





関連記事

コメント

本当に、映画を見ているようで…。
彼の気持ちを考えると、切なすぎます(>_<)
彼はこの後どうなるのでしょうか?
彼を捨てた彼女は、幸せになることができるのですか??
続きがとっても気になります。。

もこさん、ありがとう。
続きをお楽しみください。

彼女のご両親とは会わないほうがいいかもしれませんね。
傷口を癒しあうことはできないのだから。
男性のお母さんの言葉も、わかります。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する