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ポジティブとネガティブ

ポジとネガ。

写真に例えるのなら、ポジとネガの原形は同じである。デジカメの主流の時代、今はほとんど使っていないフイルムというものがある。それをカメラの本体に収め、シャッターを押し写真を撮る。撮ったフイルムを現像液に浸し乾燥させるとネガフイルムとなる。ネガからプリンターに搭載されている2種類の三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)(レッド・グリーン・ブルー)のフイルターに光源をあてて印画紙に焼き付ける。その印画紙を現像液、漂白液、定着液に浸し乾燥させると写真が出来上がる。


私は若い頃写真の技術者として10年以上働いたことがある。一日に10万枚のネガフイルムを焼き付けたことがある。色彩のカラーや濃淡が反対側にあるネガの世界。白は黒に写り、赤は青く見える、まるで反対の世界。その世界の特徴をとらえ、濃度はいくつ、カラーバランスの補正はいくつとキーボードを叩きながらプリンターに指示を与える。そうして私がイメージした通りの写真ができる。出来上がった写真より、ネガフイルムを見れば、この人は写真を撮るのが下手か上手か分かる。プロの写真家のフイルムも現像したことがあるが、やはりプロはプロ、シロウトとは違う、ネガに引き締まったバランスと調和がある。シャウカステンという光版に当てるとその差がくっきりと分かる。


年取ってから、今もポジとネガの世界の仕事をしている。職種の内容は変わったが、今度は心のポジとネガの世界だ。不思議な因果の世界である。


そして、
ポジの原形はネガである。反対にネガの原形はポジである。その二つは同じ人間の心の中に同居している。それぞれの性格を持ちながら。


世の中のすべてがポジティブ思考、前向きに生きているわけでもない、反対にネガティブ思考、後ろ向きに生きているわけでもない。その二つが同居して生きているのである。個人の性格によって、ポジティブがやや強かったり、ネガティブがやや強かったりしながら生きているのである。状況や環境にもよって、ネガとポジのバランスはいろいろ変化するだろう。心の明暗がいろいろ変化するのが人間なのかもしれない。ネガティブはポジティブの原形である。それを知った私は、もっとネガティブを研究したくなった。ネガをポジに変えるには、ネガの特性を知ることである。そしてどういったフイルターの光源をあたれば、鮮明なポジに変わっていくのか、今後も修練を重ねていきたいと思う。

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コメント

なるほど!
先生、お写真を扱うお仕事をされていたのですね。
最近は、フィルムを見ることも少なくなりました。
わたしは、さまざまな資料を扱うお仕事をしています。
膨大な、もう使われないような、二度と目にすることのないような、
消えていく運命にある「モノ」たち。フィルムもあります。
消えゆく媒体。
消えゆく記録。
消えゆく記憶。
それでも、いつか、また姿を変えて、形を変えて、
誰かの目にとまり、光の当たる可能性のあることを祈りながら、送り出す。
目に見える現象と目には見えない現象と。
どちらにも目を向けて、バランスよく始末したいです。
なんだか、また元気をもらいました。
ありがとうございます!!

なるほど。とても納得しました。
彼と別れた原因が私のネガにありました。
ネガティブな事は言うけれど欲望があるからこそなんですよね。
人といる時には極力発しないのが一番だと思いました。

なるほど、
ポジとネガはもともと同じもの。
ひとつの事象も、ポジティブな側面、ネガティブな側面があるわけですね。
だったら、どちらの側面を活かして考えて行動するか・・・
そこが、大事なんですね。
とてもよい気づきがありました。
ありがとうございました。

先生のブログ、毎日欠かさず読ませて頂いています。
私はよくネガティブになってしまい、自分を追いつめてしまいます。
けどネガはポジの原形と聞いて、驚いています。

ネガティブになりやすい性格を変えたいです。
明日からの記事も楽しみにしています。

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