妄想は心をすさませるだけ。

不満やいらいらを回避させる方法は、常に頭から妄想を追い払うことである。

たわいもない空想のことだからといって、一笑にすますことではない。

妄想のもたらす害は計り知れない。

今の状態に満足はできないし、かといって、努力を重ね、気長に成長していこうという忍耐も持ち合わせていない。

そこで、想像の翼を広げ、あれこれ望ましい境遇に自分を置いてみて、これと思うものがあると、たちどころにその空想の王国の主になるわけだ。

しかし現実には、自分の勝手な気ままな空想のように、墜落した人間のための理想郷をつくっているだけである。

妄想というものは、あっというまに人間の魂を支配してしまう。

現実の世界な努力をするよりはるかにやさしいからだ。

心は妄想によって間違いなく害される。

空想の中で遭遇する困難や障害も自分の優秀さを証明するためのうその道具にすぎない。

たわいもない空想に支配され、振り回され始めると、たちまちにして現実に対して不満を覚えるようになるものである。


世界の自己啓発
ジョン・トッド著(自分を鍛える)
の中から引用。
ジョン・トッドの深い学問に対する洞察力は私もいい刺激を受けています。

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