彼は見込みがないとしても、やはり別れることは辛い。
こんな結末になるなんて予想もしていなかった。
最初の頃の彼はとても優しくわたしのことを愛してくれた。そのときの彼の情熱は本物だった。「僕と結婚を前提に付き合ってください」あるいは、「お互いいい歳だから、結婚を前提にお付き合いましょう」といってくれて、わたしはその言葉を信じて彼と付き合うことを決めた。
そして、前回の記事、9/8配信の「はっきりしない男性に白黒決着をつけるべきか?」によってわたしは白黒決着をつけた。
頭ではわかっていました。彼とは決着をつけて別れることが正しいとわかっていました・・・でも、女の情がそれを許さないのです。女の情が、なんてことをしてくれたのと後悔しているのです。頭では見込みのない彼だと分かっていても、女の情が期待してしまったのです。
彼の愛が本物なら、きっとまたわたしを愛してくれる。最初の頃にように私を大切にしてくれると期待してしまったのです。でも、それは叶いませんでした。彼はわたしの期待に応えてくれませんでした。頭ではわかっていました、そうならないことも、でも女の情がそれを信じてしまったのです。
後悔の慚愧に耐えない女性。
今は目の前が真っ黒です。
将来の希望は何ももてません。
いま、脳裏にかすむのは彼のことだけです。
彼を傷つけてしまった。なんで自分は白黒決着をつけたのだろう。あんなことはするべきではなかった。決着をつけなければ、今でも彼と付き合えていたのに、わたしはなんてことをしてしまったの・・・。
女の情は凄まじい。また女の情は凄い。女の情にまさる正義もルールもない。すべてのルールを消し去ってしまう。すべての正義を消し去ってしまう。女の情にかかれば、法律も正義もルールも通用しない。すべて女の情が飲み込んでしまう。
しかし、この凄まじい情があるうちは、女は幸せになれない。なぜならこの情は原理原則から外れているからだ。この情を正しく使ってこそ女は幸せになれる。別れた後は、そっちに力を注ぐべきだ。
法律も正義もルールもない女の情に対しては、まず目を覚ますこと。そのためには、自分の判断は正しかったと常に思うこと。自分の判断は間違っていたか?「いや、正しかった」と常に自分に言い聞かせること。情から抜け出すには、常に理性のある正しい言葉を言い続けるしかない。
信念は学問がないと生まれない。それと同じで執着した情を打ち消すにも学問が必要となる。情だけにほだされたのでは人間とはいえない。それでは動物と一緒だ。知恵のある人間が動物と同じ感情では進歩がない。せったく頭を使って別れたのに、また情によって戻されるようでは、自ら自分の人生を破滅させることになりかねない。
情というのは恐ろしい。原理原則のない情は悪魔といっていい。悪魔化した情を退治しないと、別れた彼と同じように、あなた自身も見込みのない人間になってしまう。それじゃ、別れた意味がなくなる。なんのために別れたか?それはあなた自身が、この手で未来の幸せを掴むために決断したこと。その決断は正しかったが、あなたは女の情によって苦しんでいる。
でも、大丈夫。
人間は知識で持って情を克服できる能力を持っている。そして、時間も味方につく。すべての悲しみは時間が解決してくれる。今はただ悲しみに明け暮れているが、いずれ、知識と時間がすべてを解決してくれる。
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