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5年間順調にいっていた二人の恋愛は2006年の春くらいから雲行きが怪しくなってきた。

『5年も付き合っているとお互いに甘えが出て、ワガママやケンカもその頃は多くなった』

『私も30歳いつまでも独身でいるわけにはいかない。そろそろ彼との結婚も真剣に考え始めていた』

永すぎた春?

結婚への意識。

得てして起こるこの現象は、男と女ではズレることがある。付き合い初めの半年間は彼が夢中で、彼のほうから結婚を要望してきた。

『その頃の私は結婚はまだいいや、他にやる事があるし、このまま楽しく付き合おうよ』と彼の結婚願望に断りを続けた。

半年を経過して、二人の付き合いには馴れ合いに似た習慣が出来上がった。

男のほうは習慣ができてしまうと、『このままでいいや』と変に安座してしまうところがある。

恋愛オンリーに夢中になった時期が過ぎ、彼も彼女も仕事や生活面で忙しくなった。

彼女も働くことが大好きで、趣味や友達との時間を大切にしていた。その点は女性が彼一色になるより、男とのバランスはよくなる。だから5年もほとんどトラブルがなく付き合っていけたのかもしれない。
 

だが・・・5年過ぎたあたりからトラブルが起きた。それも取り返しのできないトラブルである。

続く。






復縁には、彼との付き合いの中で愛情の深さがどれだけあったか、それが大きなポイントとなる。たとえ今は彼の気持ちが冷めて、もう好きではないと言われていても、二人には5年半という歴史があるはずだ。

鑑定のあと、その愛情物語を聞くためのおしゃべりタイムである。

ポイントの質問を織り交ぜ、彼女の話に私は耳を傾ける。そして要点を時系列ごとに私はメモをとる。

いつ、どこで、何をして、何があったか。

起承転結式で私はメモをとる。

彼女は二人の出会いから付き合い始めのころを楽しそうに語った。

ひとたび女性はリラックスしての会話モードになると、そのときどきの場面が映画をみるような感覚で上手に喋る。男性と比べて言語能力の高さを感じる。


デート先のエピソード、食事のときのエピソードなどを聞くと、二人は間違いなく好きでいたし、愛し合っていたという事実がみえる。二人にはちゃんと愛情の深さはある。いやあったと私は判断した。


続いて、

二人の気持ちにズレが起きたあたりを聞き出す。別れに至る原因がそこにある。
彼女の場合も、やはり一般的な女性が繰り返し起こす過ちが原因だった。

続く。


彼とは5年半の付き合い。手相上にも24才の半ばにスタートのチェックが入っている。

スタート時は愛情線だけではなく運命線上にもチェックが入っている。手相鑑定による運命の相手である。

『最初は彼が熱烈でした。彼からのアプローチ、誠意ある態度にひかれて付き合うことにしました』

うむ、男の恋愛の初期衝動だが、八白土星は初期に関しては、慎重でおくてが多く、そんな性質からして彼は『よほどあなたのことが気に入ったのですね』と答えた。

商談の待ち時間の合間、寸暇を惜しんでブログしているので続きは後で書きます。


手相を観ながら、彼女の恋愛の経緯を聞くことにした。


私は、手相と照らし合わせて経緯を聞くことにしている。

宇宙空間のような手のひらに彼女の恋愛の初期、中期・安定期、そして危機、不安、苦しみが現れている。

恋愛線である愛情線の微妙な変化を見逃さないよう、押したりつまんだり、ひっぱったりしながら、いろいろな角度から観るようにしている。それと彼女の経緯の話を手相とリンクさせて観ている。


よく愛情線のことで質問を受ける『これが彼の線だよ』と線の位置を教えることはできるが、そね見方、その意味は言葉では説明できない。私が今まで5000人の愛情線を観た経験によるもので、長年の経験から積み重ねた勘みたいなものだから言葉では説明できない。

手のひらの小さな宇宙である。

そうやって現状を細かく分析する。


おもむろに彼女は、彼と付き合いころの話をし始めた。

『先生、ちょっと待ってねノートを見るから。あのー私話すのが上手ではないのでノートを見ながらでいいですか』

『もちろんいいとも、その方が分かりやすい』

(彼女のノートには、彼との付き合い始めから別れに至るまでぎっしりと書いてあった)

私と話をするのに要点をまとめてきたようだ。その方が相談はスムーズに行くし、こちらとしてはありがたい。


鑑定結果は要約すると、こうである。

彼の生年月日は気学上の八白土星。血液型はA型。姓名判断による鑑定は人各運が16(吉)地各運17(吉)外各運(13)吉 総各運(32)吉、である。

大学院まで進み、大手製薬メーカーの研究員として社会に出ている。正確は慎重ではためにはおとななしく見えるが、なかなかの頑固者で、一度自分がこうと決めたら撤回しない性格である。以前にも八白土星、六白金星を相手とする復縁にチャレンジしたことがあるが、なかなか手強い相手でもある。

手強いというのは意志が鉄のように固く、理論的で情より理知を好み、実利的なところもある。そしてなかなか人を信用しないところもある。

なかなか人を信用しない部分が他の気学の性質の星たちとは違う。一度嫌いになると、ここまで冷たくなれるものかと思うところもある。その代わり信用するに値する人と付き合うと、とことん身内のように信頼する。理論的で戦略的実利的な部分が多く、その反動で身内的な愛を求める。実家に長くいるタイプも多い。

そんなタイプの彼に一番してはいけないことは、『裏切り』である。女性がほんの軽はずみで浮気でもしようものなら、相手が絶世の美女でも別れる。

特に八白土星はその部分が謙虚に現れる。一度信用した相手が裏切ると一生許さない。

裏を返せば、信用して裏切らなければいいのである。そして信用されれば身内のゾーンとなる。そのゾーンになればよほどのこがない限り、愛情は続く。

八白土星の特長は『身内の星』である。親、兄弟、親戚、他の星たちより年をとるごとに大切にする。そして結婚して家族ができれば、家庭中心のパパになることが多い。

若いころの(20代)の八白土星は、理知的な部分と慎重な部分が功を奏していろいろなものにチャレンジする。恋愛もそうである。『ナンパをする八白土星を私は知っている』まだ情の部分が希薄なところがあり、それはたぶん理論的な部分でいろいろ自分をためしているのかもしれない。身内は大切にするが、遊びは無茶というところもある。そしてクヨクヨ悩む性質でもある。特にA型は本来の血液型の性質が作用して、より以上に慎重で、決断力が乏しいとこもある。決心するまであれやこれやとB型やO型の10倍考えるかもしれない。短絡的な決断をせず、理知的で戦略的な決断ができると、それはもう、鉄の意志、目的に向かって頑固たる信念で進むのである。

八白土星のA型のクヨクヨ悩でいる姿を見かけるが、本人は悩んでいるのではなく、最悪の事態を想定していろいろ考えているという。そして決断すると、頑固に撤回しない。

恋愛もそうである。

彼が別れを決心すると、もうダメなのである。

続く。


日曜の朝、ケイタイがなった。予約のお客さんである。

日曜は基本的に休むことにしているが、ここのところ毎週出ている。

楽しみにしていたごろ寝と読書タイムに別れをつげながら、占い館に足を運ぶ。
二時間の予約なので、まあいいか!の気分で車を走らせる。


午後1時にそのお客さんは見えた。

いつも通り、名前と生年月日、血液型などを記載していただき、相談に入った。
すると彼女はバックから分厚い大学ノートを取り出した。


『先生のブログ全部読ませていただきました。すごく参考になり、重要なところは、コピーして毎日の通勤の時間に読んでます』

自分の書いた記事が、人の役に立っているところに遭遇するだけで、ブロガーは嬉しい\(^O^)/

その子は、

ただコピーだけではなくて重要なところはアンダーラインのマーカーを入れ、さらに自分なりのコメントを付け加え何度も何度も読み返している痕跡があった。
私より恋愛日記の記事の内容を把握していた。

なかなか感心した子である(^^)v



最初に手相鑑定から入った。

年令30才、六白金星、O型。30付近の愛情線を見ると愛情は深いが、線は失恋線になっていた。

そのことを彼女に告げると、高揚した感情が一気に吹き出し、涙となった。

あふれ出る涙と戦いながら、いじらしく彼女は語りはじめた。

ここへ来る前、10件以上の占い師に観てもらったとのこと。

タロット、星占術、四柱推命、手相、そして極め付けは霊感で有名な先生。

占いでは、私よりはるかに実力があり、有名な占い師の方々だと思う。

そして出た答えが、彼女の満足する答えではなかった。

『彼は、もうあなたに気持ちがありません、新しい女性に夢中です。彼との復縁は無理でしょう』

そしてさらに、

『彼はろくな男ではありません。あなたの知らないところで、こんな・・・悪いことをしています。今後とも彼の人生には悪運がたちこめるでしょう。事業に失敗し大きな借金を背負うことになるでしょう』

うーん。彼の気持ちや未来をよむ占い師はすごいと思う。人生と運命が占いの予言通りに決まるとすれば凄いことだ。

『私の占いは現状把握占いですよ。先についてはある程度予測はできるが、確かで真実なものはない』


『分かってます。先生のブログを読めば、普通の占い師でないことが』


『普通のおじさんだよ』


『ぶっ(笑顔をみせる)普通の人だけど、恋愛における知識や経験は私にとっては神様みたいな存在です。先生のブログ、私は勝手に神のブログと呼んでいるのよ』


『いやー。。(恥ずかしい穴があったら入りたい、嬉し、恥ずかし、もっと言ってよである)。。。』


涙のあとのリラックスした笑顔。

話の核心に入ることにした。

二人の出会い。

二人の付き合い。

そして別れた理由。


復縁で悩んでいる方。

過去の復縁の相談で、成功した例を具体的に記載します。

この方法があなたに敵しているという保障も根拠もありません。

ただ、たまたま偶然にまぐれで復縁ができたというシロモノでもありません。


技術に基づき、目標と計画を立て実行し続けた成果とだと思っています。

技術とは、

経験と学問を修練したものです。

人が持つ、本能的な部分や感情的な部分では個人が持つ能力には限界があります。

例えば女性が復縁を望む場合、女性だけの感情だけでは復縁は無理でしょう。

対向に男性の気持ちや心理があります。それは女性とはまったく違うのです。

つねづね私は思うのですが、『あなたの考え方と正反対の考え方で男に接した方がうまくいくよ』といつも思っています。

あまりにも、女性の感情や考え方だけで行動して男性に嫌われている傾向が多いからです。

失礼だが、焦りと感情だけでやりすぎたものはすべて相手に嫌われ、失恋しています。

男性はあなたと同じではないのです。正反対の生きものなのです。それをまず始めに理解しましょう。


これからブログする復縁までの物語は、私のもてる技術を駆使したものです。

もちろんお客さん当人も私の技術に賛同し、一緒に努力していきました。

占い師と顧客によるマスターマインドです。

次回からブログしていきます。


男を追いかけるのではなく、夢を追いかける(笑)

夢を追いかければ、自然に男が追いかけるようになる。

男脳の自然界の掟は、追いかけるように脳がインプットされている。この脳を改善することは残念ながら女性の力では無理なのである。

人類に知恵が授かり、何万年も経っているのに、未だにこの法則に気づかないでいる。世界中の女性たちが何万年も同じ過ちを繰り返している。

オーバーな表現になってしまったが、ルールズ始め多くの恋愛相談をこなしてきた私もこの法則は真実だと思う。

『女性から告白した恋愛は長続きしない』というのを私は経験から覚えた。もちろん女性から告白してうまくいっているカップルもいることはいる。しかし、それはごく少数であり、基本はやはり男性からの告白にて付き合ったカップルの方が長く続くし、将来は結婚へと進むのではないだろうか。

とは言っても、理想の男性はなかなか自分に告白してくれない。どうでもいいような男が告白してきても女性は嫌なのだ。

また最近の若い男は、恋愛の責任を取ることに非常にプレッシャーを抱いているので、なかなか告白をしない。友達延長の恋人を求めたがる。それは友達ならSEXはできないが、男性の希望はSEXのできる友達である。まったく責任のとれる自信がない男は都合のいい女を求める。

昔の世代の男は(私もそうだが)給料は少なくても女をかこうぐらいの度量はあったと思う。現代に男性にないとは言えないが、昔の男よりは希薄になっている。

そんな希薄な男が、唯一結婚してもいいぐらいの愛情表現をしたいと思う女性は、やはり夢を追いかけている女性ではないだろうか。

高値の華ではなく、小さくても夢に一生懸命な女性。それはとても魅力的に男には写る。

私はよく、恋愛と同時に自分磨きをスタートさせなさいと言う。

そうでないと男とバランスが崩れてくるからだ。

恋愛の初期の男の愛情が永遠に続くと錯覚してはいけない。あの初期現象は男が頭に血が上っているためのもので、本当の性格ではないのである。獲物を取るための本能の条件。簡単に言えば、SEXをするまでの衝動といってもいいのではないだろうか。

本物の恋愛は、その衝動が終わった後からである。

初期の衝動が終わった男は本来の姿に戻る。

その辺から、女性の日常のすべてが彼中心への考えに変わってくる。

メール・電話・デートの回数が減り、回数が減ったその分女性には不安の波が押し寄せてくる。

そして・・・

何万年も続いた女性たちの過ちを繰り返すことになる。

その過ちを防ぐ方法は、恋愛と同時にスタートさせた自分磨きにある。

彼が忙しいとき、平気で一人遊びのできる女性。

又は、自身を向上させる何かを持っている女性になることである。

そうすれば、男ばかりに依存することもなくなる。

少々の依存は、男にとっても心地よいが100%の依存は男にとってこれ以上の重たい存在はない。その重たい存在が、世界中の男たちが別れようと決心する材料となる。

重い材料で、男が別れを決心させないためにも、彼以外の夢を持つことは大切である。

男でも女でも夢を追いかけている人は魅力的である。



妄想は心をすさませるだけ。

不満やいらいらを回避させる方法は、常に頭から妄想を追い払うことである。

たわいもない空想のことだからといって、一笑にすますことではない。

妄想のもたらす害は計り知れない。

今の状態に満足はできないし、かといって、努力を重ね、気長に成長していこうという忍耐も持ち合わせていない。

そこで、想像の翼を広げ、あれこれ望ましい境遇に自分を置いてみて、これと思うものがあると、たちどころにその空想の王国の主になるわけだ。

しかし現実には、自分の勝手な気ままな空想のように、墜落した人間のための理想郷をつくっているだけである。

妄想というものは、あっというまに人間の魂を支配してしまう。

現実の世界な努力をするよりはるかにやさしいからだ。

心は妄想によって間違いなく害される。

空想の中で遭遇する困難や障害も自分の優秀さを証明するためのうその道具にすぎない。

たわいもない空想に支配され、振り回され始めると、たちまちにして現実に対して不満を覚えるようになるものである。


世界の自己啓発
ジョン・トッド著(自分を鍛える)
の中から引用。
ジョン・トッドの深い学問に対する洞察力は私もいい刺激を受けています。


昨今の復縁ブーム。

時代が今それを望んでいるのか、昔よりはるかに復縁希望者が多くなった。

少なくとも私が若いころは、復縁なんて言葉もあまり聞いたことがない。

みな『失恋』で済ましていた。

ひとつの恋が終われば、次へ進むべきだと何となく自覚していた。

たまに想い出や未練として、過去の好きな人を思い出しても、ふと懐かしさが脳裏を横切るだけで、またいつもの生活に戻った。

失恋したばかりは、悲しみに明け暮れ、日常のすべてに否定的になり生きる希望さえ失ってしまう。『もう二度と恋はできない』と恋愛否定症候群まで陥ってしまう。

悲しみの数週間が経ち、人が持っている忘れていくという作用が働き、悲しみが癒されていく。それからだんだんと日常を取り戻していく。

月日が経ち、時間と共に人は本来の自分を取り戻していく。

そうして人はまた新しい恋をする。

ところが、昨今の復縁ブーム。

忘れていくという作用が働いてない気がする。

その最大の要因は、私なりの勝手な解釈だが・・・

それはケイタイのせいだと思う。

とくにメールである。

簡単に個人が連絡しあえる。文明の機器が、復縁ブームをつくっているのではないかとさえ思える。

昔は個人がいつでもどこでも連絡できるケイタイというものはなかった。家庭電話か手紙のみにしか連絡手段はなかった。

家庭電話の場合、家人を介することが多く、本人が電話に出たくないときは居留守も使えた。手紙もそう毎日書けるシロモノでもない。別れた相手との連絡は面倒で難しい状況でもあった。

ところが現在はどうだろう。「ケイタイ」

他人を介することなく気が向いたときに、ポンとメールを送ることができる。そして彼から返事が来ない。彼の持ち物であるケイタイから返事が来ない。その冷たい仕打ちがますます恋心に火をつける。そしてことあるごとにメールを送る・・・・

プライド高い男でも、頑固な男でも、意志が優柔不断になるときがある。

ふと・・・彼女のことを思い出し・・・メールを送ったりする・・・簡単に操作できるケイタイのおかげである。

諦めかけていた女性にとっては、忘れかけていた女性にとっては彼からのメールは罪でもあり、期待を持たせるものへと変わる。→・・・→それが復縁を強く望む気持ちへと変わるのではないかと思われる。

文明の利器である簡単に連絡をとれるケイタイ。これが昔の恋愛と現在の恋愛の動向を変えてきたのではないかと、私は勝手に推測しています。

またその文明の利器は、使いようによっては復縁へと結びつける方法と手段にもなる。私がかつて、何人もの女性たちの相談を受けて、復縁までたどり着いたのはやはりケイタイのメールを有効に使ったおかげでもある。

昔は失恋で済ましたが、今は復縁にチャレンジする傾向が増えたのはそのせいかもしれない。