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相談が終了し、思い当たるところをブログします。

女性のみなさんへ、

誠実な男性とのみ恋をしましょう。

誠実とはあなたを大切にする男性です。それが誠実な男性の基本です。

あなたを振り回す男は誠実とは言えません。

あなたに冷たくする男は誠実とは言えません。

自分の都合ばかり優先する男も誠実とは言えません。

女性を振り回す男は、『ろくな男ではない』とあなたの法則に入れてください。

女性の相談を聞いていますと、どうも振り回せられる男を好きになるみたいです。

断られて、冷たくされて、振り回されて、それでも彼を追いかける女性があとを絶ちません。

それは恋ではないのです。

執着と母性愛とプライドの権現なのです。

恋愛の基本に戻りましょう。

女性は大事にされて価値が上がるのです。それが本来の姿です。

それを忘れないでください。

今日の鑑定内容から、勝手にブログしました。


話をいつ切り出そうか。

彼はそのタイミングをはかっていた。

彼女とお母さんは台所のかずけが終わり、コーヒーと和菓子を持ってきた。


コーヒーを一口飲んで、彼はおもむろに口を開いた。

『おかあさん、あのー・』
母娘は彼の話に真剣に耳を傾けた。


『今日はお詫びがあってきました。○○さんとはいろいろあってお母さんにご心配をおかけしました』


『私は心配してないよ、うちの娘はおっちょこちょいなので、逆に迷惑かけたのではないかしら』


『いやー僕のほうこそ迷惑かけっぱなしで』


そうですよ、あなたがうちの娘を振り回したのだから、あの子が暗く落ち込んだのはあなたのせいよ。と内心言いたかったが、娘と事前に打ち合せをしているので、その気持ちはセーブできた。


『そうそう、○○さんがこちらに見える前に、ご実家のお母さんに電話しておきました』


『えっ、うちの母に?』
一瞬彼はドキリとした。

『そう、ふつつかな娘ですがよろしくお願いしますと、そしたら向こうのお母さんもたいそう喜んで頂いて、ご丁寧な言葉をたくさん頂戴したわ』


汗。。手回しのいい早い展開に彼は焦った。もう親同士は先に進んでいるのだ。

彼としては、まだ結婚にはふんぎりがついてないが、喜んでいる彼女のお母さんの期待を男として裏切るわけにはいかない。彼は腹を決めて次の言葉を言った。

『○○さんを僕にください』と深く頭を下げてお願いした。


彼女が待っていた言葉である。彼の言葉に彼女はしばらく酔い痴れていた。


○○何やっているの!と母の言葉で彼女は目が覚めた。


さっさ、こっちからも彼にお願いしないと。

『こちらこそよろしくお願いします』母娘そろって彼に深く頭を下げてお願いした。


契約締結である。


三人お互い頭を下げているシーンは思い出に残る一場面である。


頭を下げながら、母娘は『やったね』とウインクしながら目で合図を送っている。


彼はきつねにつつまれたように結婚の契約締結をしてしまった。しかし、遅かれ早かれそうなるし、これで踏ん切りがついたと彼自身思うようになった。


彼女が洗面所にいったとき、母は彼に一言いった。


『うちの○○を悲しませることはなさらないでね。あの子はとてもいい子でうちにとって宝のような子だから、大事にしてください。もし、あの子が悲しんだら、わたしあなたを一生許さないから』涙目をためながら、母は彼に言った。


あまりの迫力に彼は押されたのか、『だ、大丈夫です、○○さんをぜったい幸せにします。たがらお母さん安心してください』


彼の言葉を聞いた母はにこりと笑って、『そう安心したわ、ありがとう○○さんあっ、今の話、娘には内緒ね』


『はい・・』

彼は母親とも約束を締結してしまった。


男の関門が終わり、彼はおいとますることにした。


彼女は駅まで彼を送り、彼は『君のお母さんはすごいお母さんだね』

『え、なにが?』

『いや、ちょっと感動した、君のお母さんの期待僕は裏切ることができないよ。また連絡するよ』と彼は駅のホームへ向かっていった。


家に帰ると彼女は母と女優としての演技の評価を笑いながら語り合った。


母娘の作戦勝利である。


続く。


日曜の午後、彼と彼女は半年ぶりに逢った。


不思議と緊張感もなく二人は逢うことができた。


会うまでの電話での話し合いが二人の信頼関係を取り戻していた。


そして彼女の実家へ。


何度かお邪魔をしているが、彼女と六年も付き合ってこんな関係で伺うのは初めてであり、実家につくと彼の緊張が走った。


お母さんはお昼を用意していて二人を迎え入れた。


何度もここでごはんを食べ、泊まったりもしていたが、今日は特別感慨に更ける。


『お母さんすみません、毎回ごちそうになって』


『いいのよ、久しぶりに来たのだから、いっぱい食べていって、○○さんごはんおかわりは?』


『あっ、もうおなか一杯で』


食事が終わったあと、お母さんはいそいそとあとかたずけをした。彼女も洗い物を台所でお母さんの手伝いをしている。


一人取り残された彼は、リビングでテレビを見ている。いつお母さんに話をしょうか、彼なりのタイミングをはかっていた。


このまま何も言わずに帰ってしまおうかな、いやいや今日はつきり言わないとだめだ。と、慎重な彼は彼なりに悩んでいた。まだ、こちらへ来てごはんを食べただけである。話らしい話は何もしていない。


続く。


男にとって、彼女の親に会うのは緊張するものである。


それは関門である。その関門を無事クリアできれば、後は結婚へと突き進むのである。


彼女の親に彼を引き合わせる前に、彼女に占い館に来てもらった。


ただ挨拶だけで済ますのではなく、しっかりとした約束、契約を締結させる方法である。


そのために彼女のお母さんに一役かってもらうのが一番いいだろうと判断した。

聞くことによると、彼女の母は今回の彼女と彼の件でだいぶ怒っているらしい。娘がこんなに苦労しているのに彼のふがいなさに腹を立てている。


これをこのままぶつけたら破談になる。


しかし、娘を思うこの気持ちはチャンスである。


男が知らないところで、外堀がどう埋まっていくのか最後の想定問題である。


続く。


半年振りに彼の声を聞いた。

寝ぼけている声がだんだんいつものトーンになっていった。

普通だった。

以前と変わらない彼だった。

男の人ってどうして普段着にすぐ戻れるのだろう?

こちらは緊張しているのに、彼は最初だけ、あとは彼のマイペース。

でも嬉しかった。

現在どうしているのか、仕事や生活面から話しがスタートし、

それから付き合ってた時の思い出話やエピソードを笑いながらいっぱい語り合いをした。

デイズニーに行ったときのエピソードやスノーボーに行ったときのエピソード、共通の友人を話題にしたり、二人でよく行ったお店の話題も。

そして、親の話題。

彼は僕の両親を『好きになってくれてありがとう』と言ってくれた。

『私あなたのご両親大好き、あんなに良いお父さんとお母さんはいないわ』

彼もまんざらではなさそうな声が電話の向こうから聞こえてきた。

そして、彼からの提案。

『実は・・・』



『君の親に挨拶に行きたいのだが・・・』


『えっえっ、どうして??』


『親父に言われた、○○さんに迷惑をかけたのだから、向こうの親にちゃんとお詫びに行きなさいと』

私は一瞬悪夢が横切った。

『彼は、私の親にあって、私と付き合えないことを親に言うつもりだわ』・・・と。

『どんな・・・お詫びをするの・・・』と私は自信のなさそうな声で聞いた。


『いやーちょっとね・・・』

彼の沈黙が始まる。

私は悪いほうへ悪いほうへ考えが進んでいった。頭の中では、彼が私の実家に行って、お母さんに『許してください、よくよく考えたのですが、○○さんとは付き合うことができません。ご迷惑をかけました』と悪夢の想像をしていた。

彼がぽつりと、

『どうして君の実家に行きたいのか・・・聞きたい?』

『ええ・・・汗』


彼は『はあー』と深い深呼吸をして。


『○○を僕にくださいというつもりなんだけど悪いかな』と男らしく答えた。


電光石火のごとく彼の声が彼女の耳の奥に響いた。

『あ・・』人はあまりにも突然の感動には声を失う。

彼女は泣いていた。


彼も彼女の泣き声を電話の向こうで聞いていた。

彼はその言葉を言うつもりではなかった。けど、久しぶりに彼女の声を聞き、話が楽しく盛り上がり、テンションも高くなった。彼女が自分の実家まで行って親を説得したこと、親も彼女のことを認めたこと、そして半年の沈黙。その半年間は彼女だけが苦しいのではなかった。彼も・・・苦しんでいたのだ。男性は女性と違って苦しみを他に開放するすべをあまり知らない、一人でかかえて悩むのである。彼も彼なりに彼女のことを考えていた。不安と同居しながら考えていた。この半年間で彼女に対する悪感情のすべてが消えた。またその感情はすべて自分のことを心配してくれた彼女の愛であることも認識できた。彼は親に『今度○○さんを仙台に連れてくるように』と言われた時点で決心をしていた。彼女と結婚しようと。


二人は電話で三時間以上話をした。

明日の仕事のことは忘れて。

愛の確信のある話が続いた。


続く。


女性の質問

○どうして男性は自分のことばっか話すの?あなたはそんなにすごいの、自慢話はあきるわ。

○楽しく遊んだ後やデートの後にメールをくれないのはなぜ?

○ちゃんと付き合ってくれないのはなぜ?

○どうすれば真剣な話をしてくれるの?

○彼とうまくいくために、なぜ私から連絡したり、尽くしたりしなくてはいけないの?

○付き合ってもう何年もなるのに、彼は結婚したがらない、どうすればいいの?

○うまくいかない男性ばかりを選ぶ私は男運が悪いの?


男性の質問

●どうして女性はストレートにものを言えないの?話がくどくど遠回し過ぎてイライラするんだよ。

●なぜ女性は素直になれないの?

●どうしてつまらないことでケンカになるのだろう?

●今の関係で僕は満足なのに、なぜわざわざ結婚しょうとするのか?


●なぜ僕を質問ぜめにするのか?


復縁(彼からの連絡)

男は迷っていた。

彼女に電話すべきか、それともメールで伝えるか。

ありとあらゆる状況を彼らしい慎重な性格が悩みを膨らます。

さんざん考えた末、電話をすることに決めた。そのほうが男らしいと思ったからだ。メールなんて小ずるい手段は使わない、正面から堂々と電話をしよう。

そうは決めたものの、ではいつ何時に電話しようか・・・しばらく連絡をとってない自分に○○はもう嫌気がさしたのかな・・新しい彼氏でもできたのかなぁ、もし彼氏ができたらそれでもいいけど・・・親になんて言おう、僕のせいじゃないし・・・電話にでなかったらどうしょう・・・ぐずぐず・・・

彼女と連絡が途絶えて半年である。

男も女性と同じである。いざ自分が電話するとなったら怖いのだ。

何も考えないでパッと電話できるタイプと彼みたいにぐずぐず考えるタイプがいる。私は一応考えるタイプは誠実な男だとみている。

夜9時、彼は意を決して彼女に電話をする。

『電話に出ない・・・』

それはそうである。彼女が職場が移動になったのを彼は知らない。

彼女はその頃会社で仕事をしていた。プロジェクト用広告のミーテングである。今日も帰りが深夜になりそう。ケイタイはバイブのままバックにしまってある。

『おかしいなあ、今ごろは家に帰っているはずなのに、何で電話に出ないんだ。僕からの電話を拒否しているのかな・・・』あらゆる妄想が浮かび上がる。


そして一時間後、再び電話をする。

『出ない・・・』

深夜の1時、疲れた状態で彼女はおもむろにケイタイをみると、彼からの着信暦がつごう7回あった。

『ええっ、彼からだわ、しかも7回も着信暦が』彼女は眠気と疲れがいっぺんに吹き飛んだ。

『どうしたんだろう、何があったんだろう』彼女は彼に電話をしてみた。

彼は寝ていた。

彼は夢とケイタイ音が重なって、ふと我に返るように電話にでた。

『もしもし』

続く。


彼はたんたんと生きていた。

平日は仕事に終われ、帰宅は平均して九時、夕飯は会社帰りのお店で外食をするか、コンビニ弁当である。
彼女と付き合っているころは、これでは健康に悪いといって、よく彼の部屋で手料理をつくってもらったりしていた。外食好きな女性たちが多い中で彼女はマメに彼のために、料理をつくった。


思えば懐かしい品々が彼の部屋にはいっぱいある。彼女の荷物である。


別れたのだから、彼女に荷物を返すべきか処分すべきなのに、彼はこのままにしている。


彼女はいないけど彼女の荷物とは同居しているのである。


今日は土曜日、彼は人を待っていた。


ご両親である。


東京でご両親の好きなコンサートがあり、ついでに息子の住んでるアパートを尋ねる予定である。


夕刻、彼の部屋にご両親がみえた。


開口一番ちゃきちゃきしたお母さんは、田舎からいっぱいもってきた荷物を広げ、これおいしいわよ、○○はちゃんとしたもの食べているの?と母親とくいの老婆心を披露する。


父親は長旅で少し疲れたのか黙っている。


彼の部屋の台所付近がだいぶ汚れているので母は掃除にとりかかろうとした。


『いいよ、母さんよけいなことしなくて!』


『いいから、母さんに任せておきなさい』父親の一言。


母さんは今日のコンサートの余韻を残しながら鼻歌まじりにルンルン気分で台所をかたずけ始めた。


『どうだ仕事は順調か』

『うんまあまあだね・・』
つまらない男同士の会話が始まる。


台所をかたずけ終わった母が、『そう言えば、○○さん元気?』と彼にふってきた。


『さあ?最近会ってないから分かんない』


『んまあ、ダメねえあんたは、彼女いい子よ、母の日にプレゼントを贈ってきたのよ』


『えっ母の日に・・』


『そうよ、うちの人は誰も母の日に感謝してないのにあの子だけはそれを忘れないで感謝してくれたわ、私もう嬉しくて、うちの息子とあの子を取り替えたいくらいだわ』母は冗談交じりに笑いながら言った♪


そして父親が、
『そういう子はなかなかいないよ、男にとっては有り難い子かもしれないな』


『そうよ、うちの息子にはもったいない子だわ、うちの息子は女心が分からないわ、お父さんに似たのかしら』


『おいおい母さんそれはないよ』 (笑)。


彼も笑っていた。


よほどお母さんは彼女の母の日の心つくしを喜んだのか、テンションが高く彼女を持ち上げた。いい子、いい子と連発して。


夜、ご両親たちは眠りに入った。彼の部屋に一泊して、明日の朝、仙台に帰る。

彼は、今日はいつもの夜と違って久々に彼女のことを思い出した。


『そうか・・あいつ・母の日のプレゼントをね・・』

翌朝、ご両親を東京駅まで送った。

電車に乗り込む前に、母親が言った。


『○○、お盆はどうするの』


『ん、帰るよ』


『じゃ○○さんも一緒に連れてらっしゃい』


『え!』


『いい分かったぁ!私○○さんにまた会えるの楽しみにしているわ、母の日のお礼をしなくちゃあ』


『そうだよ、絶対に連れておいで』父親も援護する。

『ん・・・わかった』


『それまで、彼女と仲良くすることよ、いいじゃあね』


電車は仙台へ向けて出発した。


彼はその電車を見送りながら、彼女と連絡をする決意をした。


続く。


今、復縁の具体例をブログしていますが、道のりはどの復縁も厳しいと思います。

お陰様で、復縁の恋愛相談が最近多くなってきました。

残念ながらすべての人が復縁をできるわけではありません。

壁の向こうに相手の気持ちがあるからです。

その相手の気持ちを少しでもこちらに向ける方法はないかと日夜努力しているのです。

一人で悩むより、やはり私と相談した方がまだ可能性は高まるという期待があって、毎日相談にのっています。

復縁を割れたガラスコップに例えた作者ですが、やはりその修復は難しいです。

女性の感情や心理だけでは、対抗にある男の感情、心理はつかめないと思います。

今までとはまったく違う方法も試みなければいけない場合もあるでしょう。まったく違う方法とは、女性の考えと真逆の考えを試してみることです。

例えば、
もう女性からはメールは電話は二度としない。

彼ばっかに向いていた気持ちを他の男性に向けてみる。

一度その方法を味わうと恋愛が楽しくなることでしょう。

相手にしない男は放っておいて、合コンや見合いをしてみる。見合いを悪く言う人がいますが、決して私は悪いと思っていません。それなりのバランスを考えての見合いなら、恋愛運を上げるチャンスだと思っています。男を見る目も養ってきます。

好きすぎて、彼一色でいいかというとそれも間違いだと最近は思うようになりました。

だいたい、女性を振り回す男はろくなヤツがいない。また女性は振り回される男を好きになり過ぎるのではないかと思います。

はっきり言います。

純粋なあなたを振り回す男は、ろくでもないのです。

それもひとつ、あなたの法則の中に入れてください。

ああ、もっとブログ書きたがったけど、鑑定の時間です。今日もいっぱいで、これからブログできません。



仕事に没頭しているうちに彼女にある変化が訪れた。

彼が小さくみえたのだ。


まだ彼のことが好きだけど、このまま無視を続ける彼が人間としてどうかなという疑問さえ感じてきた。


『あいつは何を考えているのか分からない、いつも私から動かないと前に進まない。私ばっかではなく、たまには彼から動いてほしい』


周りの男性も冷静にみれるようになった。みんな必死になりながらプロジェクトに燃えている。仕事を通してだが、彼より、男として頼りがいのある男性たちにみえる。


その中に気になる存在の男性がいた。彼より歳は三つ下で、私よりひとつ年下の男性である。


職場の飲み会で、たまたま偶然に隣り合わせとなり、話が面白く意気投合した。今度その年下の子からごはんに誘われている。二人で飲みにいくことになりそう。


彼はあの調子だし、うっぷん晴らしで飲みにいっちゃおうかな。


『ねえ先生、他の男の人と飲みにいっていいですか』

『それはダメです!』

『え?なんで』


『彼は人の裏切りを許さない性質だからです』


『裏切り?先生浮気ではないよ、軽く一杯いくだけですよ』


『それでもやめた方がいいでしょう。彼と君は半分身内みたいなものです。彼は身内のように信頼している人から裏切られるのがもっとも傷つきます。そして一生許しません』


『そう言えば、彼はそういうところがありますね先生、分かりました!年下君とはキャンセルします』


『その方がいいでしょう。誘惑に負けてあとで大きなけがをしないようキャンセルしてください、それよか、』


『え?』

『君は彼が小さい人間にみえたっていったよね』


『はい、殻に閉じこもっている彼が可哀相で』


『そうか、そう思うようになったか、これはいい傾向ですよ、君が冷静になって彼のことを見れるようになった証拠です』


『そう、なんか最初は彼のことを思い苦しかったけど、最近はあまり感じなくなってきちゃって、ときどき彼のことはどうでもいいやという自分がいるの』


『わっははは、やっと君も彼と対等になれたね』


『えっ、対等?先生がいう対等ってこれのことですか?』


『そうだよ、一方が追い掛けている恋愛は対等ではないのだよ。彼のことはどうでもよくなった。その心境こそ、男と五分で勝負できるってことさ』


『そうですね、今は以前より苦しくないのです。逢えない、連絡もなしなので、だんだん落ち着いてきてます』


『それはいい傾向だね、次のチャンスが楽しみです』

『チャンスはくるものでしょうか』


『絶対にきます』


続く。