王女様やお嬢さまは、男性たちの憧れである。洗練された貴賓のある美しさは見る者に眩しい輝きを与える。その美しさを求めて多くの男性たちがチャレンジしてきた。国の王、皇太子や王子、軍の指揮官である将軍や大佐、英雄と呼ばれた騎士、変わり者であれば007のジェームズ・ボンド、平民に戻って新聞記者、普通のサラリーマン、近所の青年とお嬢さまとのロマンスは数えたらキリがない。歴史から見てもお嬢さまは男性たちの憧れのマドンナである。なぜそのマドンナに憧れるのか、それは貴賓のある美しさがあるからだ。
「私は王女様でもないし、お嬢さまでもない、ただの平民の娘です」というのが一般的だろう。その一般的家庭で育った自分が貴賓のある美しい女性になれるわけないと否定するにはまだ早い。貴賓とは言わなくても気品のある女性にはなれるはずです。貴賓は身分の高い人のことを指すが、気品はどことなく感じられる上品で気高い人のことを指す。どことなく感じられる上品で気高い女性。これなら平民の子にもできます。育ちは普通でも、あるいは悪くても、自分の気持ち次第で何ともなります。王女様やお嬢さまになれなくても上品で気高い女性にはなれるはずです。その訓練を積めば、育ちは悪くても男性たちのマドンナになれます。
私はサラブレッドの引き継がれた貴賓よりも、訓練で築きあげた気品の方が好きですね。サラブレッドの貴賓は、正直言って一般社会の常識は通じない。平民の気持ちは理解できないし、考え方も異なり、生活する上での価値観も違ってくる。つまり同じ土壌では暮らしていけない。同じ土壌で暮らすのなら気品のある人の方がいい。そして気品のある人の方が好き。どこが好きか?それは向上心があるから。