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私は「絶対積極」という言葉が好きである。
でも、なかなか絶対積極にはなれない。
いつも心のどこかに心配事や不安がある。
絶対積極は超人にしかできないのかもしれない。

死を恐れぬ勇気と限界のない体力と精神力。
ないない…私にはない。

超人のような絶対積極はなくても、せめて普段の生活は積極的になることを心がける、それがせいぜい。

普段の生活を積極的に生きる。
これがまた難しい。
普段から怠け者の私は、なかなかエンジンがかからない。
こうして毎朝ブログ(週4回以上)書いているが、書く気になるまで相当時間がかかる。文章を2.3行書いてしまえば軌道に乗るのだが、書く前にあーでもない、こうーでもないと考えてしまい、またやる気が起きなくて頓挫してしまうこともある。「これは仕事だ!」と自分に言い聞かせて、やっと書き始める。男は、これは仕事だ!という言葉に弱い。この言葉は男の生きる指針、その言葉を自分に投げかけたら休むわけにはいけない。ブログは調子のいい時はすらすら書けるが、調子がでないときは書くのも億劫になる。そこで「これは仕事だ!」と自分にはっぱをかける。

書いてしまえば、その世界に入る。
何を伝えたいのか?文の構成はどうするか?時間内にまとめて保存ボタンを押す。もう一度読み直して、字余りや間違っている部分をちょこちょこ修正して決定ボタンを押す。こうして私のブログは世に配信される。

なんだかんだ言っても、10年以上これを続けている。
大したもんだ。
と、自分を褒める。

積極的に生きることは、ある意味戦いだ。
毎日自分との戦いだ。
戦いは自分に勝つこと。
自分に負けたら、一日の戦いに負けたことになる。
今日負けたら、しかたがない、また明日頑張ればいい。

積極的に生きることはトータルでよい。
人生のトータルで、積極的に生きてきた。
それでよい。

数年消極的に生きても、後から数年分を積極的に生きて巻き返せばいい。
人生には暗い時代もある。
それはすべて未来に積極的に生きるための秘訣、勉強だと思えばいい。
嘆いて悲しんで落ち込んで、このままではダメだと、たっぷり味わって勉強すればいい。

勉強した暁には、積極的な人間に戻れる。
その日が来るまで頑張ろう。



新しい志とはそういうこと。
今やっている事柄が悪ければ、それは一端中止して、新しい事柄に着手すること。
今現在、何をやっても上手くいかないものは何をやっても上手くいかない。
そこに拘って、そこに長く居るからいけない。

上手くいかないものは遠隔操作で上手くいく方法もある。
その方法とは忘れること。
忘れてしまえば、遠隔操作のカギがかかり、放って置いても相手のエンジンがかかる。遠隔操作で相手を動かす。1%の人しか知らないこの奇跡のテクニックをマスターすることが出来れば、恋愛は思うように運ぶことができる。

そのテクニックをマスターするには、感情をコントロールすること。
上手くいっていない相手に好きだという感情を待たないこと。
同情してもいけないし、愛してもいけない。
冷静に客観的に相手を見ること。

冷静に考えれば、上手くいっていない相手は非常識な人間だ。
音信不通にするわ、会いたいと誘っても断ってくる。
その後の連絡は一切無視。
それからは私を避け、私から逃げている。
私のことを見下し、私のことを舐めている。
これが会社だったら、とっくにクビになる態度を相手は私にとっている。

仕事が忙しい…そういう人に限って仕事ができない。
今は仕事だけに専念したい…そういう人に限って仕事上のストレスを抱えている。
あなたは仕事に悩みを持つ、ポンコツな人間と付き合っているに過ぎない。

だから、がっかりしなさい。
こんな人と付き合ったのかと、がっかりしなさい。
がっかりすれば、冷静に相手のことを見ることができる。
感情のコントロールとは、がっかりすること。
がっかりすれば、期待も依存もしなくなる。
逆に相手を見下すこともできる。
相手を見下して、冷たくすることで、流れは変わる。


愛とは逆の方法を取ることで流れが変わるものなり。
すがって追いかければ嫌われる。
好きだと言う気持ちを伝えれば嫌われる。
私がいけなかったゴメンなさいと謝れば嫌われる。
依存すれば嫌われるし、期待すれば嫌われる。
好きといってもダメ、謝罪してもダメ、依存してもダメ、期待してもダメ、人の心を持たない非常識な人間には、愛の行動は一切通用しない。

だから、逆の行動をとる。
がっかりする。
冷たくする。
放って置く。
依存も期待もしない。
忘れる。
諦める。
それができれば、恋愛の流れは一気に変わり、あなたの有利に運ぶことができる。

99%の人間はみんな同じ行動を取っている。非常識な人間に私の何がいけないの?と悶え苦しみながら愛の行動ばかりを取っている。そして最後に破綻している。奇跡を生む1%の人間は99%の人と逆の行動を取っている。相手にがっかりし、期待もせず、冷たく放置する。その方が有利になることを知っている。


相手にがっかりし、期待もせず、冷たく放置できる1%の人間は志を持っている。
恋愛運が悪ければ他の運を上げることで恋愛は良くなるという志を持っている。
沖川のいう自分磨きである。
自分磨きは相手のことを忘れて行うからこそしっかりと身につく。相手のことを忘れて行うからこそ運も良くなる。運がよくなれば、がっかりしたポンコツな相手などどうでもよくなる。そのうち「君が必要だ」と追いかけて来ることになるだろう。追いかけてこなければそれはそれでお終いという考えもちゃんと持ち合わせている。どうでもいい、非常識な人間など、そんな人を私は愛するわけにはいかない。愛するのは非常識から常識へと成長した相手。だから相手が常識を取り戻すまで、がっかりして、期待もせず、冷たくする。私には恋愛以外の志があるから何も怖くない。


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恋愛が上手くいっていないときは、新しい志を持とう。
上手くいかない恋愛を上手くいかせるにはこれしかない。
新しい志しを持てば恋愛は上手くいく。

新しい志とは、自分の運を上げる最高のやり方を意味する。
自分の運を上げることで、上手くいっていない恋愛も遠隔操作で上手くいく。
自分の運を上げれば、恋愛だけでなく、人生そのものも良くなる。
今、恋愛が上手くいっていないのであれば、恋愛のことなど忘れて、恋愛以外の新しい志を持つことだ。

人は悩みごとがあるとそれに夢中になる。
夢中になり過ぎて考え過ぎて破綻する。
このままではいけないと、頭(理性)ではわかっているが、悩みの世界は理性を狂わせ、悩みの淵にどんどんと追い込む。気がついたら毎日そのことばかり考えている。

毎日24時間、時間さえあればそのことばかりを考えている。上手くいっていないことは考えれば考えるほど上手くいかないようにできているのに、人はなぜか悩みごとがあるとそのことばかり考える。悩みを懲りないぐらい考えてしまうのが人間の悪い癖であり弱点でもある。

志を持って成功する人は、人間の弱点を知っている。だから上手くいっていないときはそのことを考えない。人間の弱点を知っている人は人間界にそうそういない。限られた1%の人間だけ、100人中一人の人間しかいない。

1%の人間は恋愛でも仕事でも悩まない。上手くいかないときは上手くいかないものと心得ているので悩まない。これは自分が悪いのではなく、相手とのタイミングが悪いだけ。タイムラグも起きて気持ちが冷めてしまっただけと判断する。最初は相手が好きだと言っていたくせに、最初は私に対してやる気があったのに、今は私に対して冷めている。相手が冷めたのは、タイミング狂って、時間と同時にモチベーションが下がっただけのこと。

人間とは飽きっぽい、モチベーションも持続できない生き物が人間である。みんながみんなイチローではない。だから相手の気持ちが冷めても気にしない。1%の人間は人間の弱点をよく知っているので、相手の気持ちが冷めても、モチベーションが下がっても気にしない。99%の人間はそういうものだと承知しているので、全然気にしない。1%の人間は99%の人間が苦しんでいる隙に新しい志を持つ。99%の人間が上手くいかないことに悶え苦しみ、無駄な時間を費やしている間に、1%の人間はちゃっかりと自分の夢を叶えている。見事なくらいに、羨ましいくらいに、ちゃっかりと自分の夢を叶えている。その差は何かというと、辛いとき、苦しいときに、そこに長く居ないからだ。上手くいかないときこそ、そこから離れて新しい志しに夢中になること。上手くいっていない当事者はそこに入れないこと。上手くいっていないものは切り離すことで上手くいくようになる。

恋愛が上手くいっていないときは、新しい志を持とう。
上手くいかない恋愛を上手くいかせるにはこれしかない。
新しい志しを持てば恋愛は上手くいく。


その日の思いつきでブログを書いている。
日々の出来事、思いつき。
今日はこういうことがあった。
今日はこんな考えが頭をよぎった。
お客様との対話の中で、お客様は何を訴えているのか、それを創作料理のように、自分なりの方法で記事にしたためている。だから私のブログは実況生中継。

過去でも未来でもない、たった今起きている男と女の生中継。
まるで私のことを書いている、私に言い聞かせるように。
皆さんにそう言われるのが私のブログ「恋愛日記」

なぜ恋愛日記というタイトルにしたのか?
それは簡単、毎日恋愛の相談ばかりしている、それを日記にする、当然タイトルは恋愛日記となる。男なのに恋愛日記?はぁーと思われるかもしれないが、そんなことはどうでもいい。タイトルはシンプルで解りやすいのがいい。男だ女だ関係ない。ときどきブログの作者は女性だと勘違いされるが、私はれっきとした男である。また男だから書ける記事もある。これが皆さんの心に響いているのではないだろうか。

私は机上の空論ではない。
私は現場の論者だ。

現場、つまり行動と体験によって、私の学問は出来ている。
行動学こそ最高の学問。それを実践している。

私の学びの師匠はお客様。
何万人も師匠がいる。
5万を超える師匠が私に様々な学問を提供してくれる。
5万を超える師匠が私に様々な問題の解決を迫って来る。
難儀な同じような悩み。ひとつひとつが宇宙を解明するような複雑な問題ばかり。
同じような悩み…それを何万回と重複して繰り返している。
潜在意識は重複作業によって蓄積される。
だから私の潜在意識は宝の宝庫。
どんな悩みでも、ドラえもんのポケットのように、解決アイデアが出て来る。

私の答えは出ている。
こういうタイプの男は何千人と観てきた。
続ければ不幸になる。だからやめた方がいい。

答えは出ているが、
頑固なお客さんは、私の答えに従わない。
アハハハ。難義さを予感するため息交じりの汗。。。。
じゃ、しかたがない。
何千人と失敗した中で新しい歴史を作るか、それにチャレンジするしかない。

人間とは自分勝手だ。
人を愛するとは、自分勝手な人間を作るようなもの。
こちらの忠告を無視して、勝手に苦しむ恋愛を選択する。
それも人生の選択、体験だ。
楽な方を選ぶより厳しい方を選べか。
それも面白いかもしれない。

私は忠告する。
彼は辞めなさいと。
でも、あなたは私の忠告を無視して彼にのめり込む。
まあいいか。
あなたがそれを望むなら、難義だけど、私の全知恵を提供しよう。
科学で解明されていない、人の心の解明に向けて努力するしかない。
今まで何万人にもチャレンジしてきて、誰一人合格しなかった、どの国家資格より難しい試験にあなたはチャレンジすることになる。
合格できるかな、
成否は、あなたの信念次第。



のうのうと生きている。
何の不安も心配もなくのうのうと生きている。
不安や心配がないのはストレスのない証拠。
目標がないのか、夢がないのか、欲望がないのか、刺激を求めないのか、のうのうと生きている。
目標とは、夢とは、欲望とは、刺激とは、ストレスを増幅させる。
それがなければ人はのうのうと生きていける。
のうのう生きられる人は羨ましい。
達人なのか?バカなのか?はわからない。
バカは風邪を引かないというし、ある意味バカは天才かもしれない。
愚直なバカではなく、天才のバカ、憎めないバカ、天才バカボン。
ひょうひょうとのうのうと生きている天才バカボンは羨ましい。
それこそ生きる見本だ。
そこには何の不安も心配もないから。

皆さんはあまりにも神経質過ぎる。
もっと無神経のバカになったら。
もっと鈍感になったら。
人生はこれからどうにでもなると、のんきに構えたら。

バカは風邪を引かない。バカは失恋しても傷つかない。バカは人を憎まない。バカは嫉妬をしない。バカは何も知らない。結局、何も知らない人が幸せを全部かっさらっていく。知らないふりのバカを装っているけど、一番頭のいいやり方だ。神経過敏ではなく神経鈍感のバカになろう。そうすればあなたの悩みは全て吹っ飛ぶ。

神経がすり減る世の中。ストレスの多い世の中。格差が広がる不公平な世の中。人間関係では常に葛藤を来し、ポンコツな男と女の恋愛で、お先真っ黒なモヤモヤばかりが続く嫌な世の中。今後の人生どうなるのという不安ばかりが果てしなく続く。

その不安定な世の中の流れに、真面目に一生懸命に神経をすり減らすほど考えるからいけない。その考えの中心は全てネガティブであり、考えれば考えるほど頭がおかしくなる。だから考えるのは辞めよう。バカは風邪を引かない。なぜ引かないか、くだらん考えを持たないからだ。心の健康とはくだらん余計な考えを持たないことから始めなければならない。だから考えないこと。あなたの考えは間違っている。今は何も考えず、ボーとのんきに過ごすこと。それによってあなたの心の健康は保てる。

今、心を休めないと、これからの勝負に勝てないよ。
人生は長いのだから、いずれ勝負のときがある。
休んでない心で動くと勝負に負ける。
なぜなら心が擦り減ってズタボロになっているからだ。
人生の勝負は心が健康でないと勝てないよ。


のうのうと生きている。
羨ましい。
私の人生、大半はのうのうと生きてきた。
ストレス、葛藤、不安、心配事は山ほどあるが、そいつらを全部ひっくるめて、のうのうと生きる中に入れた。どうだ!参ったかストレス・ネガティブと言わんばかりに入れた。

考えてみれば生きているからストレスを味わう。
不安も心配事も生きているから味わう。
これが生きているという証拠か。
面白い。
歓迎しようじゃないか。
ストレスよ不安よ心配事よ、おいでおいで、生きている間、全部私が面倒みてあげる。
面白いじゃないか。



「辛い、悲しい、苦しい、駄目だ、困った」というような言葉を使っていると、心は消極的になりすべてがうまくいかなくなる。

意識は考えた通りの結果を招く。
悪い結果になったら、それは自分が導いた結論。
どんな結論であれ、すべてが自己責任。

人間はつい悪いことを考えて心配するが、それはいい結果をもたらさない。そのことを胆に銘じて、そのことを人生の目標にしよう。「悪いことを考えて心配しない」これがあなたの合い言葉だ。消極的な考えは、悪い結果をもたらす悪魔の囁き。あなたのネガティブが悪魔に勧誘されて悪魔の考えに汚染されている。だから、その場所から離れられないのだ。一日何時間も悪魔の囁きに付き合っていると、頭の中は妄想でパンクしてしまうよ。将来の不安、心配、悲しみばかりを悪魔に相談していると、あなたは気がふれて頭がおかしくなるよ。「退治しなさい!悪魔を。」退治する方法は、絶対に消極的な言葉は使わないことだ。悪魔が侵入するのは、あなたが消極的な言葉を使うからだ。そして、消極的な考えを持つからだ。これからは「辛い、悲しい、苦しい、駄目だ、困った」という言葉は使わないこと。それに付随する考えも持たないこと。それを終始徹底しよう。

恋をすると、女性はいつも悪魔の囁きに引っ掛かってしまう。恋のスイッチが入るまでは冷静に客観的に判断ができていたのに、スイッチが入った途端、「え!同じ人なの?」というくらいボロボロになる。どんな強い女性でもボロボロになる(女性とはそういう生き物だ)スイッチ(好き)は結婚式が終わってからでいいのに、その前に入ってしまうから悪魔の餌食となってしまう。

悪魔の囁きは好きになった途端に起きる。女性は男性を好きになると、どうしても心配事から入るクセがある。それがネガティブな考えとなり、ネガティブが増殖し、悪魔の意のままに消極的な人間になってしまう。

女は恋をすると女になる。
女は恋をすると男に依存する。
依存が愛だと言わんばかりに。

昔はこの依存が可愛かった。守ってやろうと男たちが奮起した。
だが今の男は違う。今の男は、依存が…怖い。
依存が怖いと言えないので、
「ウザイ、重い、しつこい」という他の言葉に変えて発しているだけ。
本当は怖いのだ、依存が。オレに頼るなと、心で叫んでいる。


こんな時代に逞しく生きるには、
男に依存しないこと。
消極的な言葉は使わないこと。

愛は、依存でも期待でも頼りでもない。
愛は、自立によって自分の力で掴むもの。
自立の愛を手に入れた人は、二度と消極的な言葉は使わない。




失敗したこと、夢に出てこないか。朝起きたら嫌な気分で目が覚める。目が覚めても数分間は夢と現実の狭間にいる。気分は晴れない。失敗は成功の元と言われるが、当時のあの失敗は何年経っても何十年経っても嫌な記憶として残っている。恥ずかしい記憶、みっともない記憶、人に言えない、人に説明できない記憶、怨みと切なさとふがいなさで何年たっても気分が晴れない。仕事の失敗、恋愛の失敗、人間関係の失敗、学生時代の失敗、社会人になってからの失敗、追いかけた夢の失敗、目標を見失った失敗、人生の失敗。信頼した人に裏切られたことや騙されたこと…などなど…人には言えない嫌な記憶、恥ずかしい記憶が誰しもある。

当時の失敗。あの嫌な記憶。
あれが無ければ、今の自分は変わっていたのに。
あれが無ければ、自分はもっと良くなっていたのに。
もう一回人生をやり直せるのなら、もう二度と失敗はしたくない。

そうかな。
あれがあったから今の自分がある。
あれがあったから信念が強くなった。
そう思えばいい。

人間に挫折はつきものだ。
私なんかの人には言えない恥ずかしい失敗や思い出が山ほどある。
失恋、仕事の失敗、何度夢破れたことか、数えたことはないが、数百から数千あるのではないだろうか。挫折のときのネガティブもたっぷりと味わった。夜も眠れないくらいの散々な日々も味わった。生きる気力も失い鬱にもなりかけた。幸い、転んでもただでは起きない性格が唯一の支えだった。この性格を私は反面教師と呼んでいる。「人の振り見て我が振り直せ」ではなく、「自分の振り見て我が振り直せ」に変えていった。

挫折をたっぷり味わいなさい、信念が強くなるから。
失敗は信念を強くするためのカテゴリーにすぎない。
だからたくさん失敗しなさい。そのたびに知恵がつき信念も強くなる。
これを何というか、
これを経験という。



「心を積極的に」の大家である中村天風の語録を並べてみたいと思う。

「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」
という格言に賛成しない。彼は、
「これも真理でないと言わぬが、相対的なものであって、絶対的な真理ではない」
心も体も自分が生きるための道具として使うものであって、反対に自分が使われてしまってはいけない。

いちばん哀れな人たちは、自分の体に使われている。上手いものを食べたい。眠いから寝たい。異性に近づきたい…こんな欲望だけに振り回されて一生が終わってしまう。これでは獣と変わらない。

もう少しましな連中になると、今度は自分の心に使われる。心が悩み、苦しんでいると、それは自分自身の悩みであり、苦しみであると思いこんで憂鬱になり、ひどいときは絶望的になってしまう。彼らは「つらい」「苦しい」「困った」「ダメだ」という四重奏を延々と演奏して、結局は人生を暗い惨めなものにしている。

自分とは、体はもちろん、心よりも超越した存在であることを自覚せよ。
体も心も道具に過ぎない。
以上、中村天風語録より。


「体も心も道具に過ぎない」なるほど…そう考えればいいのか、体も心も道具にすぎないと。本を読むと、生きる基本が手に入る。改めて人生の生き方を学ぶ。自分のペースでボーと生きていてはダメだと自覚する。

私の仕事でも、心と体に使われている人がたくさんいる。私自身も時々そうなる。体に使われて心に使われている自分が時々いる。

心は道具だから分けることができる。道具は自分が使うものであって、道具に使われるものではない。道具という心が傷ついても、自分が傷ついたわけではない。傷ついたのは心という道具だ。彼に振られても、恋愛という心が傷ついただけ、私が傷ついたわけではない。彼が私に振り向かないのなら、彼の道具が不良品だからだ。不良品相手に傷つく必要ない。そんな不良品は捨てて、もっと性能のいい道具に変えればいいだけのこと。道具は見極めと使い方によって良くなる。



小さい心は小さいことしか考えないし、小さいことしかできない。「これ以上は無理だ」「いくら頑張ってもどうにもならない」こういう言葉が出るたびに、心の気球は空気を抜くようにどんどんしぼんで小さくなっていく。小さいことしか考えられない心はストレスに弱く、ほんのわずかなストレスでもすぐに体調がおかしくなる。狭いところに閉じ込めておくと、心はそれに順応して小さくなる。中村天風「勝ちグセのセオリー」より。

日常生活の中で心の狭い人間はたくさんいる。かつて私もそうだった。家と会社の往復、趣味も持たず、友達との交流もなく、休みの日は家でゴロゴロ。サラリーマンのオタク生活が何年も続いたことがある。その頃の心は狭い、そして小さい。何かやろうにもやる気が起きない。旅行に行っても、つまらないと感じ、体力と金の無駄と感じ、行かなければよかったと後悔するばかり。狭くて小さい心の生活が何年も続くとスケールの小さな人間になってしまう。人は自分の心のスケール以上の人生をつくらない。ホントその通りだと思う。心が狭く小さいと人生も狭く小さくなる。

スケールの小さな人間は、ネガティブな心を持ちやすい。毎日が不安で毎日が不満でたまらない。笑顔が消えイライラが募るばかり。そんな人生を送っていると、幸せは掴めなくなる。


お客さんの中にも心の小さな人がたくさんいる。
「好きな人がなかなかできない」「どんな行動を取ればいい人が見つかるの?」「私いつ結婚できるの?」「今後の人生はどうなるの?」将来に不安を抱えながら、何もできない心の小さな人はたくさんいる。

悩んでいるときは、心のスケールを大きくすることだ。

心のスケールを大きくする方法は、とにかく経験を積むことだ。家ばかりに居ていないで外に出ること。外に出てたくさんの人と会い見聞を広げること。休みの日は家でダラダラ寝ていないで美術館でも行くこと。毎日の通勤ルートを変えて、たまには違うルートで通勤すること。行動こそ学問。視野を広げるのが学問。行動学を手に入れれば心のスケールは徐々に大きくなる。なぜ大きくなるのか、そこには積極性が生まれるからだ。心を積極的にしてこそ、心のスケールは大きくなる。


心を分けることができるといいですね。
頭では解っていても、心を分けることはできない。
心はひとつ、心は一色単だ。
心を分けるなんて普通の人では無理。人間には心と感情があるから。
心を分けることが出来る人は、冷酷な人間か、達人しかいない。

ならば、達人になりなさい。心を分けることができる達人に。心を分けられる人は冷酷ではない。むしろ愛情たっぷりで、見本となる未来の輝きを持っている。心をひとつにする人間の方が冷酷だ。妬み恨みの悪感情に支配されているのが心を分けられない人。彼のことを好きだといいながら彼の悪口を散々言って怨んでいる。愛の裏側に憎しみを持っているのが心を分けられない人の恋愛感情。人の幸福より自分の不幸に嘆き悲しんでいるのが心をひとつしか持てない人の特徴。いかに自分が可哀そうか、いかに自分が哀れか、自分は何も悪いことをしていないの、なぜ自分ばかりがこんな酷い目にあうのと哀れんでいる。

こういう人こそ。
達人になりなさい。
心を分けられる達人に。
心を分けることはそんなに難しいことではない。
決めるんだ。
「今日から心を分けると決めるんだ。」

簡単なことでしょう。
「今日から心を分ける」と決めれば。
これを毎日唱えればいい。
「心を分ける」「心を分ける」と唱えればいい。
余計なアドバイスはいらない。
ただ、心を分けると毎日唱えればいい。

毎日唱えていれば、やがて習慣となり、あとは潜在意識が心を分けることをやってくれる。あなたは余計なことは考えず、「心を分ける、心を分ける」と一日200回程唱えればいい。朝起きたら心を分けると唱える。嫌なことを思い出したら心を分けると唱える。親と喧嘩したら、友達と喧嘩したら、恋人と喧嘩したら、同僚や上司と喧嘩したら、心を分けると唱えればいい。恋人に振られたら、愛する家族と別れたら、故郷を離れたら、心を分けると唱えればいい。日常生活の小さなことから人生を大きく左右する問題まで、心を分けると唱えればいい。

今からでも遅くない。
心を分ける達人になりなさい。
頭で解っていても心がついていけないというあなた。
これからあなたが進むべき道は達人の道です。
心を分けられる達人に是非なってください。
そうすれば、余計な悩みは持たない人間になります。
余計な悩みが無くなれば、人間の未来は明るくなります。
なぜなら、新しいことをするのに過去の悩みが邪魔をしないからです。