私はこの現実を嫌というほど視てきた。
通常の恋愛さえ8割以上終わるのに、不倫の恋はそれ以上の確率で終わる。だから、「不倫の恋は終わるもの」その覚悟で不倫をするしかない。ほぼ100%の確率で終わる不倫の恋、切なくとも苦しくとも、のめり込んではいけない。
不倫が破綻する原因は、ここに記載しなくてもみんなが知っていること。破綻の原因をここに述べてもしかたがない。
それより、どう苦しみをとるかだ。
不倫をした人は、みな苦しかったという。
もう二度とあんな辛い思いをしたくないという。
欲望に負けて苦しみを増加させるのが不倫の愛。
苦しみは後から来る。最初はどんなにハッピーでも、後からじわじわと苦しみが襲いかかって来る、夜も眠れないくらいに。罪悪感は人を蝕む。ルールを破った欲望は人を傷つける。人という道なりを歩いてきた人間には不貞の道を歩き続けることは困難だ。通常の人では頭がおかしくなってしまう、まともではいられないのだ。まともでいられない恋をなぜ続ける?それは欲望に負けているからだ。
人間とは不完全な生き物。
欲望と理性を両方持っているから不完全な生き物。欲望を理性でコントロールしようとして失敗し、理性を欲望で支配しようとして失敗している。常にどっちつかず、なのが人間。女子たちの嫌いな白黒はっきりしない状態が不倫の中にある。頭でわかっている、辞めた方がいいと。でも欲望が辞めることを恐れて辞めることを阻止する。一度燃えた炎は命の灯まで燃え続ける。不完全な人間はその炎を始末できない。
真面目な人ほど不倫で苦しんでいる。ここに来られるお客さんは真面目な人が多い。もっとも不倫を平気のさっさとやっている人は来ない、そういう人は人間の皮をかぶった狼だからだ。真面目な人だけが相談に訪れる。真面目な人は、常に理性と欲望の狭間で苦しんでいる。そして私に答えを求めて来る。
私の答えは、
「やめなさい」
これが私の答え。
「やめるのが無理なら、コントロールしなさい」
これが私の答え。
いけない恋でも形のいいものにする。
これがこの仕事をしている私の使命。
次回の記事、
「形の良い辞め方。辞めるのが無理なら、形の良いものにコントロールする」
これを次回記述します。
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