「人を好きになることは怖いことだ。」
たとえば、不倫の恋。
当事者はいけないことをしていると頭ではわかっている。だが、やめられない。恋愛とは不思議な力を持つものだ。学校教育、親の躾、社会の秩序、理性で成り立っているルールを乱すのは犯罪以外では恋愛しかない。犯罪は法で罰せられるが、人を好きになることは法では罰せない。不倫の場合、奥さんから妻の権利、婦権侵害で相手の女性を訴えることができるが、金額としてはわずかなものである。多くて300万円、最終的には50万円から100万円くらいで決着している。その大半が浮気をした夫が支払っている。(金額はあくまで私の鑑定による平均値)人生を狂わす大騒動にしては、金額は低い。夫が不倫さえしなければ、我が家は安泰だった。たった100万円の慰謝料ではこのさき生きていけない。人の人生を根底から狂わす不倫の恋。いけない恋である不倫は年々増加している。毎年、毎年、増えている。芸能人も一般人も。
人の欲望は果てしない。
とくに人を好きになる感情は底なし沼のように果てしない。
だが、その欲望は自分さえ良ければいいという自分中心のもの。
自分さえ幸せになれればいい。
自分さえ豊かになれればいい。
相手が不幸になればなるほど自分が幸せになれる。
そんな自分勝手な欲望からきている。
私は思う。
「愛は与えるもので奪うものではない」と。
人を好きなるのはいい。
それは自由だ。
だが、欲望で奪ってはダメ。
欲望で奪うより祝福してあげること。
好きな相手の幸福を願う。
健康で豊かな人生を歩むようにと祝福してあげること。
この恋は他人のもの、あなたのものではない。
恋のいけないところは自分のものにしようとするところ。
恋とはつまり支配。
支配の恋はいつの時代も苦しみの連続。
支配の恋は怖さが残る。
怖い恋は成就しない。
男たちもいけない。
家庭を持ちながら、独身の女性を口説く。
テンション高く熱っぽく口説く、バカなくらい欲望の固まりで口説く。
最初は抵抗を示した女性も、言い寄られて落ちる。
女は落ちたらお終い、理性がなくなる。
それからだ、想像を絶する苦しみが続くのは。
私は思う。
いけない恋は、どんなに言い寄られても一生断り続けること。
一生断り続けること、そこには一切の妥協はない。
それが不幸にならないルールだと。
ルールを破ったあなた。
今からでも遅くはない。
この恋を自分のものにしないこと。
相手を自分のものにしないこと。
そして、潔く別れる準備をすること。
別れることが、好きなった人への最高の餞別。
そこに本物の愛がある。
私は思う。
叶わない愛こそが最高の愛だと。
相手を支配しない、相手を自分のものにしない愛こそが最高の愛だと思う。
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