プロローグ おとぎ話がこわれた日。
多くの女性が、口先さけで自立について調子のいいことを言っても、内心はそれを受け入れていない。
女の子はこう教え込まれて育つ。
女は他人の付属物で、結婚という幸せで死ぬまで保護され、支えられ、勇気づけられて生きるものだと教え込まれる。
だが、おとなの現実世界では、
女たちよ、少女時代の夢ははかなく取るに足りないものだ。
求めるべきは経済力、権力、そして自由だ。人生で何をなすべきか、いかに考えるか、何に価値を見出すかを選ぶ能力を重視しなさい。安泰よりも自由が尊いと教え込まれる。
自由とは大変なものだと気づく。
女たちはおとなになり、自分より強い存在を風よけにして隠れているわけにはいかなくなった。わたしたちは良い妻、良い娘、良い学生であるだけではすまされなくなったのです。それは恐ろしいことです。今まで信じていたものが、すべて崩れ落ちてしまうのですから。
なぜ前進する機会を前にわたしたちは後退するのか、それは女たちが、恐ろしいものに直面し、それを乗り越えていくのに慣れていないからです。恐いものから逃げるように仕向けられ、子供の時代から、楽で危なくないことだけをするように教えこまれてきたからです。自由であるための訓練を受けずに、その逆の依存だけを仕込まれてきたのです。
依存は、すでに幼児期からはじまります。至れり尽くせりでしっかり守られ、パパやママの助けが欲しければ、いつでもそれをかなえてもらった幼児期。人に頼ることを不健全なまでに奨励されて育った甘い幼児期。女の子らしくしなさい。女の子が危険なことをしてはいけない。しおらしくおとなしくしなさい。つまり女性は、ある日、ある方法で、誰かに救い出してもらう存在と教え込まれるのです。しばらくの間がんばって努力すれば、子供のころのおとぎ話が実現し、ある日、誰かが、現実の苦しみからあなたを救い出すためにやってくるというわけです。
男の子たちは自分を救うのは自分以外にはないと学ぶのに。
以上、シンデレラコンプレックスのプロローグを引用。
シンデレラコンプレックスの文体を引用してみて。
普段私が感じていることが描写されています。
実際の鑑定でも、それが如実に表れているからです。
おとぎ話がこわれた日か。(うまいこといいますね)
おとなになって、厳しい現実に直面した女性たちが最初に味わう試練かもしれませんね。
乙女の崩壊。おとぎ話がこわれた日。それにあえぐ女性たち。
私の耳元ではあえぐ女性たちの嘆きばかり。
もう・・・仕事なんかしたくない。
嫌だ・・・こんな生活は。
一人では・・・寂しい。
早く・・・いい人現れないかな。
から始まり。
いい職についても。
いつまでもこの仕事を続けていられない。私は出世や成功など望んでいない。
素敵な男性に出会っても。
早く告白してよ、なにモタモタしているの。
相手がはっきりしないと。
ことを急いで自爆する。
彼氏の仕事が忙しいと。
なぜ私を放置するの、いつまで待たせるの、もう我慢の限界、許せないとキレる。
幸せな結婚をしても。
束縛とマンネリ化でこんなはずではなかったと後悔する。
女性はいつの時代も乙女。
乙女のように、可愛い女の子だと思って、至れり尽くせり大事に扱って欲しい。
女の子は、おとぎ話が永遠に続くと信じている。
だが、現実社会はそれを裏切るものばかり。
おとぎ話は崩壊する。
おとぎ話がこわれた日。
それにあえぐ女性たち。
こういった鑑定を、
私は毎日行っている。
この流れを一般論で言えば、
「甘い」となるだろう。
こんな甘い考えが現実社会で通じるわけない。
これが一般的論の解釈だと思う。
だが、私は違う。
私も最初は一般論だった。
その甘い考えを修正しようともした。
だが、なぜ?
女性たちは、私に嘆きを訴えるのか?
それは、
理解してくれる人がこの世にいないからだ。
とくに男性は役に立たない。
彼らは反対のことばかりをいって、女性を傷つけるしか能がない。
他に理解してくれる人がいない。
ならば私が理解しよう。
理解して、いい流れになるように修正しよう。
女性は理解してあげれば、自ら修正する能力がある。
この能力は男性より優れている。
これを発見した私は一般論から外れることになった。
一般論から外れよう。
乙女いいじゃないか。
可愛いからいいじゃないか。
女の子らしくていい。
乙女で可愛い女の子とくくれば、男が求めている理想の女性像となる。男性が求める理想の女性像になれば、男は女を守る。
それでいいではないか。
女性は、おとぎ話を続ける乙女でよい。
あとはネガティブを始末するだけ。
そう考えることにした。
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もう自分の心のほとんどが恋愛日記に依存しています。
薬のように。毎日読まなければ崩れます。
一日何を心の支えに生きたらいいかわからなくなります。