彼は扶養する人で私は扶養されるという関係が、強者が弱者を守るという関係かもしれない。
弱い女や子供は強い男が守る。それはごく普通で、当り前のことだった。
今までは・・・・・・そうだった。
今までとは……昔の話。
昔の女性たちは、弱者を引っ張っていくのは強者の義務であり、彼らがそうしてくれなければ私たちは生きていけないと、あの手この手で訴えた。
訴えた先は、男の自尊心とプライドに。
女性の訴えに対して、強者が弱者を守るのが男のプライドであり自尊心でもあった。
男のプライドと自尊心は小さいころから植えつけられた。
弱気を助けるのが男の役目。強くたくましい男に育って、か弱い女・子供を守れるようにしなさいと。
男は小さいころからそのように教育される。
小さいころからの教育が大人になるころには、当たり前のように、それが男の人格形成となった。
そして結婚して家庭を作る。
妻をめとり、子供も生まれて、一家団欒の家庭生活がスタートする。
旦那は扶養する人で妻と子は扶養されるという関係が出来上がる。
家庭を守る妻たちは、弱者を引っ張っていくのは強者の義務であり、旦那がそうしてくれなければ私たちは生きていけないと、あの手この手で訴える。
このあの手この手で訴える女たちに男たちは従った。
従ったのは男のプライドと自尊心がそうなるように仕向けられていたからだ。
つまり小さいころの男は強くたくましくなりなさい、弱いものを助けるようにという教育が、そうさせていた。
ときどき男たちが切れて「オマエらは誰のお陰で飯が食えてんだ!」と怒りをあらわにすることがあるが、それに対して女たちは、「男のくせにそんなことをいうのは卑怯よ。男が働くのは当たり前のことでしょ。どこの家庭でもやっているわそんなこと。それをここでいうなんて、あなたって男らしくないわ、無責任よ!」と倍返しの反論を食らう。
妻の反論に男たちはたじたじとなり、もうこれ以上何も言えなくなる。
あとは言ったことの後悔と反省が残るだけ。
そうだよな…(男としてあんなことは言ってはいけないよな…)。
男のプライドと自尊心が、オレは男のくせになにをやっているんだと悔いあらためる。
こうして男たちは、また弱者を守る立場に回る。
このDNAが現在の男性にあるか。
私はあると思う。
弱者を守るのが強者の役目というDNAが。
どの男にもあると思う。
これが男だ。このプライドと自尊心がなかったら男は生きていけない。
だから、どの男にもこのDNAは存在するはずだ。
問題はこの使い方だ。
昔の女たちは、あの手この手を使ってこのDNAを引き出してきた。
あの手この手とは、とても失礼な言い方だが、生きるためにそうしてきた。
女ってしたたかかもしれない。だが生きるためにはしたたかさも必要。
彼らがそうしてくれなければ私たちは生きていけない。
そのためにあの手この手で、男にそれを言い聞かせる。
これは優れた戦法だし、男のプライドと自尊心をくすぐる。
だからあの手この手で言っていいと思う。
さらに昔の女性はその使い方を向上させた。
反論したら、旦那さんを信じること。
つまり反論した後に黙ること。
そのあとは旦那に任せること。
黙って信じることで仲直りをする。
喧嘩の翌日から普段通りの生活が始まる。
妻は旦那さんのために美味しい料理を作り、子供たちの世話も生き甲斐を持って見る。
その流れに持っていくことで、男のプライドと自尊心は蘇ってくる。
妻たちはそれを知っていた。
言い放ったあとにネガティブにならないことを。
不安も危機も感じなかった。
これが出来たから、家庭運営はうまくいった。
それに対して現代の女性たちはどうだろう。
あの手この手言い放つことはあるだろう。
ときにヒステリックになって言い放つこともあるだろう。
でも、そのあとがいけない。
そのあと旦那のことを信じない。
そのあとにネガティブになりひどく落ち込む。
そして不安と恐怖が襲いかかる。
喧嘩は仕方がないとしても、そのあとの対応がまずいんではないかと思う。
妻がいつまでもネガティブなら、旦那の男としてのプライドと自尊心が蘇らない。
とどのつまりは「別れよう」離婚となる。
男のプライドと自尊心は女が信じることで蘇る。
それが出来れば万事うまくいく。
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夫婦別会計は、あまりいい形ではないかもしれません。
仕事が忙しいと旦那の監視もできないし、同じ家にいても
相手の事が何もわからない。
男の女性を守りたいというDNAを、弱くし、家庭を崩壊させます。