時代が進み、文化が発展し、こぞってみな大学に進学し、知識を蓄え、理知的になればなるほど、心の病が起きている。エリートほど、頭がいいと言われる人ほどノイローゼとなり、神経衰弱となっている。なぜこんなことが起きているのか?これは学問を積み込むだけ積み込んで、心がそれについていっていないからだ。
本当に頭のいい人とは、IQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)が優れている人のことをいう。さらにIQよりEQの勝っている人を聖人と呼ぶ。学歴が高いからといって、EQが低ければ単なる程度の低い人間でしかない。こういった程度の低い人間は知識がある分始末が悪い。理知的な頭脳が自分の程度の低さを正当化するからだ。暗記した記憶力と、学校や組織で学んだ知識でもって、自分の考えや行いを、自分は優れていると主張するが、それは知識の安売りではなはだ勘違いしているに過ぎない。本当の頭のいい人から見れば、これは単なる専門バカ、専門的愚昧人間としか見えない。確かに専門的な分野は優れているかもしれないが、それがどうした、ただそれだけではないか。これが人間の評価にはならない。本当の頭のいい人とは、知識よりも心を大切にする人。知識を磨き、さらに心を磨いた人が、本当に頭のいい人である。
知識だけ詰め込み、心を磨いていない人はどうなるか。
人間としての常識がなくなる。つまり、人間を失う。
人間を失えば、愛情がなくなる。
愛情がなくなれば、愛する人を大切にしない。
人間を失い、愛情をなくした人がエリート集団に多い。
エリートほど、音信不通が多い。
エリートほど非常識だ。
この場を借りて、私はこれを証明する。
なぜエリートが?
優れた学問を積み、高学歴で、将来性のある職についているエリートがなぜそんなことをするの?エリートはそんなことをしないでしょう。無学な人が非常識なことをするのなら分るが、エリートがそんなことするわけがない。
そろそろエリートに対する期待と偶像をやめにしませんか。それは学歴社会による間違った偏見です。エリートも人間。エリートほど理知的煩悶が広がっているという事実をあなた方が知らないだけです。エリートの社会は、普通より厳しい社会。この世界は、自分だけでなく皆がエリート。だから、競争も激しくプレッシャーも高い。知識だけでなく、気力や体力、それに伴う根性がないと仕事ができない。国家公務員の官僚は、忙しいときは毎日朝の4時まで仕事している。タクシーで帰宅し、睡眠時間2時間足らずで出勤し、また朝の4時まで仕事をしている。医者、弁護士、トップクラスの国家資格を持っているエリート層は、みな同じような仕事をしている。人間が人間でない仕事を。これがエリートの実態、可哀想だと思いませんか?私は同情したいと思います。エリートは皆が羨む楽な仕事ではないと。
激務な仕事に同情はするが、人間でないことには同情はできない。
彼女を音信不通にしている。
仕事が忙しいから、それは仕方がない。
自分も男だから、その気持ちは分る。
男は仕事が命だから、仕事が忙しくなれば恋愛どころではない。
その気持ちは分る。
だが、仕事は暇になっても音信不通にしている。
それがいけない。
これがエリートの悪い癖だ。
男は忙しいばかりが男ではない。
忙しい中でも人間を取り戻すのが男なのだ。
忙しいままの延長に身を置いているのは男ではない。
それこそ人間失格だ。
仕事が落ち着いたら彼女に連絡しろ。
これが男の役目だ。
待たせてゴメンといって、優しくハグしろ。
これが男だ。
男はタフでなければ生きていけない。
また優しくなければ生きていけない。
これが男だ。
エリートよ、人間に戻ろう。
そのために心を強化することだ。
せっかくこれだけの知識と学問を積んでいるのに、なぜ心をいいかげんにしている。心をいいかげんにしているから、いつまで経っても煩悶が消えやしないんだよ。知識を得た分の心が鍛えられていないから、理知的煩悶ばかりが広がっている。その煩悶は普通の人よりどんどん倍加している。これを阻止するのは人間に戻ること。知識より心を大切にすることだ。
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人間に戻りましょう\(^o^)/
私は聖人です(^^)v