恋愛がうまくいかないのは、彼氏のせいだとか、
結婚生活がうまくいかないのは、夫のせいだとか、
仕事がうまくいかないのは、上司や会社のせいだとか、
不幸で不健康なのは、育った家庭環境が悪かったせいだとか、
親、彼氏、夫、友人、知り合い、上司、同僚などに嫌がらせをされ、国や社会にも嫌がらせをされている。周りはすべてが敵だ。自分の人生がうまくいかないのは、社会や他人のせいだ。政治が悪い。会社が悪い。親が悪い。彼氏や夫が悪い。友人や知り合いが悪い。わたしは皆と仲良くしたいのに、わたしは真面目に努力しているのに、なんでわたしだけ苦渋を飲まされなければいけないの。
あなたは皆と仲良くしたい。真面目に努力もしている。なのに、苦渋を飲まされるのは他力本願な人生を送っているからだ。人と仲良くするのはいい、人との協調性は生きる上で大切なことだからだ。だが、過度の依存はいけない。他力本願の人は、自分が他人に過度の依存をしていることに気づいていない。なんでわたしだけが苦渋を飲まされるの?いいじゃないか苦渋を飲んでも、人生は苦くて渋くて酸っぱいものだ。甘いだけが人生ではない。甘いのは未成年のときだけ、大人になれば苦くて渋くて酸っぱいものも味わおう。渋くていいぜ。こんな人生も。
二十歳になれば、他力本願から卒業しよう。
あなたは、皆と仲良くしたいし、真面目に努力もしている。協調性だけは抜群だ。それはそのまま残して、あとは人に頼らないで、なるべく早く自立することだ。人間はネコと同じで、大人になっても赤ちゃん言葉で甘える傾向がある。ネコは人間の前では「ニャー」と甘える。人間も好きな人の前では「ねえご飯まだ?チュバチュバ、僕お腹空いたよ」と赤ちゃん言葉で甘える。うふふ、可愛い。可愛いから母性愛や父性愛で、ついつい面倒を見てしまう。
だが、甘い生活は長く続かない。
甘いのばかり食べていると、いずれ痛い目に合うからだ。ほらごらん、痛い目にあっただろう。彼氏に無視された、親や上司に怒られた、予定していた仕事がキャンセルされ、ありとあらゆるところで痛い目にあった。それらの痛い目は、早く大人になりなさいという警告である。
大人に成長できない人間は、あれが欲しいこれが欲しいと欲求ばかりが増える。それが叶わないとなると今度はすねる。甘えてすねての繰り返しが習慣となり、なかなか自立できない。自立ができなければ、過酷な家庭環境でも、過酷な労働環境でも、狭い鳥かごの中で抜け出せない。この環境にいて幸せか?というと幸せではない。この環境は不幸の場所でしかない。なのに、不幸と分かっていながら抜け出せないでいる。なぜか?というと、他力本願になっているからだ。
これからの自分の人生は他力本願にならないこと。
自分の人生は自分で切り拓いていくべきだ。
そこに、男も女も存在しない。
自立できる人間に男も女も関係ない。
自分の人生は自分で責任を持つから価値がある。
あなたの人生は他人のものではない、あなたのものだ。
だから、今日から。
恋愛がうまくいかないのを彼氏のせいにしてはいけない。
結婚生活がうまくいかないのを夫のせいにしてはいけない。
仕事がうまくいかないのを上司・同僚・会社のせいにしてはいけない。
人生がうまくいかないのを、肉親や他人のせいにしてはいけない。
つまり他力本願になってはいけない。
お慈悲というものは欲しい欲しいと求めてはいけない。慈悲をいただける状態になれば、ひとりでに慈悲はいただける。
人の力ばかりあてにして、自分が何も努力しないで生きようとする人間は、結局いつまで経っても、幸運から見放される。
今日からわたしは他力本願を卒業する。
そう決めよう。
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