人間は本来快楽主義である。誰しも苦痛より快楽を求める。これが前提なら、自分を変えることがいかに大変か、いかに生やさしいことでないかがよくわかるだろう。人間は快楽主義の考え方をなかなか変えることができず、すぐに快楽主義に戻ってしまうからだ。
快楽に走る人間は現状維持を好み、変化を恐れる。
変化はときに恐ろしく、ときに危険で、ときに面倒で厄介なことを多く押しつけて要求するからだ。快楽主義で怠けた心と体は、変化についていけない。自分を変えようとする変化は、なかなかやる気が起きない、嫌な苦痛が伴うにできている。自分でも気づかないうちに快楽主義に汚染されているからだ。かったるくてやる気が起きない。これが快楽主義者の発する言葉である。
快楽主義に浸った人間はこうも弁解するだろう。
努力なんて無駄なこと、努力なんかしても報われないからやめておけと。努力はバカな人間がすること、頭の悪いアホな人間がすること。努力する奴はバカだ!死ねと、汚い言葉を発する人もいる。快楽主義に浸った人間は自分を変えようとする努力を放棄し、努力を毛嫌いする。ここに自分の人生がうまいくいっていない事柄の大半があるのに、快楽主義は努力して改善しようとする希望さえも破壊する。
すると、どうなるか?
ご覧の通りにうまくいっていない人生の境地にいる。
それも自分の人生だ、自分がそう決めたのだ、こうなったのも自分の責任だと、腹をくくればいいものを、どういうわけか腹をくくれないでジタバタと慌てて騒ぐ。「辛いよ、苦しいよ、誰か助けてくれ」と依存心でもって誰かにすがる。だが、誰も助けてくれない。それが分かると、今度は世間のせいにして他人を怨む。私はこうなったのも政治のせい、学校教育のせい、親のせい、私を振った彼氏のせい、裏切った友達のせい、家庭環境のせい、時代背景のせい、状況のせい、なになにのせいは…山ほどあるが、自分のせいだとは気づいていない。
だが…いずれ気がつく。
こうなったのも全部自分のせいだと。
ずいぶんとネガティブな前置きが長かったが。
ここからがあなたの人生の出発点である。
だから、安心しなさい。
あなたはここに来て、ようやく変わる決心をしたのだ。
そのために快楽主義とおさらばしよう。
なかなかおさらばできないかもしれない。
あなたがおさらばできないから、あなたという神が自分に試練を与えたのである。
快楽によって苦しむ自分をあなたが作ったのである。
自分で作ったのだから、自分で始末するしかない。
快楽主義を自分で始末しなさい。
それができれば、あなたは変わることができる。
ルール2、快楽主義とおさらばしよう。
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男に溺れる、女に溺れる。も一種の快楽だと思います。最初は。
でも女性は本気になればなるほど、苦しみ地獄がはじまり、
男女とも世間にバレた場合の家庭や仕事への破壊力は
すごいものだと、テレビを見ていて思いました。
こんなことになるなら、こんなに苦しむのなら出会わなければよかったと
運命のせいにしたりすると思いますが、結局は理性で好きになることを
抑制できなかった本人達に一番責任があるのだと思いました。
芸能人の不倫報道を見て学んだ教訓は「やたらと人を好きになってはいけない」です。