だが、不安のことを考えても、何も良いことは起こらない。なのに人間は不安のことばかりを考える。不安があるとき不安のことを考えない人間がいるだろうか?いることはいると思う。でもそれは限られた一部の人間のみではないだろうか。99%の人間は不安があるとき、不安のことを考える。それが人間に埋め込まれたひとつの習性かもしれない。
では、不安があるとき不安のことを考えない人間とはどんな人間か?
空想で物事を見れば、冷たいロボット。
ターミネーターのような機械人間なら不安のとき不安のことを考えない。機械は生産性だけ上げるためにだけにプログラムされているので、不安の感情は持たない。ロボットや機械は感情がないから不安にならない。そういう機械のような冷たい感情を持った人間がいることはいるが、彼らが成功した例はない。冷酷非道の人間は成功しないように人間の世界はできているからだ。
空想ではなく現実で物事を見れば、達観した人。
達観した人は不安のとき不安のことを考え失敗した人。嫌というほど挫折を繰り返して嫌というほど失敗をした。なぜ自分はここまで失敗したのか?なぜここまで何もかもうまくいかなかったのか?神に裏切られ、彼女に裏切られ、信頼している人にも裏切られたのはなぜか?と深く考え抜いた結果、ついに原因を突き止めた。それは不安がそうさせたという原因を突き止めたのである。
「不安がそうさせた」それに気づいた人を達観した人という。
達観した人は、もう不安のことを考えない。
不安があったとしても考えないようにしている。
考えれば、また失敗して不幸になることを知っているからだ。
だから不安なことは考えない。
不安があるときは不安のことを考えない。
これが不安を克服した人の経験。彼らは人間である。ロボットではない。不安を抱えている人よりも感情は豊かで愛情もたっぷりある。幸せでないと成功しない。これを自ら学んだ人たちである。
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人間はバカなのか、忘れる生きものですから。
幸い私は肉体労働者なので、身体を動かしていると
不安と向き合わないで済みます。といっても
そうなる前に一度は何も手につかないくらいどん底に沈みますけれど。