学校や親の教育、社会や会社の教育が、「努力すれば成功する。成功すれば幸せになれる」と教えられた。
つまり教育は、幸せは後回しのものばかり。人々がなぜ勉強や仕事に頑張るのかを、学校や社会の教育から半ば強制的に埋め込まれている。
これは戦時中の「ぜいたくは敵だ!」「欲しがりません勝つまでは」と何ら変わらない。
多くの人が、「ここで昇進できれば」「売り上げ目標がここまで達成できれば」「年収がこのくらいになれば」「あと5キロ痩せれば」自分はもっと幸せになれると考える。いつもこの順序だ。「成功」が先で「幸せ」は後回しの図式。
だが、この図式に問題がある。
成功が幸せをもたらすのであれば、昇進した人、売り上げ目標が達成した人、望んでいた年収に達した人、何らかの目標を達成した人はみな幸せになっているはずだ。
しかし実際は、勝利を勝ち取るたびに、成功のゴールポストはさらに遠くへ押しやられる。そして幸せはどんどんと遠ざかっていく。目標を達成すれば、さらに次の高い目標が設定される。これがこの図式の恐ろしさ、いつまで経っても幸せが訪れない図式が完成する。
この図式では幸せになれない。幸せになれない理由は、順序が逆さまだからだ。努力すれば成功する、成功すれば幸せになれるでは、脳が萎縮して成功の可能性を狭めてしまうからだ。人間の脳は幸せだから活性化するので、苦労やプレッシャーの中では活性化しない。
脳はハッピーにならないと活性化しない。だから、目標に向かう前に、まずは幸せにならないといけない。成功すれば幸せになれるのではなく、幸せだから成功するのである。
これからの学校教育はそのように教えて欲しい。
「欲しがりません勝つまでは」の教育ではなく、先に幸せを手に入れて、勉強をすることを教えて欲しい。脳はハッピーでないと、威力を発揮しないことを教えて欲しい。
さて、社会人のあなたへ。
あなたは「欲しがりません勝つまでは」の古い教育のまま、今日まで育った。あなたは真面目だ。努力すれば成功する、成功すれば幸せになれることを全うしているだろう。
彼女が出来ても、昇進するまでは結婚しない。
転職して次の仕事に慣れるまでは結婚しない。
貯金が◯◯万円まで貯まるまでは結婚しない。
起業して成功するまでは結婚しない。
僕が結婚するのは5年後だ、目標を達成するまでは結婚しない。
あなたは真面目だ。「欲しがりません勝つまでは」の精神で彼女を待たせているだろう。成功しない古い教育のまま、その図式に乗って一生懸命頑張っているのだろう。あなたの真面目さは認めるが、だがこのままでは成功しないよ。
なぜなら幸せを後回しにした人は成功できないようにできているからだ。なぜなら恋人を不幸にし、自分も不幸にしたのなら、脳に成功を阻む負担が生じるからだ。たとえ目標が達成したとしても、この脳の負担はさらに幸せを遠ざける。
「欲しがりません勝つまでは」の精神を持っている人は、目標が達成しても結婚できないでいる。さらに高い目標へ自分を強制的に追い込んでいくからだ。常に「欲しがりません勝つまでは」の精神のもとに。
この図式を持てば、幸せは永遠にこない。本人は幸せを求めているが来ない。目標を達成すれば、いつか幸せになれるだろう・・・これは空前の灯である妄想に過ぎない。
これに・・・あなたがいつ気づくかだ。
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ホリエモンやZOZO前澤氏の妻になりたい女性はほとんどいないと思います。
ラジオで前澤氏の見合い相手を募集してもほとんど希望者が現れなかった
のはなんかわかるような気がしました。日本の女性もそれほど
バカじゃないんだなと思いました。成功してもしなくても脳がハッピーで
一緒に幸せになれる男性と人生を共にしたいだけだと思います。