ある男性は、不幸な原因は自分のせいでなく世間のせいだ。政治が悪い、会社が悪い、友人が悪い、彼女が悪い。自分には落ち度がないのに世間が常にこちらの思惑とは逆方向に動くからだ。世間に振り回されている自分は、なんて不幸な男だと思っている。
祟りのせい?
世間のせい?
うむむむ。
違うよ。
祟りのせいでもない。
世間のせいでもない。
あなたのせいだ。
その答えを申し上げよう。
いつも自分の不幸を嘆いている連中の多くは、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のしっぺ返しを受けているのにすぎない。
そう・・・しっぺ返し
あなたはしっぺ返しを受けているんだよ。
だから、祟りや世間のせいではない。
すべてが、あなたのせいだ。
「不幸者と愚者は隣り合わせに住んでいる」というロシアのことわざがある。
愚者(ぐしゃ)とは、タロットの大アルカナに属するカードの1枚。私はタロットをやらない(正確には昔はやっていたが、今はやっていない)が、愚者(ぐしゃ)の意味は知っている。
カードには正位置と逆位置がある。不幸になるのは逆位置の方。
逆位置の意味は、軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。これが、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のことを表す。つまりあなたは愚者の逆位置によって自らを不幸にしているのである。
そこから運勢を変えるには、発想の転換が必要である。
不幸なあなたに堅苦しい努力をしなさいといっても通じないだろう。愚者は愚者なりの発想の転換方法がある。それは愚者の正位置だ。逆位置を正位置に変えればいい。
正位置の意味は、自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。である。
ワガママで軽率でイライラばかりするネガティブ人間のあなたが、無邪気な天真爛漫で発想力豊かな天才になって可能性のあるポジティブ人間になればいいだけのことである。それができれば愚者から賢者になれる。
あなたは可能性のある天才だ。それを信じれば堅苦しい努力もいともたやすく出来るだろう。この発想でいけば、努力が楽しくなるからだ。
あなたが賢者になれば、『幸福者と賢者は隣合わせに住んでいる』ということわざがあなたによってできるだろう。
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