平和な暮らしでも、災害は突然降りかかることがある。職を失ったり、病気になったりすることもあるだろう。生きていれば世の中何が起きるか分からない。どんな災害が降りかかろうとも、苦しみをできるだけ緩和する準備をして置くことは大切なことだ。
また、自分を頼って暮らす人にも影響が及ばないよう、あらかじめ備えを万全にして生活することは大切だ。「備えあれば憂いなし」これが出来る人が人格者である。
備えとは、いざというための貯金だ。
貯蓄は困窮に対する砦である。
外敵の攻撃を防ぐためには砦が必要である。この砦のあるお陰でわれわれは外敵から身を守ることができる。貯蓄によってわれわれは生活の足場が固められるし、災難にあったとき、暮らし向きが好転するまで希望を失わないで快適に生活していける。
貯金することにずば抜けた勇気もずば抜けた才能も能力も必要ない。ちょっとした心構えと、人並みの精神力さえあれば、誰でもできる。この誰でも出来ることを、やっていない人が結構多い。
誰でも出来ることをなぜやらないか?それは、倹約は自由を奪う悪魔だと勘違いしているからだ。またはケチな人生は送りたくないという思いが強いのだろう。倹約に走ると男がすたる、貯金など金に汚い金の亡者がすること、オレはそんな金の奴隷などになりたくない。オレは宵越しの銭など持ちたくない。
宵越しの銭は持たぬとは、江戸っ子の気前のよさ、金離れのよさを自慢したことば。 江戸っ子の金ばなれのよいことを誇らしくいう言葉。 “江戸っ子は収入があったら、それを、その日のうちに使ってしまうもので、翌日までいくらか残しておこうなどという浅ましい了見は持ってはいない
あなたは江戸っ子か?宵越しの銭を持たぬ気前のよさだけで生きていくのなら、それもありだろう。だが、そういう奴に限って災難にあったとき女から金を借りる。江戸っ子はそういうことをしない。なのに現代の江戸っ子気取りは、いざっとなったら女から金を借りる、これじゃ逆に男が廃れるものだぜ。
男はね、間違っても女から金を借りてはいけないぜ。
おっとっとと、江戸っ子口調になってしまった。
いずれにしても、男は女から金を借りてはいけない。
女から金を借りたら、一生浮かばれない。
男は砦にならなければいけない。
「備えあれば憂いなし」の砦を自ら作らなければならない。
そのためにくだらない遊びはやめて貯金に励むことだ。
貯金できない人は、倹約というストレスに負けているのが大半。中には、生活がぎりぎりで貯金できないという人もいるだろう。たとえ、そうであっても知恵を働かせば、わずかでも貯金はできるはずだ。
なぜ貯金することにそんなにこだわるのか?
それはあなたに習慣を持って欲しいからだ。
いざという時の、砦を作る習慣を持ってほしいからだ。
その習慣によってあなたの人生が救われるからだ。
そのために今日から倹約しよう。
なに!それじゃなにか、自分は「ケチな男になれ」とでもいうのか!
けち?そんな言葉に恐れる必要はない。
今日からケチという言葉に恐れないことだ。彼女に言われても、奥さんに言われても、友人に言われても、恐れないことだ。「ケチではない自分は倹約家だ」といって、堂々としていればいい。本当のケチはいざというとき金を払わない。倹約家はいざというとき金を払う。だから、あなたのことをけちといっている人間の方がけちなのだ。
金を倹約して使うというのは、けちではない。
すぐれた人格者のことをいうのだ。
分別や先見性や克己心を備えている証拠である。
貯蓄によって自分の足場を固める人は、それだけでも尊敬に値する。その努力を通じて人間は向上し、より強くなれる。行動の幅が広がり、明日を生き抜く力が湧いてくる。
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