「本当の学問とは、役人であれば役人、商人があれば商人が、自分の仕事、生活に一生懸命励んで、そのために自分の心を満足させ、仕事に関する啓発を行い、その満足、内心の信念・知恵というものがあふれて、生活の風格となる。これが本当の学問であり、詩を作ったり、文章を書いたり、いろいろな本をあさったりすることが学問ではない」
本当の学問とは、勤勉に働いて生活を充実させるのが学問。そして、生活が充実しているからこそ、人は幸福になれるのである。
ある人が言っていた。満ち足りた平凡な生活がつまらないと。夫は働き者で優しいが、面白みのない人間。夫の稼ぎで生活はできているが、常に何かもの足りなさを感じる。常に私は欲求不満だった。
そして、ある日ある人に出会い恋に落ちる。
つまり不倫をする。
これによって生活が一変した。
平凡な日常になかったトキメキ☆☆☆が生まれた。
なんという心躍る瞬間だ!これが幸せだ!私はこれを待っていた。
私はこの刺激を求めていた。
このトキメキを。
この恋する喜びを。
このロマンを。
この甘さを。
この切なさを。
この不安を。
この心配を。
この考えることに明け暮れる日々を。
この苦しみを。
この辛さを。
自分は、自分は、待っていた。
平凡な日常生活になかったトキメキ♥♥♥を。
「これが幸せだ」と、人は勘違いしてしまう。
つまらない平凡な生活から、刺激に合うと人は狂ってしまう。
自分はこの感触を待っていた。忘れかけた感触を。
乙女の頃に味わった、この甘くて切ない恋を。
私の人生に足りなかったものをやっと見つけた。
一度しかない人生を飽き足らない平凡な暮らしで棒にふりたくない。
これじゃ何のために生きているのかわからない。
私はチャレンジする。この刺激に。この恋に。
やっと私は幸せを見つけた。
だが・・・。
これは幸せではない。
幸せだと勘違いしているだけ。
これは幸福の一歩ではなく、不幸への一歩である。
本当の幸福とは生活の中にあって、恋愛の中にはない。
生活の充実こそが本当の幸せである。
恋愛に頼ったところで幸せにはなれない。
本当の幸せは、つまらないと思う生活を充実させることにある。
人間の学びは、安岡正篤先生がいっているように、自分の仕事、生活に一生懸命励んで、そのために自分の心を満足させ、仕事に関する啓発を行い、その満足、内心の信念・知恵というものがあふれて、生活が充実する。
生活の安定と向上と充実こそが幸せであり、他に癒やしを求めるのが幸せではない。まして不倫など幸せであろうはずがない。
不倫に癒やしを求めるのでなく、一生懸命働いて、自分の心を満足させることである。心が狂った恋愛に幸せはない。このことにあなたがいつ気づくかだ。なるべく早く気づくことだ。早ければ早いほど、あなたは幸せの道への軌道修正ができる。
幸せは恋愛の世界になし、幸せは生活の中にある。
これにあなたが早く気づくことだ。
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