ホーム > 男なら割り勘にするな > お金がないときのイベントは独りで過ごすしかない。
独りで過ごすクリスマス。
独りで過ごす誕生日。
独りで過ごすGW、お盆休み、年末年始。
お金がないときのイベントは寂しい。
若いころは、ずっと独りで過ごしていた、何年も。

自分の青春時代は、ずっと寂しかった。惨めだったかもしれない。
成人式もお金がなく独り安アパートで過ごした。窓から見える東京のしなびれた商店街の景色。クリスマスに雪が降った、しんしんと降り積もる雪をただぼう然と眺めていた。もぅすぐお正月だ。実家にでも帰るかなと思いつつ、結局は帰らず、正月休みは活気のない東京の街中で過ごした。自分の20歳はどこへいった。

友達はみんな街へ繰り出す。クリスマスは彼女と一緒。誕生日も、GWもお盆も正月休みも、彼女と一緒。彼女がいなければ仲間と打ち上げパーティー。みんなお金がある、いいなと思った。現実は彼らもお金はなかったみたいだけど、うまくやりくりしていたのだろう。やりくりできるだけでもセンスがあると思った。自分には、センスがなかった。

お金がないときのイベントは独りで過ごすしかない。
これを何年も続けた。
寂しくて、人が羨ましくて、それが悔しくて独りで悶々と過ごした長い時間。自分には孤独がピッタリと合う状態になってしまった。「ローンウルフだ」すっかり群れを離れた一匹狼となってしまった。

この一匹狼がやがて結婚して家庭を作る。
不思議なものだ。今は孤独ではない。
友人は結婚もしないで、いま一匹狼になっている。
若いころあれだけ女にモテテいたのに、今は独り。
不思議なものだ。

そういえば、友人は寂しがり屋だったな。常に女の子のおしりを追いかけていた。モテテいたのではなくて、寂しくて女を追いかけたのか、それで金を稼ぐ力を失ったみたいだ。仕事は転々とし、今は消息不明となってしまった。

女に狂い、性衝動を抑えきれなかったのだろう。
女狂いの不節制は身を滅ぼす。これが彼の人生だったのかもしれない。

若いときは節制に努めた方がいい。
お金がなければ、女性とデートするな。
お金がなければ、彼女を作るな。
下手に彼女を作ってデートすると、女性に期待されて責任を取らされるぞ。あの甘い香りはタダではない。あとから膨大なロマンスの請求書が来る。それを君は支払うことができるのか、50年で1億5000万円だぞ。

当時の男性の生涯賃金は3億円と言われた。その半分を妻に支払う、つまり1億5000万円だ。高度成長時代だから3億円という破格の生涯賃金の値段がついたのだろう。今は2億~2億5000万円だ。それにしても妻には1億円以上のお金を払うことになる。あの甘い香りに1億円以上払わなければならない。

なぜ今日の沖川は、そこまでお金にこだわるのか?
なぜ、妻をめとるのに1億円以上支払わなければいけないという記事を書くのか?それこそ、金にせこい金の亡者ではないか。

違う。
男はトータルで物事を見ること、それをいっている。

トータルで逆算して、自分の力量を確かめなさい、それをいっている。
トータルの力量が確認出来れば、割り勘などで自分を卑下することはない。せこい割り勘よりも、トータルの自分の力量を上げることだ。

今日彼女に1万円使ったら、明日2万円稼げばいい。その考えを持つことで、男のトータルの力量は上がる。この女性に生涯1億円かかるとしたら、2億円あげる男になればいい。トータルは全体で見れば上がるようになる。それをいいたいのだ。

だから、数千円の食事代をけちるな。
それじゃ、トータルの低い男になってしまうよ。
目先のせこい男になると、トータルでもせこい男になるよ。
若いときにケチだったら、生涯ケチな男になる。
じいさんになって、結婚もせず、下流老人へまっしぐらだ。
今こそ、単価を上げろ、男の価値を上げろ。
請求書を女性から奪い取ることで、男の価値が上がる。

それができれば、トータルの高い男になれる。

だから、若いときにお金がなければ、節制に努めること。
お金がなければ、女性とデートすることない。寂しさを味わい、孤独を噛みしめることだ。
その節制が、「よしやってやろう」という哲学に変わる。
男性には哲学が必要である。トータルで物事を見る哲学がね。




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コメント

No title

目先のせこい男、目先の損得しかわからない男、自分の損得しか
考えない男、増殖中。大繁殖。
今の30歳代、40歳代の男なんてみなそうだと思っているから、
仕事停滞中。やる気がなくなってしまって、放置してしまってます。
いい歳して結婚出来ない男(女性に相手にされない男)は
社会的に信用されないという昔流行った言葉は、今でも
本当だと思います。

先日拝見した
又吉直樹さんの劇場とゆう作品
男女の共依存の世界を生々しく表現していましたよ。



コメントします。

一連の割り勘に関する記事を読みました。
そこで、ある男性(既婚、仕事関係でお互いに異性としての意識はない)のことを思い出しました。
年下のAちゃんが同僚として愚痴を聞いて欲しくて彼を食事に誘ったら、『え~。奢ってくれるなら行く~。』と言っていました。彼は人懐こい性格なので、ヒモ体質なのか?と私は思いました。
しかし、同い年のBちゃんには、『愚痴あるなら聞くよ、何食べる?ご馳走する!』と言って悩みがあったBちゃんを連れ出し、食事をご馳走しました。
彼はどちらとも本当に食事だけで、下心は見せませんでした。

Aちゃんは、彼が誰にでも奢ってもらっている男性だと思っています。本当彼ってヒモよね!でも愚痴聞いてくれるからいっか~と言っていました。
いつもご馳走してもらうBちゃんは、自分がご馳走してもらっていることをわざわざ言いませんでした。

誰にでもご馳走しない(割り勘にする)男性と、
人を見てご馳走するかどうか決めている男性がいるのだなと思います。

前者の男性とは関係を持つことなく、後者の男性からいつもご馳走して頂ける女性でありたいものです。

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費用対効果なのかも

安くなったお総菜を買って、溜まったテレビを見ながら一人で食べるのもそれなりに楽しい。自分で調理するのも楽しい。
何より気を使わなくてラク。

友達とは1000円程度で、何時間でも楽しめる。ほとんど気も使わない。

デートとなると、それなりに気を使うし、身なりにも気を付ける。
そんな数時間に、割り勘となると数千円。

あれ?デートにいかない方が、過ごす時間に対するコストパフォーマンス良くないか?と思っていなくても、深層心理はそうだと思う。
おっしゃる通りそんなデートなら、誘わない・行かない方が良いですね。

仕事では、取引先の接待の席を儲けたり、上司をヨイショしたり、後輩の世話を焼いたり...気に入ってもらうためにしてるはず。
人間関係なんて、そんなもの。

それに金目当てでも良いじゃない。紛れもなく長所の1つなのだから。


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