仕事を変え、住んでいるところを変え、付き合っている相手を変える。
転職、引っ越し、恋人との別れ。長年棲みついた場所を変えることは怖いことです。
そこにいつまでも居座るのは、長年心に棲みついた場所から離れられないからです。長年心に棲みついた場所は、たとえどんなに環境がわるくとも、どんなに状況が悪くとも、その場所に慣れてしまったからです。習慣とは恐ろしいものです。
劣悪な家庭環境でも、劣悪なブラック企業でも、人々はそこからなかなか離れようとしない。なぜかというと劣悪な習慣に慣れてしまったからです。
なぜそこに居座るのか?
幸せなときがそこにあったからです。
楽しい時もあれば、やりがいを感じたときもあった。
愛を感じて尽くすこともあった。
ここは天国で、この天国の場所が一生続くと思った。
だが、この幸せは長く続かなかった。
住んでいる場所が不便となり住みづらくなった。
会社は業績悪化でブラック企業となってしまった。
付き合っている彼氏との関係が悪化して振られてしまった。
幸せとは長く続かないものです。とくに若い時は。
ジェットコースターのような浮き沈みの激しい人生。若い時はそれが多い。それが勉強なのだが、当事者はそうは思わない。「なんで自分ばかりが、こんな憂き目にあうのだ」と落胆してしまう。
幸から不幸へ、ジェットコースターのような落差の大きい人生。幸せだったものが急に不幸になった。私も経験したことがあるし、皆さんも経験したことがあると思う。
さて、この経験はなんのためにあるか?
それは、あなたが成長するためにあるのです。
人は成長するために試練を与えられるのです。
試練を与えられたとき、多くの人が落胆します。
腐ってしまうというのか、何もかもやる気を無くしてしまう。腐ったらおしまいだといわれても、どうしょうもないくらい腐ってしまう。これが試練に否まされた人の心理です。
幸せだった時代から、不幸のどん底の世界に落ちた人間が鑑定に訪れます。落胆した悪魔の時代から抜け出せない状態で、どうしていいか分からなくなって、悲壮感をただよせながら訪れます。
第一声は、
「なんか…」
です。
「なんか…」というため息交じりの意味不明の言葉で、私は察しがつきます。
「なんか…」とは、自分でもどうしていいかわからない悩みを抱えていることを意味します。
なんか…にっちもさっちもいかない。
なんか…どうしたらいいのだろう。
なんか…怖い、変えることが。
ため息交じりに不可思議な、なんか…が続きます。
この記事を読んでいる皆さんは、なんか…の連発でイライラするだろうけど、もう少しお付き合いください。
なんか…とは自分が変化することを怖がっている証拠です。変わろうとしないのは、変わるのが怖いからではないかなと、私は察しているということです。
変わるのが怖い。
だが、変わらなければこの苦しい状態が長く続きます。それでも悩んでいる多くの人は変わろうとしません。怖いのです、変わるのが。
では、このまま何も変わらずこのままいくか?
それも怖い。変わらなければ、自分は底へ底へと落ちていくからです。変わらなければさらに悪化する、それが分かっていいるので、変わらずにいくこともできない。
変わるのも怖いが、変わらないのも怖い。
なんか…というため息は、そういうことだと思います。
変化を恐れる人は、いつもそういう状態になりますから。
そこからですね。
人がどのように成長していくか。
その人にあったアドバイスをして、私は見守るだけです。
いい風に変化するのを期待しながら。
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異常な猛暑のせいもあるのか、
新しい事を始めるのが億劫で、
同じ毎日に満足しどっぷりと浸かってしまっています。
変わろう、変えよう、成長しようと
しない自分が恐ろしいです。