「頑張れ」という言葉は病人や精神的に弱っている人を傷つける言葉なので、あまり使ってはいけないという説もあるが、私は使っている。頑張れは「ファイト!」の意味であるからだ。この人に鋭気を与えるための掛け声として「ファイト!」と声援を送っている。
がんばれ・がんばれ・がんばれよ、みんな。
ファイト・ファイト・ファイトだ、みんな。
厳しい時代を生き抜くための声援だ。
だが無理するな。
人間が無理するときは、だいたい欲望に走っているとき。
人間は欲深い、あれもこれもと欲しがる。
欲が深いと無理することになる。
いいの、あれもこれも欲しがらないで。
あなたはひとつのことだけ大切にすればいい。
複数の仕事よりひとつの仕事でいい。
複数の恋人よりひとりの恋人でいい。
ひとつだけ大切に頑張ればいい。
私はときどきマルチを勧めるが、それはうまくいっていないとき。
この仕事に先が見えなくなったとき。この恋人に先が見えなくなったとき。ひとつにこだわって苦しむより、未来にはあなたにぴったりの仕事がある、未来にはあなたの理想の恋人がいる。それを信じさせるために、マルチ「新規開拓」を勧めている。
今の仕事がうまくいっていれば、その仕事だけ頑張ればいい。
今の恋愛がうまくいっていれば、この恋愛だけ頑張ればいい。
余計な欲望は持つな。
余計な欲望を持つから苦しむことになる。
そして、無理することになる。
しまいには、仕事を失い恋人も失う。
ある人が焼き肉店を開いて繁盛した。
それで欲出して2号店、3号店と出してフランチャイズ化した。
あれから3年、この店は潰れた多額の負債を抱えて。
フランチャイズが悪いと言っているのではない。人間の欲が悪かったのだ。力量に応じての計算されたフランチャイズというより、本人の欲望ばかりが目立つフランチャイズ。欲によって倒産したのだ。そういった例は日本中にあっちこっちある。
男と女の関係も一緒。
強欲丸出しの人間は、大切なものを失うことになる。彼女がいるのに浮気をする男。既婚者でありながら若い子を口説く男。働き者の真面目な夫がいるのに不倫をする妻。優しい夫、優しい彼がいるのに、ヤクザな男に惚れる女。強欲丸出しの愛の物語は多い。
そして、欲望丸出しの愛は破綻する。
そういった例は日本中にあっちこっちある。
頑張れ!でも無理するな。
頑張るのはひとつでいい。
複数に頑張るから無理することになる。
ひとつに頑張れ。
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