「以前からずっと考えていたのだけど、僕は君と別れたい。今までありがとう、さようなら」突然、彼からこんなlineが送りつけられてきた。
2年も付き合ったのに、最後はline1本で終わりかよ。女をバカにするのもいい加減にして。プライドをひどく傷つけられた女性は、なんとか冷静を保ち、「会って話をしない?」という提案を持ちかける。
だが彼は、「会うことはできない。会えば情が移るから、このまま僕は終わりたい」という冷たい返事。そして、そのあと連絡がつかなくなった。つまり、彼は逃げたのである。卑怯にも逃げたのである。
彼との恋愛は散々なものだった。優しいけど、男としては頼りにならない。いつも体調不良なことばかり打ち明ける。やれ頭がいたのだとか、やれ胃が持たれる、熱がある、やれ吐き気がするとか、コロナにかかったのではとか、毎日毎日自分の体調の悪いことばかりを報告する。
体調だけではない。仕事への不平不満もぎょうさんある。嫌な上司の不満から始まって、同僚や部下の不満。会社の批判、取引先の批判、彼の話は朝から晩まで、体調不良と仕事の愚痴ばかり。
ホントに嫌になってしまう性格だが、女性たちはこんな男を可愛いという。なんでも正直に話してくれる素直な子と受け止めている。まあ、しょうがないね、女性には母性愛があるから。母性愛があるうちは、こんな男でも可愛いのだろう。
だが、母性愛型の恋愛は長く続かない。
それでも我慢して女性たちはその男性と付き合う。「母は強し」という名に乗って付き合う。
とことん尽くした結果、女性にある感情が芽生える。「この男性と付き合える女性は私しかいない、ほかの女性では絶対無理」という特別な感情。この感情が今後たくさんの試練を与えるが、彼はほかの女性では無理、私でないと彼と付き合えないという気持ちが支えとなって、この試練を乗り越えるようにとことん頑張る。
この支えが母強しとなり、本当の母親になって彼を教育しようとする。どの女性も彼の母親などになりたくない。だが、実態は母親だ。面倒のかかる子を、厳しくしつける母親へと、実態はなっている。
ダメ男と付き合っている女性は口うるさい。こまごまと注意する。彼を育てるのに一生懸命で、ダメ出しをしながら細々と注意をする。うんざりするほど細かく。
やがて、ダメ男は切れる。女性のしつこい注意に。ダメなくせにその部分だけは男のプライドを持っている。この男のプライドが厄介で、チリに積もって長年のストレスになり、メールやlineで「別れたい」と告げる。
最後に母親に反抗するのだ。
中2病となって、最後に反抗して、この関係を終わらそうとする。
すると女性はどうなるか?
今まで母親だった女性が、急に乙女になる。
乙女は別れに弱い。
別れの言葉を聞いただけでパニックになる。
おいおい、「これじゃ母親失格ではないか」といったところで、乙女はさらに面倒になってしまい、収集がつかなくなる。
ダメ男と称する卑怯な男性は、いつもこの終わり方。
別れ話は文章で済ましている。
そして、女性はこの文章を読んでパニックになっている。
バカバカしい恋の顛末が繰り返されている。
さて、この時代に生きている女性たちよ。
そろそろ冷静になろうか。
冷静に物事を見れば、苦しい顛末でもなんとかなる。
無責任なダメ男の彼。
しょうがない、許してやろう。
彼は彼なりに一生懸命生きている。
それを認めてやろうではないか。
よくこんなに体調不良を訴えて生きていけるものだ。
よくこんなに仕事の愚痴をいって生きていけるものだ。
その辺は凄いと認めてやろう。
彼も大変なだよ、生きていくことが。
彼なりにもがき苦しんだ末の結論だ、理解してあげよう。
文章での別れの言葉。
それが精いっぱいの彼の誠意だだろう。
この誠意を認めようではないか。
この別れは、あなたに不都合なわけではない。
結果良かったのである。
あなたは、もう苦しい母親にならずに済む。
これからは楽して生きていける、良かったではないか。
これからは、乙女になって、もっと頼れる男を見つけようか。
世の中にはいるぜ、責任をとれる男が。
その男が、ダメ男の母親を卒業したあなたを待っている。
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