今の40代は20歳に見え、50代は30歳に見え、60代は40歳に見える。少し褒めすぎかもしれないが、間違いなく若返っている。寿命が延びた分だけ-20歳といっていいだろう。皆さん若い、そしてとても元気だ。
今は、人生は2回の時代。人生は一生ではなく二生の時代になった。
0歳から50歳が第一回目の人生。
50歳から100歳までが第二回目の人生。
年配者にピュアな恋が多いのは、50歳から赤ちゃんに戻るからだろう。人生は折り返し地点から若返る。生まれたばかりだ。だから、成人からピュアな青年や乙女に生まれ変わるのだろう。みなさんこのまま枯れたくはない、朽ちるよりも若返りたい、これが現代人の望んでいる姿かもしれない。
「もう、いい歳こいて」という言葉は使わない。
「どうぞ、お好きに」という言葉を使うようにしよう。
人生は夢と希望と生き甲斐がある方がいい。
生きている間、思う存分楽しんでください。
ところが・・・。
思う存分楽しむはずのピュアな恋が楽しみでなくなっている人がいる。
どちらかというと、苦しんでいる。
青春とはいつの時代も苦しいものだ。
この青春時代の苦しみを、大人になって哀れなほど演出して苦しんでいる。
恋愛とは生き甲斐でもあるが、同時に苦しみでもある。相手の思いやりのなさに苦しめられ、相手の冷たさに苦しめられる。
自分は純粋に相手のことが好きなのだが、相手は私が愛しているほど私のことを愛していないみたい。好きだという意思表示もなければ、付き合ってくださいという告白もない。忙しくなれば連絡もスルーするし、会えないときは何ヶ月も放置される。下手な大人の紙芝居みたいな恋愛。人生経験の多い分、リスクの多い恋愛。ああ~やっぱり青春時代の純粋でピュアな恋愛と違う。大人のドロドロした恋愛だ。
大人の恋愛は不真面目だ。そしてドロドロしている。
相手が何を考えているか分からない、恋愛がずっと続く。
私はたくさんのドロドロ劇を聞いてきたが、そのドロドロ劇を作っているのは本人である。ドロドロ劇のシナリオは、相手を疑うことから始まる。これを本のタイトルにすると、「大人の恋は注意してかかれ、男は信用できないから」というタイトルがつきそうだ。
ドロドロ劇を聞いていると。
あとから、くだらないと思ってしまう。
相手を信用していない恋愛ほどつまらないものはない。
信用していない恋愛は、つまらなく、くだらない。
これじゃ、純粋な乙女が台無しだ。
まるで姑みたいだ。
姑のように細かいことをうるさく言う。重箱の隅を突っつくように、相手のダメなところばかりを責める。女が姑になったとき、この恋愛は終りだ。ドロドロ劇となった恋愛ほどつまらないものはない。やれ連絡が来ないとか、やれ会えないとか、やれ他の女と遊んでいるとか、疑いばかりで、狂った支配者だ。
せっかくの若返りの恋愛も、ドロドロ劇になったらお終いだ。
ドロドロ劇にしないためには、どうすればいいか?
純粋な乙女になることだ。
純粋な乙女になるためには、この恋愛を日常生活に持ち込まないこと。
生活に持ち込めば、女は姑となる。
嫁と姑は離れて暮らした方がいいが如く。この年代の恋愛も、少し離れて恋愛をした方がいい。距離を置くからこそ、尊重もできる。くっつけばあら探しが始まり、疑いが頂点になる。2回目の恋愛は、経験がある分だけリスクも多い。年老いた親、離婚した元嫁や子供との関係。付き合った女性の経験人数や人脈による知人友人との関係。男性の友達もいれば異性の友達もいる。彼は18歳の青年ではない。人生経験豊富な52歳の成人男性だ。成人が青年に戻ったところで、人生経験だけは消えない。あなたも同じような人生経験を積んでいる。あなた方は名ばかりが少年少女だが、実は大人だ。
この大人同士が、2回目の人生であるピュアな恋愛をしようとしている。
ときめいて生き甲斐のある恋愛をしようとしている。
ならば、日常生活の恋はしないことだ。
姑のような、支配しようとする恋はしないことだ。
家族を束縛するような恋はしないことだ。
ピュアな恋愛は束縛にはない。
ピュアな恋愛は自由にある。
第二の人生は自由恋愛で、自分のものにしようという恋愛ではない。
自分のものにしない、という恋愛こそがときめいてピュアな気分でいられるのである。
求めれば苦しくなるが、求めなければ苦しまずにすむ。
あると思えば苦しいが、ないと思えば苦しくない。
そう、なかったんだ。
この恋愛は。
なくしたのは、求めすぎたから。
なくしたのは、疑いすぎたから。
だから、なくした。
大人の恋愛はピュアでいい。
ガラス細工のような壊れやすいものでいい。
だからこそ、大事に扱わなければいけない。
子供ように切れて自爆してもしょうがない。
今こそ青春だ。今こそピュアだ。
枯れて生きるよりいい。
そのためにあなたはガラス細工のようなピュアな恋愛をしている。
枯れて生きるより、そっちの方を選んだからだ。
だかそこそ、期待しない求めないで、控えめなピュアな恋愛をしよう。
この方が楽しいと思うよ。
最新の予約の空き状況はこちら
- 関連記事
-
- 条件とタイミングが悪い、矛盾だらけの無常な愛に苦労することはない。
- 若いときには、旺盛な活力と不屈の決意が必要である。
- 歳をとっても恋愛をした方が楽しいか?枯れて生きるか、ピュアに生きるか。
- 自分の見積もりを低くしてはならない、自分の見積もりを上げよう。
- 乙女のような恋愛は年配の女性に多い。女性はいつだって乙女だ。