今の彼はポンコツだ。
先のことは何も考えていない。
尽くしてもなんの見返りもない。
マイペースで、自分勝手に好きなことをやっている。
彼には未来の計画はない。
ただ、今が良ければそれでいいと生きている。
最初は違った。すごいテンションで私に一生懸命アプローチしてくれた。こちらが冷たくして、無視しても、彼は構わず勢いよく私を口説いた。女子が喜ぶ天使の甘い言葉を、メルヘンの世界の王子様の言葉を、勇敢な騎士の責任ある言葉を、たった2か月で一生分の甘い言葉を聞いた。このロマンチックな物語は人生100年の中で、たった2か月で幕を閉じた。
だが、今の彼はポンコツだ。
やる気がなくなった彼を目の前にしてつくづくそう思う。今の彼は前の彼ではない、まったく別人だ。やる気がない男尊女卑の亭主関白だ。女を下に見て、女をナメている、外道だ。あの頃の思いやり、あの頃の親切、あの頃のマメさはどこへいった。今の彼は私の思いを叶えてくれない薄情な男へと変貌を遂げている。今の彼はポンコツだ。これがこの男の正体か?と今に思い知らされたけど、あとの祭り。私はこの男のことが好きになった。
男女の恋愛って最初は「男からで後から女」という構図が出来上がっている。最初は男のテンション高いアプローチから始まり男のサービス期間が終わるころに女が本気になる、その構図だ。わたしも構図通りにこの男のことを好きになっている。やる気がなくなって、わたしに対して愛情のかけれもないこの男を好きになっている。
なぜ好きなのか?
女は取り戻したいのだ。
最初の頃のあのときを。
シンデレラになれたあのときを。
必ずあの時が戻って来ると信じているから、一生懸命尽くすのである。
でも、あのときは戻ってこない。
だから、ヒステリックになる。
だから、苦うるさくなる。
だから、頭にきて自爆する。
男が嫌がる自殺行為は、すべてあのときを取り戻すためだ。
男は、そのことをぜんぜん分かっていない。
単細胞の男は、
ヒステリックに口うるさい女が嫌でたまらない。
切れて自爆をする女は最悪だ。
もうこの女とは付き合うことはできない。
好きという気持ちもなくなった。
この女から離れたい、別れたいとなる。
男の頭は単細胞だ。
ぜんぜん女心が分かっていない。
男と女はやっていることが逆だ。
最初は男から、後から女からでなく。
女も男も後から相手のことを大切にすればいい。
恋愛は遊びではないのだ。
真剣に本気に、責任をとって付きあ合うべきだ。
だから、男性のテンションの高いのは要注意。
あとから女性がヒステリックになるのも要注意。
落ち着いて慌てず、せっかちにならないで、相手のことを見極めることである。
男性たちにいいたいのは、あとから来る女性の感情に免疫を作ること。
女性たちに言いたいのは、男性のサービス期間に有頂天にならないこと。
燃えた火はやがて消える。
消えたら冷静になることだ。
冷静になってこそ、相手の正体が分かる。
判断は正体が分かったとき下すものである。
男女は最終的には見極めが大切。
好きなったから見極めができないではなく。
好きこそ見極めるべきである。
見極めた結果、相手に素質がないのであれば…。
悲しいけど、この恋愛はやめるべきだ。
自分の人生の名にかけてやめるべきだ。
彼と今後どうするかは、正体が分かったとき判断をすることである。
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一番適した別れ方だと思います。別れの美学などいらない。
所詮女の真心など通じないポンコツなのだから。