今まで曖昧だったわたしの気持ちを、最後に伝えた。
「あなたのことが好きでした、あなたと結婚したかった」と最後に伝えて彼と別れた。
これって正解か?
人によっては、これは重いと感じる人もいるだろう。別れを決定した男性に、そんなことをいったら重く受け止められる。最後は爽やかに別れるもので、未練を残して重く別れるものではない。そのように感じる人もいるだろう。
また、よく言ったという人もいるだろう。最後に自分の本当の気持ちをいう。今日でお別れだ、明日は他人同士になる二人。最後の最後で本心を伝える、これはとても勇気にいることで拍手喝采だと賞賛する人もいるだろう。
またこの期に及んで何を言う?という人もいるだろう。素直な気持ちは付き合っているときに言うもので、別れ間際に言うものではない、未練がましいなと思う人もいるだろう。
どちらが正解か?どちらも正解である。
人は自分の受け止め方でいい。
では、男性と女性はどっちだ。
男性はあっさりと爽やかに別れることを望むことに対して、女性は最後に自分の気持ちを伝えて別れることを望む。これは女性の方が往生際が悪いと言っているのではない。女性の方が真剣に相手を愛していたということだ。愛に関しては、男性は女性には勝てない。女性の方が深く相手の男性を愛していたということだから、最後に本当の気持ちを伝えるのは当然である。
女性だって、愛していない男性に好きだとは言わない。愛してなければあっさりと爽やかに別れることができる。深く愛した人たからこそ、最後に本当の自分の気持ちを伝える。男性から見れば往生際が悪いように感じられるかもしれないが、これが女性の気持ちである。
最後の言葉は未練か、執着か、失いたくないという抵抗か、どちらもあるが、それより女性にはもっと深い女心がある。それは奇跡を信じているのだ。最後の言葉で彼が別れを撤回してくれるという奇跡を女性は信じているのである。
だが彼は、「ありがとう」とだけいって無言になった。つまり、奇跡は起こらなかった。女性の最後の頼みの綱はいつもこうやって葬り去られる。
男性には理解できないのだ。
女性の真心が通じないのだ。
では、言わない方が良かったの?
いや、言って正解だった。
なぜ、言って正解なの?
男はあとから感じるものだからだ。
別れ間際には感じないけど、後から思い出して感じるものだ。
女の真心を後から感じるものだ。
感じなかったらどうするの?
中には感じない男性もいる。
そういう男性は女を裏切る男だ。最初は君を離さないよといっておきながら、あとから騙す男は裏切り者だ。そういう男とは、有言不実行の男だ。こういうタイプの男は信用してはならない。
有言実行できる男は感じ取ることができる。
有言実行できる男は、最後に女性から気持ちを伝えられば、あとからその女性の真心を感じてその女性と本気でやり直したいと思うようになる。そしてあとから行動に移す。
なんでもっと早く行動しないの?
なんでもっと早く言ってくれないの?別れの際に女性が本気で言った言葉を、なぜ早く受け止めてくれないの?私は奇跡を信じていたのに、あなたがわたしの言葉に反応してくれれば奇跡は起きたのに、なぜ言ってくれなかったの?
男と女は複雑だ。そう簡単に奇跡は起きない。
男と女はお互いがどんなに好きでも、お互いがどんなに愛し合っても別れることが起こる。歌謡曲を見れば、出会った数だけ別れている。男と女が別れるのは、一つのイベントであり一つのセレモニーだ。とくに別れの時は歯車が噛み合わないようにできている。歯車はあとから噛み合うようにできている。愛の歯車が噛み合ったとき奇跡は起こるようにできている。
なぜ、そのときに歯車が噛み合わないのか?
それは、男の方に自信がないからだ。
なぜ、自信がないの?
それは準備ができていないからだ。
君を迎え入れる準備ができていない。
また、その準備は時間がかかるものだ。
だから、男は迎えに行くのが遅いのである。
奇跡には男の準備が整ったときに起きる。
そとき愛の歯車は噛み合うようにできている。
あなたが言った言葉は、相手の心に響いた。
相手が本物なら、相手は準備を整えて歯車が噛み合う行動をとってくるだろう。
そのために、あなたは最後の言葉いった。
あとは、彼が間に合うか間に合わないかだ。
おそらくあなたはそれを想定して最後の言葉を伝えたのだろう。
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わけじゃないので、重くなると言うことはないと思います。
最後に本当の気持ちを伝えて未練を残さない。
後悔しない。いいと思います。