たとえ悪いことをしても、あなたは悪い人間ではない。たとえ悪い言葉を発しても、あなたは悪い人間ではない。人間は、ただ単に賢明でない決定をたまに下すだけである。
私たちは自分がとろうとする行動の結果を考えずに衝動的に行動することがある。あるいは理由も知らない、また理解できないまま行動することもある。そして行動を愚かだと思わず、そのときは最善を尽くしているつもりで行動し、結局、後になってそうでなかったと気づくことである。
あなたのとった行動はあなたの人間としての価値とは関係ない。間違いを避けたからといって良い人間でないのと同様、間違いを犯しても悪い人というわけではない。
以上「うまくいっている人の考え方」ジェリー・ミンチントン著を引用。
人間は後先考えず、ただ単に賢明でない決定を下す。そのときは最善を尽くしているつもりで行動し、結局、後になってそうでなかったと気づくことである。
まさしくこれは日常茶飯事ですね。
最近でいえば、東京五輪組織委の森会長の女性蔑視発言問題。本人は最善のつもりで発言したが、後になってこれは性差別の人権問題だとバッシングされて組織委会長をお辞めになった。
私は森会長を擁護するつもりはありませんが、森会長は女性を蔑視して性差別する人ではないと思います。家族思いの普通の優しいおじいさんだと思います。「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」この発言が国内外で厳しく批判された。ああ、やってしまったね。言葉使いを間違えてしまった。本人は最善を尽くして述べようとしたが、結局、後になってそうでなかったと気づいたのである。
こんなことは、私たちの日常でもたくさんあることです。
職場の人間関係でも、男女の恋愛関係でも、親子や兄弟関係にもあります。本人は正しいと思った発言が、あとから間違っていたと気づくことがあります。そのとき考えていただきたいことは、あの人は悪い人間ではないと考えてあげることです。また悪い発言をした本人も自分は悪い人間ではないと考えることです。悪いことをしても自分をあまり責めないことです。
悪い人間とは悪いことが常態化した人のことをいいます。
人権問題も、どこかの国みたいに常態化していれば、それは悪いことでしょう。
男女関係も浮気が常態化していれば、それは悪い人間でしょう。
常態化とはたまにやった日のことでなく年がら年中悪いことをやっているという意味です。
ほとんどの人間は悪いことを常態化していません。
人間はたまに魔がさして悪い行動をとったり、後先考えず相手を傷つける発言をしてしまいます。人間は感情と欲望で生きているので、たまには間違った行動や間違った発言をしてしまうものです。これはどの人間にもあることです。ほとんどの人間はこの中にあり、悪いことは常態化していません。
この流れを恋愛に置いてみると。
あるは、あるは、男女の行き違いと勘違いが、うなるほどたくさん…あります。
とくに喧嘩のシーンでは、この問題が浮き彫りになり、悪い方に常態化するでしょう。
そのときは、相手は悪い人間ではないと許すことです。
相手を責めないで許してください。
そして、自分も許すこと。
自分を責めないで許してください。
相手がすることと相手は違う。
あなたがすることとあなたは違うのです。
相手もあなたも元を正せば良い人間です。
決して悪い人間ではありません。
ただ、誤解があっただけです。
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