他人の感情は他人の責任で、自分の感情は自分の責任である。だから、分からない相手の気持ちは関与することがないという方法である。
相手が何を考えているか、何に気を悪くしているのか、それは相手の感情の問題で、こちらには関係ない。相手の感情は相手の責任でこちらの責任ではない。
自分の言動で相手が気を悪くすることは実際にある。しかし、それはその人の性格だったり癖だったり習慣だったりもする。もし自分の言動が他人の気分を害する力があるのなら、周囲の人全員が気分を悪くするはずだ。だが、そんなことはない。気分を悪くしているのはその人だけだ。
周りは気分を悪くしていないのに、その人だけが気分を悪くしているのなら、その人に常識がないだけだ。周りも気分を害してその人の気分を害するのなら、それは自分に常識がないということになる。
意図的に他人を怒らせたり不愉快な思いをさせないかぎり、他人の反応に責任を負う義務はない。
自分の感情に責任を負うだけでも大変なのに、他人の感情に対して不必要な重荷を背負う必要はない。つまり相手の嫌な性格にいちいち顔色を伺って合わせる必要はないということだ。
うまくいっていない恋人同士は、相手の感情に対して不可解な思いをしているカップルに多い。この場面では普通は怒らないのに、相手は気分を害してキレまくった。え?え?この場面で普通怒るか?というカップルは常識が噛み合っていないカップルである。彼女の常識と彼氏の常識がかけ離れているのだ。そういうカップルは性格の不一致でやがて別れることになるだろう。
男女の常識、常識のすり合わせ、かみ合わせは大事である。こちらが正しいと思っても、向こうが正しくないと思えば、ぶつかり合うことになる。そんなことばかりが続いていると、やがて心は疲弊し、口も聞かなくなる。口を聞かない時期が長く続けば、二人は合わないと認めて別れるしかないだろう。
男女の相性は大事だ。
いい相性とは、あうんの呼吸みたないもので、なにも言わなくとも二人の気持ちは一致している。同じ生活習慣、同じ素質、同じ能力、同じ常識が整っているカップルは末永く続く。
悪い相性は、呼吸が乱れている。違う生活習慣、違う素質、違う能力、違う常識となっていれば、カップルは短命で終る。
性格が違って常識が違っていれば、どんなに好きでもいずれ別れることになる。
よく彼が何を考えているか?分からないという質問がある。
質問をされた私は、詳しい内容を聞いて彼の心の中を探ってみるが、このやり方がすべてではない。はっきりいって人の心はすべて読み取れないのが事実である。彼は何を考えているか?さあ?仕事が忙しくてそれどころではないのだろうというのが関の山である。男は仕事が忙しくなれば恋愛がピンチになることは大いにあるからだ。
また質問の奥には不信がある。
彼が何を考えているか?その奥には彼に対する信用がない。
信頼できないパートナーは、常識が合っていない。
周りは気分を悪くしていないのに、その人だけが気分を悪くしている。
常識があってないので、いつも顔色ばかりみている。
そうなると女性は彼に嫌われないようにするため緊張する。
心が窮屈になり、同じ空気を吸うのも嫌になる。
常識の合わないものは、いくら考えても、彼が何を考えているか分からない。
ということは、二人は合わないということだ。
彼が何を考えているではなく、二人の常識が噛み合っていないのである。
そのときの感情のコントロール方法は、
相手が何を考えているか、何に気を悪くしているのか、それは相手の感情の問題で、こちらには関係ない。相手の感情は相手の責任でこちらの責任ではないとすればいい。意図的に他人を怒らせたり不愉快な思いをさせないかぎり、他人の反応に責任を負う義務はないのである。
あなたがこのくらいの強い気持ちで臨めば。相手の方が折れてくるだろう。人間は相手に合せて萎縮するより、自分の意志を貫くことである。
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歳をとると自分の事だけで精一杯で、
人が何を考えていようとどうでもよくなります。
言葉は本当に難しいです。親切心から言ったことでも
おせっかいに思われたり、不愉快に思われることもあるし、
悪意のない言葉で誤解を生じるような嚙みあわない人間とは
それなりに距離を置くのが一番。
近寄らない事だと思います。