過去の思い出に浸る。
それは決して悪いことではない。
当時を懐かしむ・・・。
それはいいことだ。
未来に希望を抱く人がいる。
未来の計画を練る。
それは決して悪いことではない。
未来に希望を抱く。
それはいいことだ。
だが、悲しかった過去を思い出しても、未来に不安を抱いてもいいことはない。哀れな過去を思い出し、未来の心配ばかりしているような精神状態では、今後よくならない。
過去も未来も大事だが、それより今の方が大事。
過去に生きるより、未来に生きるより、今を生きよう。
いま・・・生きるのだ。
現実とはつまらないもの。
夢もロマンもない。
過去に成し遂げなかった切ない思い出に浸った方が情緒ある人間らしさを取り戻せるかもしれない。あの当時に流行っていた音楽を聴き、胸がキュンとし、悲しくなり、甘く切ない望郷の念にかられるのも人間らしくていいかもしれない。
未来の奇想天外な妄想を抱くにもいいかもしれない。未来の妄想は自分の実力以上のものを発揮することができる。世界を征服し、すべての異性にモテ、すべての権力、すべての財産を手に入れることができる雄大な妄想は夢中になれる。
しかし、これらは現実ではない。
叶わなかった過去の思い出に浸るのは自分を責めることだし、未来の妄想は過去の失敗を補うための責任回避にしかすぎない。人間は過去の失敗から未来の妄想を抱くようにできている。過去と未来を往復しても、現実はよくならない。
ホント。
この仕事をやっているとよくわかる。
人間は、過去の失敗から未来の妄想を抱くようにできていることが。
過去の失敗を反省して未来を生かせばいいのだが、過去の失敗が蘇って未来を殺している人の方が多い。過去のトラウマが未来の希望を打ち砕いてしまうのだ。
「どうせオレは何をやってもだめだ」
「どうせわたしは振られるのよ」
過去の失敗が、その人の人間形成を作り。
なにをやってもうまくいかない自分を作る。
もう・・・やめようか。
過去のトラウマが未来の希望を打つ砕く発想は。
そのためには、
過去に生きるより、未来に生きるより、今を生きること。
あなたは過去の失敗の産物から未来を作ろうとしている。そんなことをしているから、未来はうまくいかない自分を作っているに過ぎない。
今に生きるとは?
新しい自分を作ること。
過去でもない未来でもない新しいあなたを作ること。
現実がつまらないと思うのは、過去に浸り未来に不安を抱いていたいから現実がつまらないのである。過去の妄想と未来の妄想だけに時間を使ったら確かにつまらない。それより自分を変える現実に着手してごらん、俄然面白くなるよ。
今までやらなかったこと。
勉強でもいい。運動でもいい。新しい趣味を持ってもいい。自分を変えるために新しいことにチャレンジすれば、現実は楽しくなる。
現実に生きるとは、過去から脱皮した新しい自分を作ることにある。自分が変われば未来も変わる。その意味が理解できたとき、今を生きることができる。
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