このお客さんはとても真面目な方ですが、慎重すぎて石橋を叩くタイプ。だから、意志決定が遅くてチャンスを逃してしまうとのこと。本人も自分が優柔不断であることを自覚して悩んでいる。
慎重すぎて意志決定が遅く、それによってチャンスを逃している。
こういう人はたくさんいると思います。
慎重すぎて石橋ばかり叩いて、なにも決められない人。やっとの思いで決断しても、時期はとっくに過ぎてしまい、タイミングを外してしまっているという人はたくさんいると思います。
あのとき、なぜ決断しなかったのか?
過ぎてしまった過去を、後悔しながら悔やんでいる人はたくさんいると思います。
恋愛でも。
相手から告白されても意志決定が遅いので付き合うタイミングを逃してしまった。別れるときも意志決定が遅いので別れるタイミングを逃してしまった。
仕事でも。
意志決定が遅いのでチャンスを逃してしまった。就職でも転職でも、資格でも、石橋を叩くクセが優柔不断となって、大事な仕事のチャンスを逃してしまった。
人生全般でも。
意志決定が遅いので、タイミングがずれてチャンスを逃してしまっている。真面目で慎重なのが悪いというわけではありませんが、だが、その性格によってチャンスを逃しているのは事実。ご本人は慎重で優柔不断な性格をなんとかしたいという。
手相を観れば、確かに優柔不断の性格。線は複雑な線が絡みあっており、臆病で、ネガティブで、とても傷つきやすく、とても繊細。まさしく傷つきやすい繊細女子。
本人はこの性格をなんとかしたいという。
性格そのものは変えることはできないが、訓練によって強くすることはできる。
彼女に必要なのはスピードアップの訓練だ。
日常生活で意志決定のスピードを上げる訓練をすればいい。
例えば、レストランに入ったとき。
メニューを見て、10秒でパッと決めるとか。
優柔不断の人はメニューを見て何を食べたいか迷う。
メニューのページを端から端まで見て、食べたい候補を3点ほど選ぶが、そこからまた時間がかかる。この3点の中から何を食べたいか選ぶのに相当時間がかかる。レストランに入ってメニューを見ながら5分も10分も選ぶのに時間がかってしまい、一緒に入った同僚が食べ終わろうとしているのに、本人はまだメニューとにらめっこしていることもある。
これでは、チャンスを逃してしまうのもうなずける。
そこで、スピードを上げる訓練だが。
見本は、チャンスをものにして成功した人たちの真似をすればいいと思う。
たとえば会社の社長さん、経営者だ。
会社の社長ともなればお金は持っている。金持ちは食事のとき、たっぷり時間をとって高価な物を食べるという印象だが、実際はそうではない。彼らは早い。時間を大切にするので早いのだ。レストランに入って10秒でオーダーしてしまう。ランチタイムは一般の人よりはるかに速いのが彼らの特徴である。
ある有名な社長さんは、素早く食べられる牛丼が大好物だという。
牛丼は早くて安くて美味しい。経営者にとっては、早いのが何よりである。彼らはランチタイムと短く済ませ、次の仕事に素早とりかかる。選ぶのを素早くするということはチャンスを逃さないことに相通じる。彼らは時間を大切にしているのでスピードが命である。素早く決める訓練を日常生活の中に取り入れている。
なにもそんなにせっかちにならなくてもいいのでは。
確かにせっかちはよくない。慌ててご飯を食べるのはよくない。早くて安い食べ物ばかり食べたら健康によくない。そういった意見もある。だが、経営者は概ねせっかちだ。レストランに入ったら素早くメニューを決める。これも経営者に多い。彼らにとっては時間こそが命。時間の使い方を最も大事にしているからである。そして、バランスのいい食事は家に帰って奥さんの手料理をゆっくりと堪能している。素早く決める時間とゆっくりくつろぐ時間を上手に分けているのである。
彼らの特徴は、何事も素早く決める性格を持っている。
それによってチャンスを逃がさないようにしている。
素早く決められない人は経営者になれない。
決断力のない人は経営者になれないからだ。
あなたに経営者になれといっているわけではありません。
素早く決める決断力を真似たらどうか、といっているのです。
スピードアップを図れば、チャンスをとらえることができます。
今まで優柔不断でなかなか決められなかった人が、
たとえレストランのメニューでも素早く決めるくせを身につければ、
チャンスは無限に広がるでしょう。チャンスはスピードが命だからです。
人生でいちばん大切なものはなにか?
それは時間です。
限られた時間内で意思決定を早くする。
これが優柔不断から脱出する方法です。
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