「あきらめよう・・・そうすればうまくいく」
それと同時に、「最後まであきらめない」も好き。
矛盾する二つの言葉ですが、人生ではどちらかを選択しなければならないときがある。どちらを選択するかは、置かれている状況によって違う。私は、どちらを選んでも構わない。両方の生き様を知っているので、どちらでもいいのです。
今日は、「あきらめる」について、記事を書きます。
あきらめることは決して悪いことではありません。なぜかというと、あきらめることで人生が再スタートできるかです。しかし、なかなか人はそんな気持ちになれない。あきらめることは終りを意味する言葉で、その先に新しい扉があるとは、誰も信じられないからです。
あきらめて新しい扉を開いたら、そこは空虚の世界だった。輝かしい未来の世界ではなく暗黒の世界だった。その世界に一歩踏み出した途端、虚しくて、悲しくて、やるせない気持ちの孤独の世界が待っていた。
未来の扉は順番待ち。
自分に輝かしい未来が来るのは、ずっと先になります。光が差すまで{はーぁ}という溜息まじりの時間を過ごすしかありません。どこに行っても{はーぁ}仕事をしていても{はーぁ}新しい人に出会っても{はーぁ}・・・切なくて、虚しくて、やる気のない生活を送るしかありません。
そして、さらに未来に対する不安が押し寄せてくる。愛を失った人間は生き甲斐を失った傷心状態がずっと続き、何をやってもやる気が起きない状態が続く。この状態が続けば、未来には不安しか残らない。
順番待ちとは心の整理。
「はーぁ」という溜息の中で、人間は心の整理をしなければならない。虚しさ、孤独、切なさ、何をやってもやる気の起きない時間こそが、心の整理の時間なのです。順番待ちとは心の整理の時間のことをいいます。
愛を失った瞬間は100%執着しますが、3ヶ月後には50%、半年後には20%、1年後には10%と下がります。そして3年後には想い出へと変わります。こうやって人の心は整理されていきます。どんな悲しい出来事でも、時間が解決してくれます。
虚しい時を経て、あなたの心は整理されました。それによって、あなたの順番が来たのです。やっと未来の扉を開く順番があなたに回ってきたのです。そこで扉を開けば、そこは暗黒の世界ではなく、輝く未来の世界が待っています。
この未来の扉を開く順番を早くしたかったら、心の整理を早く済ませることです。これを切り替えといいますが、早く切り替えることができる人が、順番は早くなります。つまり早く幸せになれる人は切り替えが早い人ということになります。
切り替えの早い人はいるの?
ほとんど・・・いません。
皆さん暗黒の世界が好きなようで長くそこに滞在しています。
私もそこに長く滞在するクセがあります(笑)ただ、私の場合は皆さんと違います。若い頃は暗黒の世界が嫌いだったのですが、この歳になると「これも人生さ」といって楽しんでいます。
{はーぁ}と溜息ついては楽しみ、寂しいと言っては孤独を楽しみ、切なさに情緒を感じ、やる気のなさにリラックスを感じ、怠けている自分に愛しさを感じ、人間どこまで堕ちるか?とことん堕ちてみるかという楽しみもあって、暗黒の世界を楽しんでいます。
皆さんもきっとそうなのでしょう。
悲しさを楽しみ。
虚しさを楽しみ。
孤独を楽しみ。
切なさを楽しんでいると思います。とても情感がありますね。
そこで考えてみてください。
あのまま、あの人と続けた方が良かったのか?と。
あのまま続けていれば、ずっと不幸だったでしょう。この不幸は何年も、いや一生続いたのかもしれません。それに比べてあきらめたあとの時間は短くて済みます。 しばらのく間、空虚な時間を過ごすだけで済みます。
人生でいちばん大切なのは時間です。お金でも愛でもありません。時間がいちばん大切なのです。あなたはあきらめることによってその時間を手に入れました。
あきらめることは決して悪いことではありません。あきらめることで時間が確保でき、人生は再スタートができるからです。
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