ホーム > 人生は選択だが、選択ができない場合は? > 彼が仕事人間で、モラハラ男となった場合。
普段は優しい彼でも、仕事でストレスを抱えるとモラハラ男となる場合がある。

とくに仕事人間の男は要注意。仕事が忙しくなると、余裕がなくなり人間性そのものもがおかしくなる。

付き合い当初は、仕事に余裕があったせいか、とても順調だった。彼はわたしのことを気遣ってくれた。連絡は毎日だし、週に1回はデートした。この思いやりがずっと続くと思った。

だが、この順調な期間は長く続くことはなかった。付き合って半年を経過したあたりで、彼の仕事が急に忙しくなった。

彼のグループの社員が2人辞め、その分の仕事を彼がやるようになった。毎日深夜の3時まで仕事。ときに朝まで仕事をする日もある。

こうなると、恋愛はもうお手上げ。彼の恋愛時間がない。わたしは彼の仕事の忙しさを理解するように務め、彼の仕事を邪魔しないように心がけた。

だが、わたしも女。いつまでもこの状態が続くのは我慢できない。そこで・・・やってしまった。

「ねえ、いつまでこの状態が続くの?」「このままではとても辛いわ」とついポロっと言ってしまった。

それから音信不通。Lineは既読にもならない。

また、女になりやってしまった。
「いつまでわたしを待たせるつもりなの?もう待てないわ」とやってしまった。

それから、完全無私。
彼とは1か月も連絡が取れなくなった。

このまま終わりかなと覚悟していたが、彼から久しぶりに連絡が来た。
「ゴメン・・・仕事が忙しく連絡ができなかった」と一言謝りのLine。それから何通かやり取りして会うことになった。

2か月ぶりに彼に会う。
久しぶりに会った彼の態度はよそよそしかった。顔色は悪く相当疲れているみたい。会話も弾まず、気まずい空気だけが流れる。

そこでまたやってしまった。
「わたしと会うのがそんなに嫌だったの?疲れているみたいだし、会わない方がよかったのではない」

さらにまたやってしまった。
「あなたは心ここにあらずって感じよ。せっかく久しぶりに会ったというのに、ぜんぜん会話が弾まない。コミュケーション不足だわ。これって付き合っている意味あるの?」

彼女も長い間待たされてうっぷんが溜まっていあたのだろう。やめておけばいいのに、イライラを全部ぶつけてしまった。

そしたら、黙っていた彼がついに切れた。切れた男の言葉は暴力そのもの。彼は激しい怒りをわたしにぶつけた。

わたしはどうなったか?というと、ボロボロになった。彼の激しい怒りでボロボロになった。精神も崩壊してしまった。

彼は頭がいい。そして真面目だ。真面目で頭のいい人が暴言を吐くときは、有無を言わさず相手を徹底的にやっつけるまで暴言を吐く。

まるで悪役担当の半沢直樹だ。ものすごい記憶力で、理論的に論破して相手を窮地に追い込む。これでもか!これでもか!としつこく相手をやっつける。

相手が極悪非道のやくざや、極悪人の上司や嘘で塗り固められた政治家ならそれでいいかもしれないが、彼女にそれをやる?か弱き、愛する彼女にそれをやる?やってしまうのだな・・・この手の男は。仕事のストレスを全部ぶつけることを。そして、仕事の邪魔をする女を敵とみなし、徹底的にやっつけてしまう。

一度爆発したら抑えが効かない。彼女がボロボロになるまでやっつけてしまう。

ここで、モラハラ男のモンスターが出来上がってしまう。彼らは頭がいい。理論、理屈、論理も達者だ。そして真面目に働いている。ストレスを抱えるくらいに。

だが、それまでの男。
私の見解では、彼らは頭はよくない。

バカだ。
どうしょうもないくらいバカだ。

本当に頭のいい男は、仕事のストレスや彼女が感情的になったくらいで切れたりしない。ここで切れる男は、単なるガキに過ぎない。ガキの相手をするのは大変だ。この相手をできるのは、彼を愛する女性くらいしかできない。

沖川ならどうするか?私は男だから嫌だね。もし、こんな男が会社にいれば、即刻クビにする。

ところが女性はクビにしない。
頭がいいのか?バカなのか?それが愛なのか?わからないけど、女性はモラハラ男をクビにしない。

考えてみれば、女性という生き物は感情的な軋轢に強い。彼がモロハラ男になったとしても、よくぞ本気を出してくれたと逆に迎え入れてしまう。その辺が男性にはできない女性の凄さだ。

だが、彼が一度モラハラ男に変身した以上、もう元には戻らない。今後もモラハラが続く。ことあるごとに、小さいことで、いちいち機嫌を悪くして彼女に八つ当たりをする。

女性はそれを我慢する。まるで虐げられた丁稚奉公のように我慢する。いじめに耐える、おしん物語が続く。

そうなると、女性にストレスがどんどん溜まってくる。いくら女性が感情的軋轢に強いからっていって、我慢にも限界がある。

そして、あるとき、まったやってしまった。

「わたしはあなたの暴言にずっと耐えてきました。耐えたのはあなたが好きで、あなたのことを愛していたからです。ただ、ここに来てあなたの気持ちがわからなくなりました。あなたに愛されている気がしません。あなたはわたしのこと好きなのですか?このまま続けてあなたとの未来があるのですか?もしわたしのことが好きでないのなら、わたしとの未来がないのなら、たったいまわたしを振ってください。」

ああ、やってしまった。

これは自爆か?

これは自爆ではない。
むしろ、
「よくやった」

彼女はよくやった。
彼によく言った。
偉い、あんたは偉い。

これが、頭のいい人の評価です。
これが、分別を持っている大人の評価です。

彼に最後の言葉を言い放ったあとは、すっきりしてください。これで胸のつかえがとれたでしょう。やっとモヤモヤから解放されますね。

そのあとどうするか?
後は無視しましょう。
なにもせず、彼を放っておきましょう。

あなたはいうべきことは言いました。あとは彼が動く番です。動かなければ頭の悪い男。動けば少しは成長の見込める男。モラハラ男は男のクズ。彼がそのことを理解すれば、また付き合いを考えてもいいでしょう。おそらくは無理だと思います。人間の性格はそうそう変りませんから。

あなたは待たなくていいです。
放置の間、モラハラ男はよそにおいて、あなたにぴったりあった新しい人を見つけることです。



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コメント

女性と向き合う準備ができていない、それどころではなくなった男性は、どんなにいい女でも動かせないですよね
回送中のタクシーみたいなものです
停まってくれるタクシーをつかまえましょう

浩然之気

こんにちは、沖川先生

先日偶然、良い四字熟語を発見しました。
タイトルの通り、「浩然之気」
意味は、物事にとらわれない、ゆったりとした気持ち。
「浩」は水が豊かであること。「浩然」はひろびろとゆったりしているようす、だそうです。
 実は初生の知っている先輩にこのような方がいます。いえ、ゆったりしているというより、規模が大き過ぎる、というイメージの方が強いですね。(笑)
 僕には良いんですけど、時々切れて他の女性たちには男女差別なくあからさまにモラハラ態度を取ってしまうようなのです。
 分からなくもないですが、とにかく規模が大き過ぎるところが時折心配になります。
 本気になると四面楚歌状態に、相手を追い込むんですね。(汗)
 どうか先輩が穏便に事を進めてくれれば良いのですが…。

 でも、今回ばっかりは職権と言いますか、地位を悪用したことにかなりご立腹のようです。

謎の探偵士さんへ

あなたは一体何者なのでしょうか

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