新しいことに全力を尽くすべきだが、全力を尽くしたところで将来うまくいくという保証はどこにもない。だから、先のことばかり心配してしまう。
そうですね。
人間ってそういうものですね。先の保証はどこにもない。何事もやってみなければ分からない。あーあ、そうくるから、また心配をしてしまう。人間の心配事は尽きないですね。
心配事が尽きないから、新しいことに全力を尽くせない。心配事は、何かをやろうとしても常に足を引っ張る嫌な働きをする。まるで不安の無限ループに引っかかっているような気がする。
まあ、しかたないね。
この変な特性を持っているのが人間だから。心配事があるうちは、新しいことに全力を尽くせない。全力を尽くすには、その心配事をなくすしかない。
なに、心配事って?
それは人によってそれぞれ違う。
恋愛だったり。
仕事だったり。
お金だったり。
まあ、とにかくいろいろある。
恋愛に心配事があったら、自分磨きに全力を尽くせない。仕事に心配事があったら、新しい事業に全力を尽くせない。お金に心配事があったら新しい投資に全力を尽くせない。
今は恋愛がうまくいってなくて自分磨きに専念するべきだが、今は仕事がうまくいってなくて新しい事業に専念するべきだが、今は金儲けがうまくいってなくて新しい投資に専念するべきだが、先の心配ばかりが気になって、専念できない。
では、心配事をなくすことができるか?
できない…それが人間の弱さ。
うまくいっていない恋愛を終わりにすることができれば、心配事がなくなる。
うまくいっていない仕事を辞めれば心配事がなくなる。
お金を失ってしまえば、お金に対する心配事がなくなる。
それが・・・できない。
人間は、失うことができない。
失えば、この先どう生きていいのかわからなくなる。新しいことに全力を尽くしたところで、失えば何も残らない。何も残らなければ、新しいことに全力を尽くしても意味がない。新しいことにチャレンジせず、このままうまくいっていないことを必死に守ればよかったと思うようになる。
しかし、それで良くなることはない。
今の状態が良くないから人間は悩む。
かたや今の状態から抜け出したい。かたや今の状態を維持したい。だが、今の状態は瀕死の一歩手前、この場合は今の状態から抜け出すことにチャレンジするべきだが、今の状態を維持したいという気持ちの方が強く、結果としてなにもできないでいる。
人間とは厄介な生き物で、いつもそんな心配事の中にいる。
では、どうすればいいか?
そこから先は、偉人たちの登場だね。
彼らの考えを取り入れるしかない。
彼らの教えはこうだ。
「うまくいっていないものは捨てなさい」「うまくいっていないものに執着するな」これが彼らの教え。
えええ!!できないよ、そんこと。
でも、これが彼らの教え。
しかも、これを素早くやりなさいという。
「人生はスピードだ、考えている暇などない。どうせあなたの考えはロクなものではない。あなたの考えていることは執着だ。このまま執着すれば、愛も仕事もお金も、前のように戻ってくると思っているかもしれないが、それは二度と戻ってこない。戻って来ないものにいつまでも執着していないで、今すぐ前に進みなさい。今すぐに、人生はスピードが命だ」
お、こわ。
偉人たちの言葉は怖い。そしてきつい。凡人には真似ができない。
前に進もうにもうまくいくという保証がない。保証がないものに進むことができない。
すると、偉人たちがまた葉っぱをかける。
「うまくいくという保証などどこにもない。そんな保証を持っている人間はどこにもいない。保証がないからこそ、チャレンジする意味がある。チャレンジとはそういうものだ。人間は新しいことにチャレンジして失敗を繰り返す。失敗を繰り返してもチャレンジ続けることに、人間はやがて意味を見出すようになる。その意味が見つかったとき、人間はうまくいく方法を見つけて成功するようにできている」
さらに、おお、こわ。
それと同時に難儀だね、と思ってしまう。
おそらく凡人からすれば「メンドクサ」となるだろう。凡人は面倒なことが嫌いだから。
それでもボチボチやるしかない。
偉人の真似はできないが、自分なりのペースでやるしかない。凡人でも、いつまでもこの状態を続けるわけにはいかない。
今は先のことばかり考えて、新しいことにチャレンジすることが今はできないが、そのうちやるだろう。偉人達よりは時間はかかるが、遅ればせながらやっていくしかない。
まあ、ボチボチやればいい。
やっているうちに心配事は徐々に少なくなってくる。そうなったら、あなたは前に進んでいることが実感できて、心配事はそのうちなくなるよ。
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心が疲れてしまい、どうにもなりません。
50代でこの状態ですと、幸せになるのは厳しいのかもしれませんね(⌒-⌒; )