悲しみは人間性を現わす。悲しみはネガティブだという人もいるが、悲しみはネガティブではない。悲しみとは、人間が持っている素直な心。この心があるから、人間は悲しみから謙虚に立ち直ることができる。この立ち直る過程には情緒がある。私は、悲しみに出会うたびに、人間性である情緒を楽しんでいる。
人の不幸を楽しんでいるわけではない。そこからこの人がどのように立ち直るのか?この悲しみをどう乗り越えるのか?もがいている悩みをどう解決できるのか?この人が持っている人間性に期待を持ちながら、成長できる過程の情緒を楽しんでいる。
だから悩んでもいい。悩みは成長の糧となるから。悩んでいるんでいる暇があれば新しいことにチャレンジしなさいというのは、悲しみを乗り越えてから。そして、新しいことへのチャレンジするのもその悲しみの中から生まれる。
このままでは生きていけないという境地に達したとき、方向性が決まる。「このままではダメだ」という方向性は打ちのめされた悩みから生まれる。チャレンジとは挫折から生まれるもので、平和な心からは生まれない。
だから、悩んでいる自分を卑下しないで欲しい。どんなに悲しい状況に打ちのめされても、希望は忘れないでほしい。
でも、勘違いしないほしい。
方向性は悲しみから生まれるといっても、ずっと悲しんでいると、このままネガティブな人間になってしまう。悩みは悲しみは方向性を見出す機会となるが、ずっとそこに安座していたのでは、ネガティブオバケとなってしまうよ。
ネガティブオバケになったら、しばらく立ち直れない。それこそ暇さえがあれば悩んでばかりいるから。そうなると、自分の人生を愚弄するだけの人間になってしまう。
人の悪口ばかり言ったり、誰かのせいにしたり、なにかにつけて世間の悪口をいういじけた性格になってしまうよ。せっかく方向性を決める挫折を味わったのにそれを悪用してしまったら意味がない。成長できないいじけた年配者にあなたはならないことです。いじけた年寄りは、みなさん挫折を上手に乗り越えられなかった人たちばかりなのです。
悲しみは人を成長させるための情緒。
悲しみは人に試練を与えるが、人が持っている情けや人情味も同時に与えてくれます。悲しみを謙虚に受け止め、誰かのせいにすることなく、こうなったのも自分のせいだと認識して、このままではダメだから立ち上がろうという強さも与えてくれます。悲観に明け暮れたらいじけた人間になるが、悲しみを乗り越えようと努力すれば希望のある人間になれます。
そうなれば、「悲しみよ、ようこそ♪」と歓迎でき、そこから立ち直るシナリオができます。方向性が見えた人は、「よくもまあ次から次へと悲しみが起きるものだ!」と悲しみを楽しむ人間になれます。人間は悲しみから謙虚に立ち直ることができるのです。
人の悲しみは見たくないが、だが情緒がある。情緒がある以上私はそれを見なければならない。その人に一筋の希望を与えたいから。
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