ある本に、「信念は知識から生まれる」と書いてあった。そして、知識は本を読むことで得られる。さらに、知識を信念まで高めるには本を月に100冊読みなさいと書いてあった。
え!月に100冊?
それはとても無理。
月に100冊とは1日に3冊以上読まなければならない。200ページの本を集中して1冊読むのに半日はかかる。それを3冊以上読むとなると・・・とても無理・・・そんな時間があるわけない。
まあ無理でしょうね、一般の人には。仕事があって日常の様々な用事や生活があるから、そんな時間があるわけない。まして、そんな長時間本を読んだら目も頭も疲れる。
本の読むのに慣れていない人は5分も読めば眠くなってしまいます。慣れない知識を入れようとすると脳が拒否るからです。人の脳は今までの習慣を取り戻そうとします。普段本なんか読んでいない人に無理して読もうとすると脳が抵抗を示すわけです。
今でも私は本を5分読めば眠くなってしまいます。2週間ほど本を読まない生活をしていれば、必ずそうなります。本は習慣にしないとダメですね。しばらくサボると脳が抵抗を示すからです。
「信念は知識によって得られる」か。
そういえば思い出した。自分が信念を持ちたいと思ったとき、確かに本をいっぱい読んだ。月に100冊は無理だとしても、月に10冊以上は読んだ。偉人たちの歴史や文化。哲学や心理学。自己啓発や自己開発系の本を読んで自分の信念を作った経験がある。それを思い出した。
月に10冊本を読む。それを1年続ければ信念が持てる。これが私の体験です。
辛抱強く1年間本を読んだお陰で人生が激変しました。
夢や目標が持てるようになり、忍耐力がつき、継続する力も備わることができました。やはり本を読むことは必要ですね。知識があれば困難に遭遇しても乗り越えることができるからです。また、本を読めば新しいことにチャレンジする勇気も湧いてきます。生きるために本は必需品です。本を読めば確かに信念が生れてきます。
人間生きていれば、いろいろな災難や不幸に巻き込まれます。仕事のトラブルに巻き込まれ、恋愛や対人関係でうまくいかないことに巻き込まれ、家族のトラブルに巻き込まれることももあるでしょう。
そんなとき知識があれば、それを乗り越えることができます。
自分が災難に面したとき、松下幸之助ならどうするか?本田宗一郎ならどうするか?カーネギーならどうするか?ナポレオン・ヒルならどうするか?仏陀ならどうるか?親鸞ならどうするか?中村天風ならどうるか?偉人たちの教えが瞬時に出てくるわけです。ここは仏陀の「執着は持ってはいけない」という教えに従って執着を手放すことができます。情や感情ではできなかったことが、物事を理解する知識が信念となってそれができるようになります。
また選択に迷ったとき、中村天風に「心を積極的だ!」と発奮され、ナポレオン・ヒルの「思考は現実かする」から今やりなさいと励まされ、怖くて足踏みしていると、W・ダイアーの「恐いからこそチャレンジしなさい」と勇気が与えられる。偉人たちの教えは自分の弱さや迷いを解き放してくれる。彼らにできたことは君にもできると背中を押してくれる。
私も人生で迷ったとき、偉人たちの言葉でずいぶんは助けられました。
偉人たちの教えに従ってやってみたらうまくいったのです。
彼らのような大成功ではありませんが、少なくても自分らしく生きる力は授かりました。
本を読むのはネガティブなときに最高です。ネガティブなとき読み進めると、自分はなんでこんな小さなことで悩んでいるんだと恥ずかしくなるからです。小さなことでクヨクヨしている自分がバカバカしくなり、もうこんなくだらないことで悩むのはやめた!と自分を鼓舞する力が本にあります。だから、落ち込んだときこそ本を読むのが最高なのです。
信念は精神面や感情では生まれない。
信念は知識によって生まれる。
ああ、なるほどなと思いました。
最新作 「音信不通は犯罪だ!」 ご購入はこちらにてお願いします。

去年12/20にリリース 「男は忘れた頃帰ってくる」 ご購入はこちらにてお願いします。

最新の予約の空き状況はこちら