ホーム > 男と女のすれ違い > 30年かけて男たちは優しく進化してきた。だが、頼りない。男らしくない。
「私のことが好きなの? 嫌いなの? はっきりして!」


男性は女性から、このように「はっきりして」と責められると弱い。

女性の白黒には、グレーで答えるしかできない。それが男というものです。

「そんなの男らしくない!」と思うかもしれませんが、実は……、それが男です(小声)。

女性たちは男を買いかぶり過ぎです。「いざとなったら男らしくなる!」という過去の男性たちの栄光は、風前の灯となりました。現代社会において、彼に男らしくなってほしいと期待する方が間違っているのかもしれません。

ですから、あまりイライラしないようにしてください。

「こういうものだね」と分かって付き合うのもひとつの付き合い方です。


それを聞いていたある男性が怒り出します。

「黙れ! 男を見損うな! オレは仕事では白黒はっきりできるぞ! どうだ、これが男だ! 参ったか!」(エヘン)

「でも、恋愛でははっきりできないででしょ」と女たちに言われ、ガクっと落ち込む男たち。「恋も仕事も男らしい」という男性は稀有になってきたのかもしれません。

男性たちは、優しくなってきたのでしょう。昔の男性は変に男っぽく、下品で、オレ様的な亭主関白が多く、女性に対して威張っていれば何でもまかり通ると思っていました。しかし、時代の流れとともに、次第にその男っぽさは通用しなくなってた。昔スタイルの男っぽさでは、今の時代はモテない。だから男たちは優しい男子を目指すことにしたのです。

女性にモテるために優しい男になることを決めた。平成の時代か30年かけて、やっと女性にモテる優しい男が出来上がった。でも、これがいけなかった・・・これによって、本来の男らしさを見失ってしまった。

「私のこと好きなの?」と言われても、モゴモゴとしか答えない。「結婚して!」と言われると一目散に逃げる。哀れかな、女性にモテようと30年もかけて、やっと優しい男子になれたのに、頼り甲斐のある逞しい男がいなくなったと、世の女性は嘆き悲しむ。

いまさら昔の男には戻れませんよ。ダーウィンの進化論のようにすぐには無理です。戻るには、また30年かかるでしょう。


だから当面は……、

女「私のことが好きなの? 嫌いなの? はっきりして!」

男「まだ友達の関係でいいじゃん」

グレーに答えるしかないのです。


そこで女性の意見を聞いてみると。

○女の子は、恋愛に全力過ぎるのかも知れませんね。恋愛への力加減は 6割、多くても8割程度で良いのかなと思います。気合いと努力で人生何とでもなると思ってきましたが、少し肩の力を抜いてみたいと思います。

○お互いまだなのでしょう。タイミングが合っていない気がします。結婚は女にとって人生を左右する一大事。だからこそ、大局を見据えて、「総合的に夫に相応しい」と決まるまで慌てないことです。
 
○グレーというのは、フラれたと考えます。こちらが男女の関係になりたいと望んでいるのに、「友達」なんて言われたら、もうその男の人のことは相手にしません。「友達」って言葉が出た時点で、永久に友達なんだと思います。 友達イコール女として見られていないということです。そういう人とは友達のままでいます。

○こんなに世の中の女性たちが苦しむなら「結婚」なんていう制度はなくなってしまえばいい! 情報がたくさんあり、便利で、何でも自由に選べるような時代になったからこそ、グレーな答えも許されるようになったのでしょう。時代の歪みを感じます。

○あ~、なんて男って弱いの。前からわかっていたけど。やっぱり他を見よう。グレーにはグレー。「いつまでも私が待っていると思うなよ! 呑気に構えてたら、そのうち私はいなくなるわよ!」

○グレーにされて幸せになっている人を見たことがありません。グレーにされて、なんとなく付き合いもダラダラ続き、仮に結婚できたとしても、結婚生活もろくなものじゃない。

○グレー男は、「あばよっ」です! 一度きりの人生です。納得がいくまで行動して、自分の気持ち大事にしてください。恋して強くなった女なら、どんな未来がやって来ても乗り越えられると思っています。


時間のない女性は、グレーな男性を待つ必要はありません。いくら好きでも待つ必要はありません。好きという感情は、得てして人生を狂わす感情。ここで時間を浪費していては、タイムリミットを迎えてしまいます。彼が今の段階でグレーということは、「あなたの人生の責任は取れない」と言っているようなもの。そんな男性に人生を委ねることが出来るのか、よく考えて判断していただきたい。



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