ホーム > 自信のつけ方 > 先生ネガティブなことは言わないでください。自分でもどうしていいか分かりません。
常連のお客さんからの予約の際、「先生ネガティブなことは言わないでください」と言われた。

ネガティブなことを言わないでください?分かりました・・・といって予約を受け付けた。よほど傷ついてしまったのだなと察しがついた。何があったのかな・・・?まあ、概ね予想はつくけどね。

やはり予想通りだった。
彼女は仕事も恋愛もうまくいっていない無味乾燥の生活を送っていた。本人は一生懸命努力しているのだが、努力は報われず落ち込むばかり。リモートの仕事はつまらない。このままでは引きこもりになってしまう。友達もいない。彼氏もいない。もう、こんな生活は嫌だ!と泣き言をぶつけてきた。

彼女の泣き言が永遠に続く。
自分のダメなところを連発する生き甲斐を失ったネガティブ女子は、「もう何もかも嫌になった」という話がとめどもなく続く。しまいに「死にたい」などと言い出す。人生の大打撃を被った挫折の中にいる人には、将来の夢も希望もなくなってしまう。

私もネガティブなことを言わないようにして、彼女の話を聞き続けた。

彼女の話が一通り終わったところで。

「挫折か?私にも経験あるよ。君と同じだけ挫折の中にいたことがある。いや、君より長いかもしれない。15年以上挫折の中にいたからね。その時は死にたいと思ったよ。仕事はつまらないし、生活もつまらない。夢も希望もなく、自分はなんのために生きているのかと、悩んだこともあるさ。ほら君と同じだろ。」

「先生にもそういう時代があつたのですか?」

「あったさ」

「君と同じだね」

「先生はなぜ、この仕事を選んだのですか?」

「私がこの仕事を選んだのは、挫折が原因だった。世の中には嫌な奴がたくさんいてさ、私も嫌な奴にいじめられた。私をいじめたのは会社の社長。ワンマンで暴君の独裁者の社長に15年もいじめられた。それでこの独裁者のいじめっこをやっつけようと思ってこの仕事を選んだ。またいじめられている人々を救おうと思ってこの仕事を選んだ」

あの当時、独裁者のもとで働いた年月は地獄だった。成果を上げても当たり前、ちょっとでも成果が下がればみんなの前でさらしものにされて罵倒される。こんな日々が続けば、仕事に対する情熱は下がり、やる気もなくなる。日々つまらないなと思って生きていたよ。仕事はつまらない、生活もつまらない、人生そのものがつまらないと思って生きていた。


ここに3年挫折で落ち込んでいる人がいる。

ここに5年挫折で落ち込んでいる人がいる。

私はすべてに共感できる、15年も挫折の中にいたから。

だから、ここに来る人間の気持ちが分かる。

落ち込んでいる人間に私が言いたいのは、「どんな人間でも、得意なものがひとつくらいあるよ」というメッセージ。「なんでもいいから自分が得意なものをひとつみつけてごらん。それがやがて、いちばん好きな自分の仕事になるから」と伝えている。

自分には得意なものはありません。自分が好きなものが何か分かりません。自分には願望や目標がないのです。どんな仕事をしたいのか?自分は何も見つかっていないのです。

「そうか・・・見つかっていないのか?」

「はい、見つかっていません」

「だから、挫折に遭遇しているのだね、挫折はそれを見つけるためにあるのだよ」

「え?見つけるために挫折に遭遇しているの?」

「そうさ、挫折とはそういうものさ。私は15年挫折の中にいたと言ったよね。この長き挫折はこの仕事を見つけるためのものだったのさ。私が占い師をやる?そんなバカな。そんな非科学的な人を騙す商売を誰がやるか!と思っていた自分がこの仕事をしている。この仕事をしてみたら、非科学的ではなく科学的だということが、自らの体験でそれが証明できた。それらすべては挫折から生まれたのだよ。だから、君も今は見つからなくてもいい。挫折が君のやりたいことを見つけてくれるから。」

「挫折が自分のやりたいものを見つけてくれる?そういうものですか?」

「そういうものです」(笑)

だから、挫折をもっと楽しみなさい。よくもまあ次から次へと不幸なことが押し寄せるものだと楽しみなさい。そして、何かやりたいことが見つかったら能動的にそれにチャレンジしなさい。

「先生、わたしこういうのを勉強したい。」

「ほらほら、あるでしょ」


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コメント

高橋

先生って凄い方ですね。

泣き言をただ聞いていられるなんて、とても尊敬します。
私だったら、泣き言言っても何も変わらん!と一括してしまうかも💦

ただ聞いて受け止めてあげるこもが出来たら…と思う事もしばしば。

どうすれば、そんな仏のようになれるのでしょう?

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