好きなものは続けること。
「いかにして待つかを知ること、これこそ成功の最大の要諦(ようてい)である」フランスの哲学者メストルも語っている。成功するためには忍耐強く待ち続ける必要があると。
たとえば、バイオリン一つとっても、ひきこなすには長年にわたる血のにじむ努力が必要である。すぐれたテクニックを見つけるには、20年間、一日12時間の練習を欠かしてはならない。
バレリーナも猛レッスンを受けて疲労のあまり昏倒して、意識不明のまま手当を何度も受けながら、レッスンに励んでいる。観客を魅了する一流のバレリーナは、このような代償の上に花開いている。
「一流は凄いな」とつくづく感心してしまう。
常識では考えられない血のにじむような努力で花開いているのか。
彼ら彼女らの努力を知れば、自分はまだまだかなと思ってしまう。おそらく皆さんもそう思っているのではないだろうか、私たちはまだまだだと。
ここでの学習は、「いかにして待つかを覚えること」
待つことの大切さ。
「人間の進歩の速度は実にゆっくりしている」自助論の名セリフだが、私はこの言葉が気に入っている。人間に進歩は遅い。偉大な成果は、決して一瞬のうちに得られない。一歩ずつでいいから着実に人生歩んでいくこと。これを本望としなければならない。
そのために待つことを覚えること。好きなものは続けること。途中で嫌になろうが、途中でしんどくなろうが、途中でぶっ倒れようが、辛抱強く続けること。人間の進歩の速度は実にゆっくりしている。成果が出るまで、花開くまで、待つことを大切さを覚え、これを人生の本望としなければならない。
なるほど。
いいですね。ときどき世界の名著を読むのは。だらけていた心に喝を入れてくれる。
「待つことの大切さ」を分かってはいるけど、せっかちな人間はなかなか待てない。早く成果が欲しくて待てない。これが人間の弱さとなる。
とくに恋愛となるとダメ。
彼の仕事が忙しいといっているのに、恋する女性は待てない。男の仕事の忙しさは高々半年だといっているのに、半年待ったら気が狂ってしまう。せいぜい待っても1ヵ月がいいところ。1ヵ月音沙汰がなければ、自爆メールを送って終わってしまう。ああ、またやってしまったね。だからあなたは恋愛がうまくいかないだねというしかない。
手相を観て、あなたの次の恋愛は3年後だねというと。みんな「嫌だ!そんなに待てない」という。20代、30代、40代、50代の女性もみな同じ反応をする。高々3年待てないのか?だから幸せになれないのだねというしかない。
仕事でも待てない人がいる。
商売を始めたら石の上にも3年。3年間ひたすら忍耐強く頑張らなければいけないのに、1年もたたずに精神が崩壊してしまう。石の上の3年は待てないか。石の上は硬くて冷たくて居心地悪いからそれは待てないよな。待てなければ商売をたたむしかないというしかない。
持てなくて失敗している人をたくさん見てきた。人間って奴は、待てない生き物だとつくづく思ってしまう。そこで、世界の偉人たちの努力を参考にすることにした。優れたテクニックを見つけるためには20年間、毎日12時間一日もかかさず練習しなければ一流の演奏家になれない。そういった血のにじむような努力をしている人が、世界にいるとすれば、高々半年、高々3年待てないでどうする!といいたい。
幸せになりたかったら、成功したかったら、成果を上げたかったら、彼らのように「いかにして待つか」を覚えなければならない。そして、「いかにして血のにじむような努力を続けるか」それを覚えなければならない。
そこまでやるかは、あなたにお任せします。
今日のお題は「渇!」を入れるためです。
名著から自分自身に喝を入れるために学ばせていただきました。
人間は、ときどき本を読まないとダメですね。
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人生を振り返っても、大きな期待をして一時的に頑張ったことより、コツコツと続けてきた当たり前になっている習慣が自分の成功を彩っている。
努力君と頑張り君と仲良くなる方法がぼんやりと分かってきたような気がします。
今朝も素敵なブログありがとうございます。