人生はどれだけ思い出を作ったかです。
楽しい思い出ならいいのですが、辛い思い出は嫌です。その通りですね。みなさんそう思っています。思い出は楽しい思い出だけに限るとね。
でもね、辛い思い出も見方によっては楽しい思い出になります。当時はしんどかったけど、今にして思えば楽しかった。時間が経てば、辛い思い出も楽しい思い出に昇華させることができるようになれば、人生そのものが思い出に包まれた花道になるではないでしょうか。
どの人にも過去の傷はあります。人によって多かったり少なかったりするかもしれませんが、過去の傷はどの人にもあるものです。
「過去の傷は忘れること」世界の成功者や指導者は、その言葉をよく口に出します。私もその意見に賛成なのですが、私たちは彼らと違って過去の傷をなかなか忘れることができません。成功からほど遠い人は、心になんらかの傷を背負って生きているのです。
では、私たちはどうやって生きていけばいいのでしょう。
過去の傷を思い出にすることですね。忘れる必要はありません。あの当時があったから今の自分がいるのです。貧乏だった時代。恋人にフラれた時代。愛する者に裏切られた時代。人に嫌がらせを受けたり意地悪された時代。自分がやった失敗。自分が嘘をいって相手を傷つけた時代。人間は完璧ではないので、自分も傷つき相手を傷つけた時代があります。みんな何らかの過去の傷を背負って生きているのです。
これらはすべてが歴史です。あなたの生き字引という歴史です。自分がこの歴史を歩んできたからこそ、今日の自分がいるのです。それと過去の歴史はすべて学習です。辛かった過去があるから人間は成長ができるという学習です。過去の傷はすべて学びの場だったのです。
私たちができるのは、「過去の傷は、すべてが学びの場だった」と昇華させることです。あのとき学んだのです。あんなバカなことして。あんな辛い思いをして。あれだけ愛して、あれだけ裏切られて。思うようにいかない世の中で学んだのです。
ですから、あなたはいい思い出を作ったのです。過去の辛い思い出をいい思い出と置き換える。それができれば、人生は完成です。
でも、私たちの人生はまだ完成には至っていません。
完成していない証拠に、懲りずにまた恋愛をしているからです。
こんなに悩むのに、こんなに不幸になるのに、人はなぜ恋をするのか？それはまだ完全に昇華されていないからです。
人間にはやり残したことがあります。それは過去の辛かった思い出や過去の失敗から学びました。自分が満足した愛と幸せも手に入れていないと。だから再び恋をするのです。
恋をすれば生き甲斐が生まれます。またその反動で恋をすれば悩みます。恋をすれば幸せになれます。またその反動で恋をすれば不幸になります。生き甲斐と悩み、幸せと不幸が行ったり来たりするのが恋愛。この世界は、男も女もやめられない世界、どんなに痛い目にあってどんなに心が傷ついても、人は懲りずに恋をするのです。
また、あなたは思い出作りに参加しましたね。
これからの心がけは、過去のやり残したことを完成させる恋愛です。自分が満足した愛と幸せを手に入れてください。
そして、悩んだら。
そうれもいい思い出です。
自分は思い出作りに参加していると思えば、目の前に起きている悩みと不幸は、いい思い出に昇華させることができます。
人は何のために恋をするのか？
いい思い出を作るためです。
たくさんの思い出を作ってください。
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私はもう恋愛自体卒業しようと思います。
確かに生き甲斐は生まれますが、
自分の場合死にたくもなるのが恋愛でした。
生き甲斐は持てませんが、
死ぬほどの苦悩も持たなくて良い。
30代後半、少し早いですが
余生と思って穏やかに生きたいです。