しかし、この言葉は2000年前のギリシャでも言われていた。
いつの時代でも、年寄りは最近の若者はダメだといっている。私も言っているのかもしれない「最近の若者はダメだ」と。その言葉は禁句ですね、この言葉を言った時点で、若者に嫌われる年寄りになるから皆さん気をつけましょう(笑)
昔はよかった・・・。
若いころはよかった。
なにが?
若いころはお金がなくて苦労ばかりしていた、そこのなにがいいの?安月給で4畳半一間の風呂なしアパートでカップラーメンばかり食べていた生活のどこがいいの?若いころはお金がなく苦労ばかりしていた。この苦労を懐かしがっているのか?もちろん苦労はある種の思い出となって懐かしいが、今の時代と昔の時代はなんか根本的に違う気がする。
根本的に違う?なんなんだろうね、この違いは?
一言でいうと、昔の方が一体感があった。でも今は、一体感より個性を重視する時代となった、そんな気がするのです。
一体感があった時代。
昭和の時代は、巨人・大鵬・卵焼きがみんな好きみたいな一体感があった。落ち込んだとき、王のホームラン、長嶋の発するプレーに励まされた。馬場、猪木が悪役の外人レスラーをやっつけることで溜まっていたうっぷんが晴らされた。高度成長時代にアメリカに追いつけ追い越せと国民が一丸となって頑張った。ソニーからウオークマンが発売され、臨場感のある音質で音楽が好きになった。なんかね、昔の方が一体感があった・・・そんな気がするのです。
今はどうでしょう。
今は一体感より個性を重視する時代となった。そんな気がするのです。
自由を重んじる個性が悪いといっているわけではありません。
ただ・・・なんだろうね。
個性を重要視過ぎるがあまり結婚が遠のいた、そんな気がするのです。
今はフリーの時代。
一体感のある結婚より、自由気ままに生きたい。自由と個人を重視する時代になったのではないでしょうか。現代は情報量があふれるほどあり、個性を磨くには最高の時代でもあります。みんなと同じ方向を向かなくていい。メジャーでなくてもマイナーの世界で自分にぴったり合った生き方を見つけることができる。人がやっていないことは探せば、その世界で食べていける。束縛のきつい組織にいるより、自由を得て独立する時代、個性を尊重する時代となった、そんな気がするのです。
我々の時代は、ほとんどが企業の奴隷でした。
奴隷と言っては語弊がるかもしれませんが、少なくとも組織に束縛されていました。それが悪いことばかりではなく、みんなが同じ方向を向いている一体感がありました。愛社精神や愛国心はあったと思います。この一体感が国民をこぞって結婚に導いたのは間違いありません。人間の基本とでも申しましょうか、適齢期になるとみんな結婚して子供を産んで家族を形成したものです。
現代はどうでしょう。
皆さんがこぞって結婚する時代ではありません。「結婚する人はするし、結婚しない人はしない」個性を尊重した自由な時代に私たちは生きているということです。
自分も若かりし頃は自由と個性を求めていました。それが叶った現代。でも、一体感がないことに寂しさを感じています。人間って贅沢ですね、自由と個性を求めてそれが叶ったら、今度は昔の方がよかったと思うわけです。あの当時は一体感があった。ひとつのものに熱狂してみんなが感動した。そんな時代を懐かしく思っている自分がいるということです。
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