結局は自分のことしか考えていない。自分さえよければいいという生活を送っている。私も含め、皆さんにも自己中のところがあるのではないでしょうか。
自己中にもいろいろあって、限度を超える自己中の人もいれば、バランスが取れている自己中の人もいます。
お腹がすいてパンがひとつしかないとき、自分の子供がお腹をすいていればパンを子供にあげる。でも、赤の他人がお腹をすいてあげることはしない。これがバランスの取れている自己中といっていいでしょう。我が子にはあげるが他人にはあげない、これが普通だからです。さすがに我が子にはパンをあげるでしょう。
しかし、限度を超えている自己中の人は、お腹がすいている我が子のパンまで取り上げる。我が子より自分が助かればいい、自分だけひもじい思いをしたくないという自己中の人は、もはや人間ではなくクズ以外ありません。
彼女に対してはどうか?
可愛い彼女とデートしたときランチをご馳走するかというと、バランスの取れている人はおごるが、限度を超える自己中の人は割り勘にする。彼女の2倍給料をもらっていても割り勘にする。騎士道精神に乗っ取っておごりたいのだが、なにせ自己中なのでおごることはしない。クズですね。
限度を超える自己中の人が結婚すると、生活費は7万円しか入れず、残った20万円は自分のためだけに使う。毎晩のように飲み歩き、スナック、キャバクラ、車、バイク、ゴルフ、物質欲と色情欲に溺れる生活を送ろうとする。それでも足りないから生活費を5万円に下げるといいだす。クズですね。
子供が小さいので奥さんはフルタイムで働けず、夫の扶養の範囲であるパートで生活を切り盛りしている。夫からもらっている7万円でも足りないのに、5万円に下げられたら、「私と子供は死ねと言っているの!」と嚙みついても夫は聞き入れようとしない。あまりにも自己中過ぎる人と結婚するとこういう目にあってしまう。その夫はクズだから。
限度越えの自己中は幸せになれません。自分だけいいという生活はやがて破滅するからです。奥さんは離婚して新しい人生を歩むことになるでしょう。こんな夫との生活より、未来の方がずっとよくなるからです。自分勝手に生活して残された夫は、やがて生活が行き詰まり、破綻して路頭に迷う人生を送ることになります。
なぜ、そうなると断言できるの?
断言できます。絶対に惨めになります。
それを裏付けるように、私はそういう人たちをたくさん見ているからです。一言でいうと、「因果応報の天罰が下った」ということです。
人生は、誰のために行動するかです。
自分のためだけに行動する。
惨めな人生が待っています。
人のために行動する。
豊かな人生が待っています。
言えるのはそれだけです。
自分のためだけに行動する自己中は幸せになれません。自分以外の人のために行動するから幸せになれるのです。
自己中の人がアウシュヴィッツ収容所に送られたとき、自己中の人が真っ先にガス室に送りこまれて命を落とすことになります。なぜなら自己中の人は自分だけは助けてくれと泣き叫んでいるからです。妻や子供より自分だけ助けてくれと命乞いする人から真っ先にガス室に送りこまれるのです。
自分以外の他人のために行動した人はガス室に送りこまれませんでした。その人は命が助かり、その後の人生も人のために働いたからです。天は人のために有用な人だけを残し、クズは始末します。
『夜と霧』、著者ヴィクトール・フランクルのナチスの強制収容所での体験がつづられた本。「困難に立ち向かう勇気、前向きになる力」を与えてくれるという点においては最高の本だといえます。
なぜ彼が明日死ぬかも分からないナチスの強制収容所から生還できたのか?私なりに要約すると、自分のためだけではなく人のために行動したからです。自分のためだけではなく、人のために行動すれば人は幸せになれるということです。
自己中の人は人のために行動していません。
自分だけよければいい、自分だけ助かればいいと考えています。
そういう人の人生は、後半惨めなものです。
最初はよくてもあとから不幸になります。
あとからの不幸の方が取り返しのつかない苦しさとなります。
今からでも遅くありません。
人のために行動してください。
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