私がこの人と結婚したのは運命。
違います。
あなたが病気になったのは、「病気の記憶」のために病気になったのです。
あなたが結婚できたのは、「結婚相手に依存する記憶」を持ち続けていたから配偶者に出会ったのです。
つまり、人生で起こるすべての出来事は、潜在意識の中の記憶の再生によるものなのです。
なるほど、記憶の再生か。
いろいろな記憶が人にはあるからね。それらが全部潜在意識に埋め込まれている。普段忘れていることでも、しっかりと埋め込まれている。潜在意識は記憶の貯蔵庫だからね。では、なぜ記憶が再生するのか?それは、ある問題ばかりに考えが集中しているせい。だから、記憶が再生する。
人間は考え事があれば、その考えに集中する。悩みがあれば悩みばかりに集中する。何かに集中するとそれが現実となる。「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの世界的な名著はそこから来ているのではないだろうか。人間は何を考えるかで、それがその人の現実となる。ナポレオン・ヒルはそれをビジネスの成功法則とした。思考を正しい方向にまとめて、願望を抱き、目標を作り、計画を立て、それを実践することで、人々を成功する方向へ導いた。
残念ながら多くの人は、ナポレオン・ヒルのような、成功体験として思考を使っているわけではない。どちらかという真逆の失敗体験として使っている。思考は現実化するというのは、良いことを強く考えれば良いことが現実に起きるが、悪いことを強く考えれば悪いことが現実に起きる。多くの人は知らないままに後者の方を選んでいる。悪いことばかりを考えて悪いことが現実となっている。
私たちは知らぬ間に、それが性格となってしまった。親の躾、学校の教育、社会での競争が、必然的に物事を悪く考える習慣にさせてしまった。世の中は悪いニュースばかりで良いニュースはほとんどない。世の中が悪い思考ばかりを植え付けている。そこで生活すれば、必然的に悪いことばかり考えるようになる。
あなたの記憶は悪いことばかりが再生されている。長年の悪い記憶が積もり積もって、嫌なことがあると、それがすぐに再生される。それが病気だったり、恋人との別れであったり、配偶者の暴力やモラハラだったり、離婚だったりと、次々から次へと嫌な記憶が再生されている。
そして良い記憶は執着となる。良かったあの頃を取り戻そうと思って執着する。良かった過去は二度と戻らないのに、過去の記憶に執着するが、現実はそうならずに、また落胆してしまっている。
さてと、そろそろ気づこうか。
世の中に運命は存在しないよ、あるのは記憶だけ。
そして、その記憶はあなたに悪さをする。
だから、記憶の再生など無意味なことと。
もう、過去のことは考えるな。
前だけ向いていきな。
そすれば、新しい発見があるよ。
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個人的には執着イコール悪、手放さなければならないものと教え込まれていたのですけど、考えてみたらそれを血圧に置き換えて、血圧が低ければ血は流れない、高ければ血管内や体には良くない。
ならば執着も良い記憶からの執着、圧力(または力)が程よくあれば運気を運んでくれるのかな?とは思いました。