今という時とつながりを持つことが、効果的な生き方となる。
考えてみると、実際に今以外に生きることのできる時は存在しない。
存在するのは今だけであり、未来もまたその時になったら現在に過ぎない。
昨日は昨日であり、明日は明日である。昨日に悔いても明日に不安を持っても意味がない。今日という日を充実させて生きよう。昨日も明日もないのだ。あなたにあるのは今日だけである。過去の後悔をしないで明日の心配をしないで、今日という日をたくましく生きよう。
ここで問題となってくるのは、私たちを取り巻く環境は今という時をあまり尊重していないという点である。将来に備えよ、後のことを考えてから行動せよ、快楽主義に走るな、明日のことを考えろ、退職後の計画を立てろ、私たちは絶えず未来のために現在を犠牲にしている。
これでは、単に今の楽しみを避けるのではなく、永久に幸福を回避するのに等しい。いざ未来がやってきたとしても、それが現在になるだけで、また次の未来の準備のために現在を犠牲にしなければならない。いつになったら幸福を味わうことができるのだろうか。
今という時は今しかない。今を楽しまないで未来を心配しても人は幸福にはなれない。今を楽しむからこそ、今を充実させるからこそ、人は幸せなのである。
明日のための幸福は決して手に入らない。明日になればまた今日になるだけだ。未来の幸せを追いかけるのではなく、今日という幸せを十分に満喫することで、未来に希望が持てるようになる。毎日の幸福の積み重ねが、未来も幸福に輝くのである。
反対に毎日が不幸の連続だったら、未来も不幸の連続となる。毎日が暗い生活だったら未来も暗い生活となる。毎日が楽しくなければ未来も楽しくない。なぜなら未来は、今の延長だからだ。
大切なものや幸福は未来にあるのではない。大切なものや幸福は今にある。今日という日のその瞬間にある。今日という瞬間を過去の苦しみで嘆いていないで、明日の不安で心配ばかりしていないで、生まれたての赤ちゃんのように純粋な気持ちで今日という日を精いっぱい生きることだ。
昨夜、眠りについたとき昨日は終わった。今朝目覚めたらときから新しい一日がスタートする。人間は毎日生まれ変わる。昨日の自分と今日の自分は違う。いつまでも過去の自分ではない、いつまでも明日を心配する自分ではない。今日から新たな自分が始まるのだ。
過去の犠牲と未来の犠牲を追い払おう。あなたの今日という日に、過去の犠牲も未来の犠牲もいらない。あなたの幸せは今しかないのだ。今を幸せに思うこと。そうすれば未来も幸せになれる。こうやって生きていることが幸せなこと。これに感謝しないと、いつまで経っても幸せになれないよ。
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今回の記事、先生の仰る通り過ぎて、深く同意し、コメントに惑う程した。
人生を幸せに生きる方法は、今この時を一番大切に生きる事、に尽きますね。
過去の心の傷が疼いたり、暗い話ばかりのニュースを見て将来に不安を感じたり…。
気を緩めると、暗い過去と暗雲立ち込める様な未来に引っ張られがちになって不安になり、今という時間を無駄にしてしまう時も多くありました。
本当に勿体無い時間でした。
今は、未来が不安になる様な情報等は必要最小限しか入れないようにし、
過去のトラウマが顔を覗かせる時は気がそちらに行かないように、楽しく明るくなる事をして自分を無理矢理今現在まで引っ張て戻ります。
暗い過去や不安にさせる様な未来がいくら私にちょっかいをかけてきても、もう知らん顔をしてそっぽを向くようにしています。
暗くする過去と未来からも、
モノからも人からも、
引っ張られない!
こう強く誓っても…実際は残念ですがブレて負けて激しく落ち込む事も時々あります…。まだまだです。
長年の思考のクセはどんなに意識していても簡単に完全にはなかなか変わりませんね。
それでも新しい自分にどうしてもなりたいので挫けずに努力し続けて参ります。新しい自分に会える日が楽しみです!
先生、心にとても響く記事をどうもありがとうございました。