毎日憂鬱で、仕事に行くのも嫌になる。それで、いたたまらなくなって辞めることにした。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
入社した当時の人間関係は良かった。5年、10年経つうちに人間関係が悪化してきた。あるいは入社してすぐに嫌な上司に目をつけられて人間関係が悪くなった。人間関係の悪化は人それぞれですが、いずれにしても、人間が絡む仕事はいつか人間関係が悪化するものです。
それで鬱になって、会社を辞めることにした。本人はすぐに辞めたいのだけど、会社の規則上、辞めるのは1ヵ月先となっている。この1ヵ月耐えられないという不安で鑑定に来られた方がいる。
そこで私は、第一声を述べる。
「会社は人間関係をするために行っているのではない、仕事をするために行っているのだ」。
この言葉が効いたらしい。
相談者は「はっ」と我に返った。
「そうですね、会社は仕事をしに行っているのですね。その基本を忘れてわたしは人間関係で悩んでいました。残り1ヵ月間、わたしは最後の仕事を真面目に努めます」
それでいい。
会社は仕事をするところ。働いて給料をもらうところ。人間関係で悩むところではない。残り1ヵ月、もう人間関係で悩むことなく基本に立ち返って仕事をすれば、次の転職もうまくいく。いいじゃないですか、辞めるときに基本を取り戻したのですから、次はうまくいきますよ。
会社は働くためにある。働いて自分の能力と実力を高めるためにある。人間関係も仕事のうち。それも給料のうち。上司や先輩や同僚を敵に回すのも仕事のうち。
嫌な奴は顧客だと思ってワガママに応じるのも基本給の中に入っている。嫌な上司との付き合いは残業だと思えばいい。みんな仕事だと思えば、明日からいつものように出勤ができる。
会社は仕事をするところで、人間関係をするところではない。私は18歳の時、高校を卒業して社会人となったときからその方針を貫いた。だから人間関係でこじれることなく仕事を続けることができた。
朝起きて会社に出勤してタイムカードを押す。そして1日働いて帰りにタイムカードを押して帰宅する。それを繰り返しただけ。人間関係?「そんなの、くそくらえ」私は明日も会社に行って仕事をするだけ。仕事が務めで人間関係が務めではない。
では、職場の人とはうまくいったの?「ああ、うまくいった」やるべきことをやって務めを果たせば、人間関係はうまくいく。敵もいたけど味方もいた。それが社会だ、みんなと仲良くすることはない。
嫌な上司や先輩や同僚はいなかったの?「いたさ、でも全員いなくなった」嫌な奴はおそらくサラリーマン生活で100人くらいただろう。全員いなくなって、最後に自分だけ残った。なぜ、自分だけ残ったか?自分は人間関係より仕事をしたから。人間関係に絡んだ人はみんな辞めていった。
そして最後に残った自分もこの会社を追われて辞めることになった。
それがまたチャンスとなった。次の新しい仕事が待っていた。人間関係で悩まなければ、仕事は次から次へと出来るようになる。人間関係で悩んでいる時間は勿体ない。朝起きたら、悩んでないで今日の務めを果たせばいい。
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職場は全員と仲良しにはなれないし、うまく立ち回りして味方をつくる、敵はいるのは仕方ない、戦争するほど険悪にならないなら尚良し程度ですよ。
だって、辞めてもその後の生活を保証してくれないもん。
まあ、そうは言ってもなかなか難しいもんですけどね…