いろいろな思い出をかみしめながら最後の務めを果たしたいと思います。
お客さんと直接向き合う対面鑑定もあと1ヵ月となりました。心なしか寂しい思いもします。20年振り返って、いろいろな人の相談に乗り、いろいろな人の手相を観てきました。いい思い出ばかりです。たくさんの思い出、ありがとうございました。
最初の1歩は、川越の商店街での路上占い。ホームセンターで折りたたみの簡易的な椅子とテーブルを買って、それを路上にポンと置き、「さあ今日から自分は占い師だぞ!」という気持ちでこの仕事をスタートさせました。
3年間お客さんは来ず、そのときがいちばんきつかったですね。でも、いい勉強になりました。苦境のとき、「石の上にも3年」という諺を知りました。集客についていろいろ学んだ時期でもありました。
昼間はサラリーマン、夜は占い師という2刀流。2足の草鞋生活を7年経て、本格的に占い師として独立。自分でも波乱万丈の人生だったと思います。そしてやめなかった、あきらめることもしなかった。
通常の商売であれば、これだけお客さんが来なければ辞めると思いますが、占いという仕事は商品を仕入れる必要もなければ、在庫を置く必要もない。ランニングコストが低く、自分の知識だけで出来る仕事。この辺がよかったかもしれません。
もちろん、占い1本では食べていけません。食べていけないからどうしても昼間はサラリーマンとして働くしかなかった。それによって昼はサラリーマン、夜は占い師という2足の生活が始まりました。その生活が7年も続く。人生でいちばん忙しかった時期かもしれません。
2足のわらじで経験したことは、「遊びを捨てたこと」遊びとは、飲みに行く、映画を観に行く、旅行に行く、テーマパークに行く、スポーツ観戦に行く、遊びと称する時間をすべて集客と占いの勉強のために充てました。
遊びを捨てたことがいちばんのキーポントだったのかもしれません。お陰で無駄なお金は使わなくなりましたから。サラリーマンの給料は安くて占いの仕事もそんなに収入がない。遊びに行くお金がなかったの事実ですが。ここで遊びを捨てたのがいちばん大きかったと思います。
朝から晩まで働いてばかりでストレスはないの?それがストレスはまったくなかったのです。「夢に向っているときは不安がない」というこの言葉をそのとき覚えましてね。努力している最中はストレスはありませんでした。逆に遊んだ方がストレスが溜まったと思います。目標に向っている人が遊ぶと目的を見失うので、逆にストレスが溜まると思います。
原点は始めにあり。
思い出すのは、始めの頃の懐かしさばかりです。軌道に乗った中盤はブログを書いて本を出版して鑑定を行う。ルーチンワークの仕事が毎日続いたので、思い出というより仕事をこなすだけで精一杯でした。思い出すのはスタートの頃と終盤を迎えようとしている今ですね。
20年間やった感想は、
自分なりによくやったと思います。
残り1ヵ月。
あとは、思い残すことなく頑張るだけです。
川越占い館は4月23日で閉店します。
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